2021年の1月1日、ダンビラムーチョのライブ
「ダンビラムーチョno寄席」
に出演させて頂きましたお(;_;)
新年1発目からこんな事言うのも何ですが、もう47 歳にもなってくると…
売れる事を諦めてますよね(笑)
お笑い始めた時も33歳と若くはなかったけど
「絶対売れたる」
と躍起になってたというか、ギラギラしてたというか…
「俺の方が面白いわ」
とか
「顔だけでウケやがって」
とか、ひがみにも似た感情というか…
それが、この歳だからなのか、山梨での活動や出会いがそうさせたのか…
はたまた単純に周りに恵まれているだけなのか、ダンビラムーチョのように事あるごとに話題に出してくれたり、いじってくれたりする後輩さんを
「慕ってくれてる」
と、良い風に変換出来るというか…(笑)
自分が売れるよりも、純粋に
「この子ら売れて欲しいなぁ」
と思えるよね(;_;)
だって、自分が売れるのは諦めてるんですもん(笑)
「わたしの果たせなかった夢を…」
て思うのかな?(笑)
親が、自分が行けなかった大学や会社に行かせる為に、一生懸命に塾や家庭教師に習わせる感覚?(笑)
という訳でもなく、純粋に
「こいつら良い奴だなぁ」
と思います。
本当にお笑い好きなんだなぁと見てて感じるし、ダンビラムーチョの周りにいる人間も、良い人間なんですよね(;_;)
そして、僕の事を面白いと思ってくれてるのが嬉しいんです(;_;)
「俺の面白さわかってるなこいつら」
て事じゃなく、単純にダンビラムーチョが普段から僕の事を面白おかしく言ってくれてるんです(;_;)
僕って性格が悪いから、相手が自分の事をどう思ってるか、相手の事もよく見ますが、その人の周りの人がどういう人間なのかとか、僕にどういう態度をするのかも注意深く観察してます(笑)
ダンビラムーチョだけじゃなくて、ダンビラムーチョの周りの人も、僕を見つけたらどういじってやろうかと、宝物を見つけたようなキラキラした目で見てくれるし、僕のいない所でもネタにしてたりしてくれてます(;_;)
僕と仲良くしてくれてる人は、THOGOさんやR藤本さんをはじめ、その人の周りの人もよくしてくれるのですが、それプラスダンビラムーチョとダンビラムーチョの周りの人達は、僕を
「面白い」
というフィルターを通して見てくれているというか…
日本語あってるかわかんないけど、意味伝わります?(笑)
キンボシの西田さんが写真撮ろうと言ってくれたけど、一応ソーシャルディスタンス意識してマスクしたまま写真撮りましたお(;_;)
ダンビラムーチョの原田くんは、ぴっかり高木漫談とか周りの人間に披露してくれたりしてるみたいやし、ダンビラムーチョの周りの人には、実際のぴっかり高木より、空想上のぴっかり高木のが面白く映ってるんですよね(笑)
芸人にとって、こんな有り難い事はないよね(;_;)
そして、皆さん仲良しだし、面白い人達ばっかりです(;_;)
このメンバーの中に入れて貰って、新年1発目から、渋谷の♾に出させて貰えたというのは、僕にとってとても大切な意味を持っていました(;_;)
有り難い事に、R藤本さん、アイデンティティさん、他のDB芸人さん、吉本興業さん、使ってくれてるテレビスタッフさん。
そしてそもそもドラゴンボール関係者様のお陰で、DB芸人ナッパとして、僕の実力や人気では有り得ないぐらいお仕事やチャンスや笑いを頂きました(;_;)
R藤本さんの活動の有り難い所は、DB芸人やナッパの事を面白いと思ってくれている方のあまりにも多い所で、めちゃくちゃ有り難いし、嬉しい事なんですが、裏を返せば
「ぴっかり高木」
単体で、ナッパでも何でもなく出た時に、全く興味を持たれなくなるというか…
実力や人気が無い自分が露呈してしまうんですよね…(;_;)
もちろん、ダンビラムーチョがいかにぴっかり高木という素のおじさんを面白くいじってくれた所で、僕の実力や人気が変わる訳ではないですが、面白いという目で見て貰える事は本当に救われるし
「ぴっかり高木」
としてライブに呼んで貰えて、ネタをさせて頂けるという事はめちゃくちゃ有り難いし、嬉しい事なんですよね(;_;)
山梨でダンビラムーチョと出演させて頂いたラジオみたいに、面白い若手に混じって、面白くないおじさんがいじられながら笑って頂ける番組も面白かったのですが…
芸人ぴっかり高木の心の中にはやはり
「自分の力で笑いを取りたい」
という感情が残っているんですよね(;_;)
ダンビラムーチョ達は、別にそこまで僕のネタに期待してないと思うし、ネタが面白いと思ってもいないと思うんです。
でも究極な所でいうと、仲が良いだけで出せる訳がないと思うんです。
やはり、いじってなんぼ、突っ込んでなんぼというのが基本にあったとしても、芸人としての僕を、他の人間の僕に対する信頼と比べて、ダンビラムーチョの方が信頼してくれていると思うんです(;_;)
そもそも僕に実力が足りないので、他の人よりかというだけで、その信頼というのは1%ぐらいのものかもしれないです(;_;)
でもこの1%というのはあまりにもデカいんです(;_;)
この1%を裏切りたくないんです。
つまんない事したくないんです。
実際のネタは、他の人が見てつまんないかもしれないけど、自分で
「このネタつまんねぇな」
と思うような物を出すような事はしたくないんです。
ただ、現実という物はあまりにも残酷で、若くて面白くてセンスもある人の笑いを求めて見に来ている若い女性の前で全くウケないんです。
何言ってもウケる気しないというか…(笑)
例によって、すべった時ほど時間かけてゆっくりネタをする悪い癖が発動しましたお(笑)
昔だったら
「顔だけで判断しやがって」
とかで済ませてたんですが…
皆んな、ちゃんと僕より遥かに面白いんです(;_;)
僕にはとても出せないような若い人のセンスというか…
見に来てるお笑いファンが、目が肥えてるから僕のネタが面白くないだけなんです。
そして、僕のセンスがお口に合わないんです。
そして、見た目ももちろんですが、お笑いというのは人に好かれる才能が圧倒的に必要で、言い訳とか捻くれてるとかじゃなく、こんな年齢の、こんな見た目のやつを若い女性が受け入れられる訳がないというか、お金を払って自分の好きな若手芸人を見に来てて無名のつまんないおじさん芸人が出てきたら普通にがっかりしますよね(笑)
若い女性なら尚更だと思うんです(;_;)
これは、受け入れるべき事実だと思います(;_;)
M-1やR-1はそこが主戦場なんで、勝てる訳がないです(笑)
お笑い第七世代(でしたっけ?)とか、ユーチューバーとか、よくわかんねぇですもん(笑)
見た目だけじゃなく、しっかり感覚もおじさんなんですもん(笑)
んで、肝心の性格も、ダンビラムーチョ達のが断然良いですからね(笑)
僕は、性根の悪さが滲み出てるんだと思います(笑)
だから笑えない(笑)
ダンビラムーチョ達のがお笑いにちゃんと向き合って努力もしてますもんね(;_;)
いかに山梨やDB芸人や、普段応援してくれてる人達が甘やかしてくれてるのかがわかりました(笑)
でも、これからも僕は甘やかしてくれる人としか仲良くしないです(笑)
絶対その方が楽しいに決まってますもん(笑)
とりあえず、ネタは滑りましたよ(笑)
滑りましたけど…
笑いは薄いながらも、面白いと思った所はちゃんと笑ってくれてるんですよね(;_;)
自分の魅力や実力がないだけで、見てる人は意地悪で笑わない訳じゃないんですもん(;_;)
自分のホームじゃない場所で闘っていく感覚…
そこで試行錯誤して、一生懸命ネタして少しでも笑いをとっていく感覚は久しぶりというか…
これだからお笑いはやめられないですよね(;_;)
完全どホームでウケるのはもちろん楽しいけど、自分のホームじゃない場所で笑って貰えるのも、やはりめちゃくちゃ楽しいんです(;_;)
そして袖で芸人さんが笑ってくれてる感覚ね…(;_;)
人を傷つけたり、モラルのない事をして有名になったり、手段を選ばずにお金持ちになったり、売れる方法はいくらでもあると思うんです。
でも僕にはそれが美しいと思えないし、やりたいとも思えないんです(;_;)
自分のやりたいやり方で、自分が面白いと思った事を、自分が本当に尊敬出来る人とやって、僕は売れたいんです。
でも、年齢や時代を考えたら、現実を考えたら、そんな事は無理なんです(;_;)
だから売れる事は諦めてるんです(;_;)
諦めてると思われるのも当然の事なんです(;_;)
でも、現実を見てきたぴっかり高木じゃなく、心の中の芸人ぴっかり高木が、笑いを取る事を、売れる事を諦めてないんです(;_;)
自分が面白くないと思われてる事は重々理解しているし、センスという物が圧倒的に欠けているというか…
そもそも良い年齢になるまでお笑いをやってこなかったし、見てこなかったんです。
他の人ならとっくに諦めてる年齢で、やっと挑戦する事の楽しさに気づけてきたんです。
困難な状況で、才能や魅力に溢れた若手に混じって未だに全力で立ち向かえるのが楽しくてしょうがないんです(;_;)
自分のやりたいように生きて、その上で売れないと僕にとって意味がないんです。
だから、自分の面白いと思う事をやって売れないんだったらしょうがないと、この歳になったら思えるんです。
1度きりの人生だから、楽しんで生きたいし、残り少ない余生は、好きなように生きたいです(笑)
エンディングトークは、ダンビラムーチョや周りの人がめっちゃいじってくれたり、原田くんが僕のエピソードトークを言ってくれたりして、めっちゃウケました(;_;)
僕が得意の、本人が喋るより、周りが僕の事を喋ってくれた方がウケるやつです(笑)
ライブ終わったら、DB芸人ドドリアのTEAM近藤さんと、サンシャインのぶきよさんと、ワラバランスの盛田さんが、一芸ネタ神社という企画で、ライブの合間にきたお客さんをひたすら1発ギャグで笑わせるというのをやっていて
「ぴっかりさんもどうですか?」
と声をかけてくれて、参加させて頂きましたお(;_;)
名前が、しっかり高木にランク上がってた(笑)
ちゃんと
「ぴっかりさん」
と言ってくれてたので、間違えて覚えられてるわけではないと思いますお(笑)
ここでは逆に、僕みたいなおっさんが出てきてもワクワクして見てくれて、めっちゃ笑ってくれたりしました(;_;)
山梨でTHOGOさん主催で間々田優さん、中村ピアノさん、美良政次さんと一緒に108個ギャグやってからのカウントダウン、東京渋谷でネタやらせてもらってダンビラムーチョ達とトーク。
TEAM近藤さん、サンシャインのぶきよさん、ワラバランス盛田さんと一緒にギャグ。
家にかえってから、甘やかしてくれてる人達だけが見てくれるぽこちゃ(笑)
お笑いづけのめちゃくちゃ楽しい1日でしたお(;_;)
ゲラゲラ星人さんが、芸人仲間から
「ゲラ星(せい)」
と呼ばれてると知れたのも収穫でした(;_;)
楽屋で皆んなに年齢聞かれて
「47 歳です」
て言ったら、めちゃくちゃウケました(笑)
下手したら売れてから引退するような人もいるような年齢で若手のイベント出るって面白すぎるよね(笑)
もう中学生さんが
「え?ひょっとしてして先輩でしたか?ひょっとして失礼だったかも…」
とおっしゃってましたが、ちゃんと後輩なんで安心して下さい(笑)
お笑い漬けの1日でしたが、1番ウケたのは…
間々田優さんに、カウントダウンを呼び込むのを忘れられるでした!(笑)
間々田優さん、おめでとうございます!(笑)
ふにゅ〜(;_;)