さて、話は変わって前回のブログで、なぜマイクタイソンとロイジョーンズジュニアの試合が、エキシビジョンマッチで良かったと言ったのかですが、それはタイソンとロイジョーンズジュニアが衰えているからです。
時間も2分と短く、グローブも少し大きいとはいえ、ヘッドギアなしで、かなりガチめに闘ってたから試合と言っていいぐらいなんですが、誰もタイソンやロイジョーンズジュニアが倒される所なんて見たくないんですよ。
皆んな、2人の夢の対決が見たいだけで、2人の技術合戦を見たり、年齢重ねてもこれだけ出来るんだという夢を見せて欲しいだけなんですよね(;_;)
だから、あくまでエンターテイメントであると、エキシビジョンマッチの方が良かったんです。
今の世の中、何でも答えを出そうとしすぎなんですよね(;_;)
総合格闘技は僕も好きですが、空手とか柔道とかプロレスとか、一気に闘わせて答え合わせし過ぎちゃって、一気に幻想がなくなって面白くなくなっちゃいましたよね(;_;)
答え合わせしすぎたらその業界は終わるんです(;_;)
猪木対アリの異種格闘技戦ぐらいがちょうどいいんです(;_;)
世紀の凡戦て言われてましたけど、殺伐としてて迫力があったし、面白かったです(;_;)
どっちの業界も顔が潰れてないのが良いですよね(;_;)
どの世界でも、底を見せすぎてしまったら飽きられてしまうし、そこに夢はないんです(;_;)
ディズニーが愛され続けているのは、かたくなにファンタジーを守っているからなんです(;_;)
R藤本さんが愛されているのは、ベジータというファンタジーを守り続けているからなんです(;_;)
テレビのオーディションとかでも
「かめはめ波とかわかりやすいの入れた方が」
とか
「ベジータから降りた方がウケるんじゃない?」
と言われてきたけど、ドラゴンボールを、ファンを裏切りたくないからベジータであり続けてたんです(;_;)
だからテレビ出れない時期が続きましたが、ファンタジーを守り続けてきたお陰で、息の長い人気を保ってますよね(;_;)
僕は意思が弱いしキャラブレブレなんで、余裕でナッパから降りまくりですが、せめてベジータの隣でいる時は、ナッパであり続けたいなと勝手に思ってます(;_;)
話はそれましたが、アイドルはオシッコしないとか昔はやりすぎなぐらい幻想を持たせていました。
アイドルの幻想を守っていたんですね(;_;)
今は芸能リポーターが頑張りすぎてるのと、ネット社会で、皆んな答え合わせをしだして、芸能界という物が崩壊してきてしまいました。
ファンタジーを守る。
そういう意味ではタイソンも試合はやるべきではなかったけど、エキシビジョンだから良かったと思います。
そしてエキシビジョンレベルなら耐えうる身体と技術と気持ちを仕上げてきたのが素晴らしかった(;_;)
タイソンはやっぱり凄かったと皆んなが満足する事に意義があったんです(;_;)
答え合わせは必要ない。
今の人は頭が良くなりすぎて、答え合わせをしようとしすぎると思います。
ネット社会になって、犯罪や不正が防げるという良い反面もあるけど、物事を楽しむ為にファンタジーは必要だと思います(;_;)
昔は極真空手やプロレスなどの格闘技もファンタジーだったんです。
これからもテレビや芸能界、トップアスリートなど格を必要とする所は、安易にYouTubeとかに逃げるのではなく(もちろんツールとして利用すべきだし、僕みたいな売れない芸人はめっちゃ助かってますが)厳しくてもファンタジーを、その業界の格を守っていくべきだし、ネット界もある程度の格、当たり前のモラル、答え合わせをしすぎずファンタジーを作っていく事がさらに上のステージに上がる為に、YouTubeなどのネット界の盛り上がりを終わらせない為に必要な事だと僕は思います(;_;)
ネットだけじゃない、おそらくすべての業界、親と子、先輩と後輩、上司と部下、全ての人間関係において必要な事だと思います。
相手を立てる思いやりを持って人生を送りたいですね(;_;)
ふにゅ〜(;_;)