基本的に清水さんはクソ真面目、僕はチャランポランな適当人間…
全然性格の違う2人なのに妙に気があいました
そんな清水さんと、僕の誕生日は3月6日…
誕生日が同じ日でした
僕は自分でNGKのテナントスタッフさん、裏方さん、芸人さんやボクサー仲間などを集めて、自分でお店を予約して、自分で自分達のお誕生会を開きました
そして皆さんからたくさんプレゼントを頂いて「夢みたいや!」と喜んでました
そら、プレゼントせなしゃあないよね(笑)
こんな所、昔から変わってなくて草(笑)
そんな僕らですが、僕は試合に負けて、ボクシングは引退寸前…
ただ目的もなくジムに練習に行く日が続き、清水さんとよく飲みに行くようになりました
今でこそ飲まないですが、昔はよくお酒飲んでました
この頃よく酒でトラブル起こしてたのでもう飲みません(笑)
清水さんとお笑いの話をしたり、清水さんの舞台を見ているうちに、僕は「お笑い」という物に興味が出てきました
元々人前に立つ仕事がしたかったのと、清水さんがしょっちゅう「高木はおもろいなぁ」「高木は芸人やなぁ」と言ってくれるので、ついにはその気になってしまい、清水さんと飲んでいる時に
「清水さん、僕…お笑いがやりたいです…」と相談しました
清水さんは馬鹿にする事なく真剣に聞いてくれて
「そうか…お前の人世や…好きにせぇ」
と言ってくれました
とはいえ、芸人がやりたいと言っても、どうしたらいいかわからず、ただ日にちだけが過ぎていきました
そんなある日、NGKの掃除をしていたら、日本一のピン芸人を決める大会「R-1ぐらんぷり」のチラシを見つけました
そして何と、R-1の決勝の日にちが、僕と清水さんの誕生日と同じ3月6日でした
清水さんに
「決勝が3月6日!これは僕らの為の大会ですよ!
一緒に出ましょう!(ピンの大会なので一緒にエントリーしましょうという意味)」と誘いました
今から考えたらプロの芸人さんに対してめちゃくちゃ失礼な事を言ってましたね
僕だったら「舐めんな!」ってめっちゃ怒ります(笑)
僕じゃなくても、普通だったら「素人が何言ってんねん!調子に乗んな!」と言われる所ですが、清水さんは
「マジか!
高木ぃ…俺は決勝でしか待ってへんからな!」とノリノリ…
「清水さん、決勝で会いましょう!」と固い握手をかわして、結果は…
僕は1回戦敗退で、清水さんは2回戦敗退でした…
そらそうですわな…(;_;)
当日、3月6日の決勝の舞台で会う予定だった2人は、またたくさん人を集めて、自分達のお誕生会をしました…
R-1には出たものの、それからどうしたらいいかわからず、お笑い活動をする事もなく、毎日ボクシングジムに通っていました
毎日練習をしていくうちに、そしてジム仲間の応援をするうちに、またボクシングに対する熱い気持ちが戻ってきました…
そして、清水さんと飲んでいる時に
「清水さん…僕、やっぱりボクシングがやりたいです…」と相談しました…
すると清水さんは
「そうか…お前の人世や…好きにせぇ」と言ってくれました
清水さん、ありがとうございます!
俺はまだやれる!
必ず世界チャンピオンに…
と思っていたら、またR-1の季節がやってきました…
め…
めっちゃ出たい…(:_;)