このまま失明するかもしれないので
しょぼしょぼした片目で残したい

重ちゃんはときどき
家に飲みに来ていた父の後輩だった

子供の頃の彼は
誰もが「天才」と認める聡明さだったいうが

ぼくが知ってるのは
でんぐでんで日本語も怪しい姿だった
時々は部屋中におしっこ垂らして帰ることも


・・しばし中断を・・ー