前回記事にしたドクターイエローが今年の撮り納めになりそうで、年内はもう活動予定はありません。

 

さて今年は間違いなく暖冬ですが朝晩はそれなりに冷えるので暖房はやはり必要でしょう。昔話になりますが旧客や50系客車はブルトレ客車のように自前の発電機を搭載していないので、機関車から蒸気か電気暖房を供給されていました。特に蒸気暖房の場合SLみたいにカマや客車から白煙が吹き出す姿は正に冬の風物詩でした。

 

 

 

品川から水戸に移ったスロ81系お座敷客車を使った団臨がよく常磐線沿線から温泉がある伊豆方面に運行されましたが、当時は新鶴見で律儀に機関車が交換されていました。東海道筋の直流機で暖房発生装置を積んでいるのはゴハチしかいなかったため、ある時当然それで来ると思って出掛けたところPFが現れたのでガッカリというかビックリしたことがあります。

 

新鶴見まではハチイチの暖房が効いていたのでしょうが、その後と翌日の復路で乗客は寒くなかったのでしょうか?このイレギュラーな事態が何らかの不具合のためだったのかどうかは定かでありません。

 

短距離区間であれば暖房ナシで走ることはかなりあったと思われます。これはお宝の乗務員用時刻表ですが「一般車」というのは旧客のことで、東京発の団臨が品川から乗客を乗せて恐らく中央線方面に乗り入れる時新宿までは「暖欠」で走るということを表しています(これを購入した当時の国鉄直営ショップの店員さんが元東京機関区の機関助士だったので詳しく教えて貰いました)。

 

 

今年も残り僅かとなりましたが、暖冬といえども皆さん寒さ対策は怠らないようくれぐれもご注意ください。