10月24日(日)東京・北千住シアター1010(17時開始)
「JWP Revolution」 


第1試合 15分1本勝負
ムーン瑞月 VS タニー・マウス
 今年の12月31日に引退することが決まっているタニー・マウスが、ムーン瑞月と初対戦する。タニーは独特の世界をリング上で表現する選手。ムーンにとっては、これまで経験したことがない試合となるが、プロレスの奥深さを知るいい機会となるはず。また、こうした経験の積み重ねが、将来の礎にもなってくる。全日本女子プロレスでデビューし、キャリア15年以上を数えるタニーは、基礎もしっかりしていて、若手選手との対戦も豊富。その選手の胸を借りるムーンには、これからの女子プロレス界を担っていくためにも、リングを去っていくベテラン選手に少しでも印象を与えるような試合が求められそうだ。

第2試合 20分1本勝負
阿部幸江&志田光 VS Leon&羽沙羅
 花月とのコンビでJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座を狙うLeonが、獅子の穴で共闘する羽沙羅と組んで、阿部幸江&志田光に挑む。挑戦権獲得3WAYマッチこそ、パートナーの花月に託したLeon。一方で、獅子の穴の練習などにも精を出すなど、忙しい身となっているが、ここは2冠タッグ王者の阿部が相手にいるだけに、タイトルマッチを前提にした戦いとなりそうだ。そのLeonと組む羽沙羅は、9月26日の東京キネマ倶楽部大会で、獅子の穴として初の揃い踏みとなった一戦に臨みながら敗れているだけに、ここは汚名返上を狙いたいところ。受けて立つ阿部は、アジャ・コングがいないところでは苦戦が続いているだけに、挑戦者候補たちに付け入るような試合はできない。その阿部と組む志田は、試合のたびに成長している伸び盛りの選手。久しぶりのJWP参戦で、以前と違った姿を見せてくれそうだ。


第3試合 30分1本勝負
倉垣翼 VS 石川修司
 このところ、男子選手の参戦がなかったJWPに、インディー界の大物が登場。女子プロレスで比類なきパワーを誇る倉垣翼と対決する。DDTでデビューし、現在はユニオンに所属している石川修司。昨年はDDTの最高峰のベルトであるKO-D無差別級王座を奪取し、今年2月に陥落するまで4度の防衛に成功した。身長195センチと恵まれた体格で、今後も活躍が大いに期待される選手だ。この巨漢を相手にすることになった倉垣。女子では圧倒的な力強さも、男子選手に通用するかどうかは未知数。一方で、相手もパワーが売り物の選手だけに、倉垣の無限の可能性を探るにはいいチャンスとなりそうだ。ラリアットで薙ぎ倒したり、アルゼンチンバックブリーカーで担いだり、メタルウィングを決めるようなシーンがあれば、女子の中では規格外であり、今後も男子選手との対戦が増えることも考えられそうだ。

第4試合 JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座次期挑戦者決定戦
 予選・タッグチーム代表者3WAYマッチ 時間無制限1本勝負
コマンド ボリショイ VS KAZUKI VS 花月
 アジャ・コングと組んで、JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座を奪取した阿部幸江が、挑戦者を募ったところ、夏女タッグトーナメントに優勝した米山香織&コマンド ボリショイ、同トーナメントで阿部&アジャに勝っているLeon&花月、春山香代子とコンビを組むハルクラの倉垣翼、そして前王者の植松寿絵&KAZUKIが名乗りを上げたが、春山が辞退したために3チームが候補となった。そこで、挑戦者決定戦を行う前に、各チームの代表者が3WAYマッチを行い、負けたチームが脱落する方式を採用。勝ったチームともう1チームが11月5日の板橋グリーンホール大会で挑戦者決定戦を行うことになった。ボリショイとKAZUKIはこうしたルールには慣れており、手練手管に長けた選手。これに対し、一直線に突っ込むようなファイトを身上としている花月が、どんな戦い方を見せるのか注目だ。


第5試合 30分1本勝負
米山香織&ヘイリー・ヘイトレッド VS 春山香代子&チェリー
 10月10日の東京キネマ倶楽部大会でトリプルタイトルマッチを行い、壮絶なダブルノックアウトとなった米山香織とヘイリー・ヘイトレッドがタッグを結成。JWP認定無差別級王座獲りを狙う春山香代子&チェリーと対戦する。3冠戦の試合後、米山もヘイリーも異口同音に相手を認める発言をしており、ここは両者納得の上でのタッグ結成。パワーのヘイリーとスピードとテクニックで翻弄する米山とのタッグは、日米王者タッグというだけではなく、試合運びにも注目が集まるところ。これに対し、春山はコマンド ボリショイとの一騎打ちを制し、一時の不調から脱したように、再び無差別級王座奪還に向けて歩みを始めた。ここで、米山との対戦は願ってもないチャンスとなりそうだ。ただし、依然として米山はJWP所属選手の挑戦には消極的で、他団体選手との防衛を優先させることを明言している。チェリーもその1人であるが、春山がこの独自路線を行く王者とどのように振り向かせるのかがポイントとなりそうだ。

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