前回からの続きです



私の発言に対して夫は


「離婚になっても仕方ないって言ったのは

そういうつもりじゃなかった。

離婚して相手とどうこうなりたいって意味じゃなくて

○○○(私の名前)が俺に愛想尽かして許せないって思ったら

離婚になったとしてもどうしようもないっていうことだったんだけど」


と言いました。


多分

夫の性格的に

この理由は後付けで考えたとかではなく

本当に本心なんだとは思います。

そんな器用な人ではないのは知っています。


私の勘違いだったとしても

でも

あの時

これをいわれた時の

私の深い深い心の痛みは消えることがないです

どれだけ悲しかったか

どれだけ虚しかったか

結婚して20年

積み上げてきたものが

こんなにも簡単にあっけなく崩れていくものだとは

思ってもいませんでした。


人って血の気が引いたら

本当に指先冷たくなっていくんだ

あまりのショックに自分で自分を切り離して、どこか他人事のように見ている感覚さえありました。


あの時のことは

きっと一生忘れられない



『言葉が足りないよ、そんなの伝わらないよ』



私はそう返しました。




「ごめん。ごめんとしか言えない。ごめん。」




夫は申し訳なさそうにしていました。




私と夫はソファに隣り合って座っていたのですが

夫が私の右手をそっと両手で握ってきました。


本当なら

本当なら夫が手を握ってくれること

すごく嬉しいはずなんです。


でも

この手はあの人の手も握ったんです(過去のブログ8参照してください)

嬉しいのに悲しい


何をしてくれても

必ずあの人が頭をよぎるんです

これから先もずっと

手を握られても

抱き締められても

キスをしても

セックスができるようになったとしても


あの人ともこうやったのかなって

考えてしまう自分が嫌です


夫は続けて

「○○○のことが好きだから付き合ったし、好きだから結婚したんだよ」


そう言ってくれたんですけどね。

嘘じゃないって分かってます。

でもね

どれだけ言葉を尽くしてくれても

どうしようもないこの感情

ほんと自分でもどうしようもない…



『なのに、私や子供がどれだけ傷つくか考えないで、浮気したの?

前にも言ったけど、寂しかったって理由言ってたけど、確かに私はあなたを蔑ろにしてたかもしれないけど、あなたは?

その時あなたは私に何をしてくれてた?

父親としては頑張ってくれていたかもしれないけど、私の夫として何をしてくれてた?結婚記念日は忘れる、私の誕生日だって忘れたことあるよね?記念日祝うような家庭で育ってないのは知ってるけど、プレゼントなんか求めてない、ひと言、おめでとうって言ってくれるだけでもいいのに。それすらも忘れたことあるやん。あなただって私に何も興味なかったやん。

でも私は浮気なんてしてない。どんなに寂しくても、それでも子供たちいるし、あなたにとって女でなくなったとしても父と母として仲良く暮らせていたらいいって思ってたんやん!

なんであなたは負けたんよ、自分の欲求になんで負けたんよ…

こんな風に手を繋いでくれたって…

この手だって、あの人とも繋いでたやん!』

そう言って、繋いでいた夫の手を

ベシッ

引き剥がして投げてしまいました。


ええ、大泣きですよえーん


とりあえず言いたかったことは言いました。



浮気した夫が

まるで自分の浮気には正当性があるかのように

家での孤独感を言ってきたことに

最初は申し訳なかったと思っていたのです

ですが

だんだん

いやいや、私も寂しかったけど?と思っていたので。

私には子供がいた分、夫より寂しくなかったんでしょうけれど

それでも夫婦間の寂しさは一緒だったのに

ずっともやもやしていたので

この機会にぶちまけれて良かったのだと思いたいです。





『やっぱり、無理かもしれない』


言うつもりはなかったけれど、ついポロッと出てしまいました。


「何が無理?」


『子供のお父さんお母さんとしてはやっていけるかもしれないけど、もう夫婦としては無理かもしれない。だってあなたは私のこと、もう女としては見てないし、見れないでしょ?私のこと抱けないでしょ?』


この前、レス復活への挑戦は失敗してますんでね…悲しい


「そんなことない、そんなことないよ。」


『いいよ、もう。外でお金払ってしてきて。子供らのことあるから今回みたいな浮気は困るけど、プロの人ならいいから許すから、そっちでしてきて。』


私も、もう頑なです赤ちゃん泣き


夫はそんなことないって、と繰り返していましたが。

ぎゅうっと抱き締めてくれましたが

そんなので絆されるほど

私の心の傷は小さくないんだよーーーー❗️



そして残念ながらタイムリミットです。

上の子が塾から帰ってくる時間です。


私が今なによりも重要視しているのは

絶体に子供に悟らせないこと、です。

知ってしまった記憶は二度と消せないのは

自分が今、嫌というほど実感しているので

絶体に絶体に子供にバレるわけにはいかないのです。


悲しいかな私。

切り替え早いので。

夫の手をほどいて

『子供帰ってくるから。こんな顔見せられないから。疲れたから寝たって言っておいて』

と早々に寝る準備をして、子供は夫に任せて寝室へ行きました。

寝室に行って2分後、上の子が帰ってきました。

ギリギリセーフ驚き



これ、話し合ったことになるんだろうか…

言いたいこと言えたのはよかったにしても

なんの前進もしていない気が…笑い泣き