顔面多汗症は子供にも遺伝しますか
と言う悩みが多いです。
あなた自信が顔汗で辛い思いをしていると、
「子供には同じ思いをさせたくない」
と悩んでしまうかもしれません。
実際に、親が汗かきだと子供に遺伝するのでしょうか?
そこで今回は、
顔面多汗症と遺伝の関連性について詳しくお伝えします。
多汗症の分類
多汗症には2種類あります。
【原発性多汗症】
- 先天的な多汗症→生まれ持った体質から発症
- 手や足、顔など特定の部位に汗がでることが多い
【続発性多汗症】
- 後発的多汗症→もともと汗かきではなかったが、糖尿病、更年期障害など、発汗の原因となる病気が原因で汗がでるようになる
また、多汗症は発汗部位によっても分類します。
【全身性多汗症】
- 全身に汗が出る
- 他の病気が原因で引き起こされることが多い
- 後天的な原因であるのではないかと言われている(断定ではない)
【局所性多汗症】
- 顔や手、足の裏や脇など、特定の部分のみ異常に汗をかく
- 生まれつきの体質が多いと言われている(断定ではない)
顔面多汗症とは、日常生活に影響を及ぼすほど顔に大量の汗をかくことを言います。
顔や脇、手、足など一部分にだけ集中して汗をかくのが特徴です。
顔面多汗症は局所性多汗症です。
局所性多汗症は、生まれつき体質が多いと言われれいますが、精神的緊張などに影響されることもあり、顔面多汗症の明確な原因ははっきりとわかっていません。
また、局所性多汗症のうち、明らかに原因のないものを「原発生局所多汗症」と言います。
顔面多汗症は遺伝するか?
研究段階ですが、多汗症の中でには遺伝の関係性があるのではないか、と言われています。
ただし、現状で顔面多汗症の原因はな様々です。
遺伝以外にも、生活習慣の乱れや、精神性発汗、更年期障害などが多汗症になるケースも多く、多汗症の発生は遺伝するのか明確には解明されていません。
両親が顔面多汗症でも子供に遺伝していないという報告もあります。
逆に両親ともに多汗症ではないのに、子供が多汗症になったというケースもあります。
つまり、親が多汗症だからと言って、必ずしも子供に遺伝するわけではないということです。
顔面多汗症の中には、精神性多汗症といって、ストレスや自律神経の乱れによって引き起こされることもあります。
このように汗をかく原因は生まれつきの体質だけでなく、精神的な要因もかかわって
いる場合もあります。
精神性多汗症の場合は、ストレスを取り除くことで自律神経の乱れは正常に戻り、
汗を大量にかくことはなくなります。
子供に遺伝するのかも・・・
と不安に思ってしまう気持ちがかえってストレスになり、もっと汗を出させる要因になっているかもしれません。
まとめ
自分が汗かきだから子供も・・・と考えると心配ですよね。
しかし、多汗症にはいくつかの種類があります。
精神的多汗症の場合は、自律神経の乱れが大きく影響してきます。
そのため、
子供にも遺伝したらどうしよう・・・
という不安が逆にストレスを生むことに繋がるかもしれません。
現状では遺伝と多汗症の関連性はわかっていません。
しかし、一つ確かなことがあります。
それは、親が顔面多汗症だからといって子供にも100%遺伝するわけではないということです。
まずは気持ちをリラックスすることが大切です。
汗対策をすることで汗の量を抑えることは可能です。
生活習慣の見直しによっても、症状を改善させたり、予防することができます。
あなたにできる汗対策を始めていきましょう。