アカデミー賞でウィルスミスさんが、プレゼンターの芸人のクリスロックさんをビンタした事で騒がれてますが、脱毛症で悩んでた、隣にいた奥さんの頭の事を
「次回作のGIジェーンで君を観たい」
と、女性の主人公が坊主頭にしている映画の名前を使ってイジってきたから怒ったみたいですね(;_;)
皆んな笑ってて、ウィルスミス(わかりづらいのでフルネームでいきます)さんも流れで一瞬笑ってもうてたけど、奥さんの顔がめちゃくちゃ強張ってたのを見て頭に血がのぼったのか、クリスさんの元にツカツカと歩み寄りビンタして席に戻るのですが、クリスさんが
「ウィルスミスにやられた!」
「GIジェーンのパロディだよ」
と悪びれずに言っていたので怒りは治らず
「妻の名前を出すな!」
「ファナック!ファナック!」
と罵ったのですが、後のスピーチで涙ながらに謝罪して、賛否両論があったみたいです。
アメリカのメディアはウィルスミスさんを批判したり、クリスさんのTwitterには擁護の声が多かったみたいですけど、クリスさんを擁護してウィルスミスさんを叩く意味がわからないのは僕だけですか?(;_;)
これは文化の違いなの?
それとも日本人もそう思うもんなん?(;_;)
確かに
「暴力はいけない」
と言うのはわかるし、その通りだと思います(;_;)
でも、時には
「言葉の暴力」
の方がダメージが大きい事があるんです。
アメリカの人って、その言葉の暴力に日本人よりも敏感な人達だと思ってたんですが、違ったんですね。
このクリスさんは過去に、同じくアカデミー賞の時にアジア人差別をしたと叩かれたみたいですが、その時はどうやら
「アジア人は勤勉で真面目」
とステレオタイプのアジア人の表現をしただけみたいなんです。
これはめちゃくちゃ叩かれたみたい(笑)
why?(笑)
アジア人やけど、全然ムカつかないんですけど(笑)
アメリカの人が
「ハラキリ・スシ・ゲイシャ・ニーハオ」
と日本のイメージ持ってたぐらいで別に怒らないでしょ。
向こうの人は、人種とか大きな問題だと怒るみたいですね。
それはなぜかというと
「人種は自分の事も入ってるから」
なんですよね。
ウィルスミスさんの奥さんが侮辱されようが、関係ないんです。
これが人種的な事であれば
「ウィルスミスよくやった」
「クリス最低」
となってたと思うんです。
焦点は
「クリスさんがウィルスミスさんを訴えなかった」
になってたんですよね。
「クリスさんが謝罪したかどうか」
じゃないんや…
クリスさんは被害者、ウィルスミスさんが悪者という図式になってるんですよね。
でも人種のことになると暴動を起こしたりして、尊厳を守ろうとしますよね。
ビンタのがマシじゃね?(;_;)
暴力は良くないけど
「アカデミー賞という大きな、めでたい舞台で突然、脱毛症で悩み続けている妻の事を笑いのネタにされる」
のと
「報復のビンタ」
だと、前者の方が罪は大きい気がするんですが、よっぽど暴力だと思うんですが、そう思うのは僕だけですか?(;_;)
他人事ながら凄いストレスを感じますお(笑)
奥さんからしたら一生もんの傷ですよ。
でも、旦那が怒ってくれたから救われたんですよ。
奥さん救う為のベストな選択だと思います。
世間に馬鹿にされて笑われた時に、身内が怒ってくれたら救われますよ。
ウィルスミスさんのように立場もあって、アカデミー賞という舞台で、テレビも回ってる中で、そしてそういう事したら叩かれると身をもってわかってて、奥さんの名誉の為にそういう行動を取れる人がどれだけいるのか…
確かにビンタせずに言葉で批判したら良かったんやけど、僕が奥さんの立場やったら、ビンタしてくれた方が救われますよ。
グーでボコボコは流石に引くので、ビンタ1発、ファナック数発ぐらいがベストのスッとする仕返しですよね(;_;)
相手を不快にさせるのはお笑いでも何でもなくて、ただのイジメです。
僕も過去に、良かれと思って色々な人を傷つけたり、不快にさせたりしてきたんだろうなと考えたら、自分も気をつけないとなと思いましたお(;_;)
そして、僕は芸人ですけど、大切な人を傷つけられたら笑いで誤魔化すんでなく、ビンタで返せる漢になりたいなと思いましたお(;_;)
え?
芸人向いてない?(;_;)
ふにゅ〜(;_;)