一昨年まで8年間山梨住みます芸人をさせて頂きました。
山梨県で活動して、しんどい事も楽しい事もいっぱいあったのですが、間違いなくTHOGOさんと出会えただけでも山梨に行って良かったと思っています(;_;)
山梨の人に面白い人がやってるBARがあると紹介して頂いて行ってみたのが、THOGOさんが経営しているBAR
「BSP(バックステージパス)甲府」
で、そこに遊びに行ったらいきなりテレンスリーさんが遊びに来てて、当時やっていたユーストリームの生放送をお店でやらせて頂いて、テレンスリーさんやTHOGOさんにも出演して頂いてお話を聞かせて貰ったのが始まりです(;_;)
そして、相方のいしいそうたろうさんがレミオロメンのベースの前田啓介さんとやっていたラジオ番組
「ブーブーレディオ」
で僕は、ラブホテルを紹介したり、大人の自動販売機で大人のおもちゃの紹介したり夜の山梨を紹介するという攻めたコーナーを担当していたのですが、一緒に回ってたラジオ中継の女の子が体調不良で休むとなった時に、僕がネタを探す事になって
「そうだ、THOGOさんを紹介したら面白いんじゃないか?」
と思って、BSP甲府とTHOGOさんを紹介させて頂くことになりました。
当時からすでに、いしいさんとのコンビ格差が始まっていて、ラジオはいしいさんメイン、僕はお情けでコーナーを任せて頂くという感じになり、仕事量以上に周りの評価の格差が凄かったので、何とか面白い事やって結果を出してやろうと躍起になっていて、生中継前にTHOGOさんに何回も取材させて貰いに行っていたらTHOGOさんから
「もっと肩の力を抜いて楽しくやりましょ」
と言って頂きました(;_;)
どっちがタレントかわからん(笑)
そして話しているうちに、THOGOさんが元ヴィジュアル系バンドマンだったり、今のユーチューバーの先駆けのような面白動画を撮ったり、面白いイベントをやってるイベンターであり、プロデューサーでもある傍ら、自分でも色々なメディアに出演している面白い方だという方だという事がわかり、お笑いが大好きで、特に大阪の笑いが好きという事でしょっちゅう大阪の吉本の劇場に見に行ってるという事がわかって意気投合しましたお(;_;)
そして歌ネタ王決定戦という、歌ネタのM-1グランプリみたいな大会が始まったので
「良かったら一緒に出てくれませんか?」
とお願いして、僕が歌を歌って、THOGOさんが演奏する歌ネタで出場してくれる事になりました(;_;)
それにあたって、ネタを試す為に僕がお坊さんの格好をしてTHOGOさんと甲府駅前の信玄公像の前でストリートライブをやらせて頂いた事があるのですが、そのネタを見ていた若者がネタ終わりに僕の所に来て
「どこの宗派ですか?」
と言ってきました(;_;)
ネタちゃんと見てた!?(笑)
当時は歌ネタ王も、1回戦からM-1みたいにお笑い会場でお客さん入れてネタしてたので、THOGOさんと一緒に東京までネタしに行き、僕が考えたネタがとても滑って、会場にお坊さんの鳴らす鈴(りん)の
「チーン」
という音だけが響き渡るという事態に陥りました(笑)
今から考えたら、THOGOさん巻き込んで何やってたんやろ(笑)
そして、それだけじゃ飽き足らず、THOGOさんとだったら面白い事色々出来そうだなと思って
「このまま終わらせたら勿体ないので一緒にバンドやりませんか?」
と、いしいさんやR藤本さんとコンビ組む時のような謎の自信と上から発言でお願いして、一緒にバンドを組んで頂ける事に…
ベースのトモヤさんと、ドラムのユカちゃんがすぐ見つかって、バンド
「コロガキ」
が誕生しましたお(;_;)
組んですぐ、THOGOさんの紹介で、セックスマシンガンズのあんちゃんさんがやってるバンド
「ザ⭐︎メンテナンス」さん
の主催ライブに出演させて頂く事になり
リハーサル中、あんちゃんさんが目の前で見ていることに緊張して音が取れなくなり、本番でもそれを引きずって音を外しまくりました(;_;)
THOGOさんから
「ロックは自由でいいんですよ」
と慰めて頂きましたお(;_;)
そこから、山梨放送さんが主催している、3日間で3万人以上が入場する大きなイベント
「グルメサーカス」
で、コロガキとして3日間出演させて頂く事が決まり
それにあたって、物販で売るCDないですか?
と聞かれて、急遽CDを作って販売する事になりましたお(;_;)
そして僕が住んでいた甲州市塩山のケーブルテレビのオープニングソングにして頂く事に…
オープニング完成
こうしている間にも、住みます芸人としてのコンビ格差は広まり、何より会う人とかに
「お前は何もしてない」
とか
「頑張ってない」
とか言われるようになり、僕が住んでた甲州市のお祭りでも、そこに来ていた人がいしいさんに
「いつもラジオ聴いてるよ!頑張ってるね♪応援してるよ♪」
と目の前で声かけてて
「うっ…」
となったんですが、頑張ろうと思って
「僕も甲州市住んで頑張ってるんで、よろしくお願いしますね〜♪」
と言ったら
「お前なんて知らねぇよ」
と言われたり、マジでキツかったです(;_;)
THOGOさんは、そんな現状を知ってくれていて
「僕に任せて下さい」
と、凄いゲストを呼んだり、お客さんをめちゃくちゃ集めてくれて、僕に華やかな舞台を与えてくれました(;_;)
コロガキのMVも作って、カラオケの鉄人や、JOYSOUNDに本人映像で入れて貰ったり…
基本自分達でもチケット手売りもしてたのですが、山梨放送のてててTVとかにレギュラーとかで出させて貰ったり、山梨県のたくさんの人に覚えて貰ったりしてたけど、メンバーで僕が1番チケット売れなくて、めちゃくちゃミジメでした。
たくさんの人に
「サイン下さい」「写真一緒に撮って下さい」「握手して下さい」と言われて、チヤホヤされて勘違いしてきたけど、人気なんて全くなかったんです。
THOGOさんに申し訳なさすぎて
「絶対売れて役に立つんで、待ってて下さい」
と言ったら
「ぴっかりさんはそのままで大丈夫ですよ」
と言ってくれました。
現実的にはそのままで良いはずがないけど、この言葉にどれだけ救われたかわかりません。
THOGOさんがいなかったら、おそらく住みます芸人をとっくに辞めてたと思いますし、生きていれたかもわからないです。
それぐらい、精神的な支えになってくれたし、生きていく活力を与えてくれました。
最近は、全然成長してないと注意されますが(笑)
そのままでいいって言ってくれたじゃないっすか!(笑)
あるお祭りで、知らない方に
「いつもお世話になっております」
と言われて、誰やろ?
と思ってたら、その方がスマホでTHOGOさんと小向美奈子さんが一緒に写ってる写真を見せてくれて
「THOGOの父です」
と伝えてくれました。
そして
「息子はいつもこうやって、何かあるたびに写真やメールを送ってくれたり連絡してくれるんです。
人の悪口も言わないし、自慢の息子です!
息子からはいつも
『ぴっかり高木さんにはいつもお世話になってて』
と聞いてます!」
と教えてくれました。
ずっとお世話になりっぱなしなのに、お世話した事なんて1度もないのに、そんな事言ってくれてるなんて…
そして、そんなに家族を大事にしてて、親からそんな風に言ってくれるなんて素敵な方だなと思いました。
その時僕はこの人と一生付き合っていこうと決めました。
勝手に(笑)
THOGOさんに見捨てられる可能性が高いのは置いといて(笑)
よくよく考えたら、勝手に
「歌ネタ王にエントリーしてきたのねん」
とか
「バンド組むのねん」
と付きまとってきて、キングボンビーみたいやなと自分でも思いますお(;_;)
そんなTHOGOさんですが、よく人から
「よくぴっかりみたいなクズと仲良く出来ますね」
と言われるそうですが、その時にこう答えてるそうです…
「僕はぴっかりさんの事を赤ちゃんだと思ってます。
赤ちゃんがしでかして怒る人はいませんよね?」
こう言ったら、たいがいの人は納得してくれるそうですお(;_;)
ふにゅ〜(;_;)