これだけ毎日毎日コロナコロナと言っていれば

インターネット上でもコロナに関する色々な情報があります。

 

もう知っているかもですが、でも以外と知らない人も多いので

今日はコロナの感染の仕組みについて書きます。

 

単純に書くと

 ■コロナウィルスは表面に突起(Sタンパクと呼ばれる)がある

 ■人の細胞には「ACE受容体」呼ばれる部分がある。

   これは子供には少ないと言われる

 ■コロナウイルスのSタンパクがACE受容体にくっつくことにより、ウイルスの細胞情報が

  人の細胞に入り込み、ウイルスの細胞情報の増殖が人の細胞内で行われる

  これが感染

です。

 

諸説あり、まだ研究途中かもしれませんが

アルファ株が子供に感染しにくいと言われていたときは

子供にはACE受容体が少ないからだと言われていました。

ウイルスが物理的に子供の細胞にくっつけないので、体内でウイルスが増えにくく

感染状態にならないという理屈ですね。

 

 

では、アルファ株とデルタ株では何が違うのでしょう?

専門的に言うなら「ウイルスの菜秒情報のコピーミスでSタンパクのアミノ酸配列が・・・・・」

となるのですが、理系でない人には聞き慣れない言葉も多いと思うので、単純に言うと

「SタンパクがACE受容体によりくっつきやすいように変わった」

「ウイルスの細胞のコピー性能が上がった」

と考えられます。(諸説あり)

 

 

ウイルスは人の細胞内では、自分の情報をコピーして増やします。

増えたウイルスが一定量以上になり、人の抵抗力では抑えきれなくなったとき

体内で炎症などの諸症状が発生します。

これが「発症」した状態です。

 

 

子供にはACE受容体が少なかったので、ウイルスが体内に入っても

ウイルスが細胞とくっつき侵入しにくい状況だったといえます。

なので体内でウイルスは増殖できないので、発症しないというメカニズムです。

デルタ株では少ない受容体にもウイルスがくっつき

コピー性能の向上により、今まで以上にくっついたウイルスが増殖しやすくなっているので

子供でも発症するということかと思います。

 

 

なお、デルタ株は感染力もアルファに比べて強いと言われますが

これは感染した人の体内で増えるウイルス量が多く

そのためより多くのウイルスを周囲にまき散らすようになったためとも考えられます。

 

 

ウイルスたちは自分たちがより生き残り増えていくために必死ですね。