この土日は冬晴れの天気が続きましたが、先月の連続遠征の反動もあってずっとお休みしました。

 

北国では依然厳しい天候に見舞われているようですが、JR北海道の留萌本線の留萌~石狩沼田間が来月で廃止になるのに既に大雪のため運休が続いているそうで、今のところ再開見通しは立っていないとの由です。

 

1月半ばまでは別れを惜しむ大勢の乗り鉄、撮り鉄が押し寄せたとのことですが、小生は昭和の乗り鉄時代に深川~増毛を全線走破しました。その時スナップした留萌駅に佇むキハ22の光景です。

 

因みにその後札幌に出て、函館本線で特急「北海」をお手軽撮影していました。

 

それからずっと時代は下って7年前に友人と再度増毛まで行こうということになり、深川から列車に乗り込みましたが、この時も凄い豪雪でした。

 

そして途中の峠下という駅で抑止になってしまい、増毛どころか留萌にもいつたどり着けるか分からない事態になりあせる

 

線路は全く雪に覆われてラッセルが出動してもおかしくない状態です。

 

乗ってきた列車はキハ54の単行で、乗務員はウテシさん一人だけです。

 

駅は勿論無人で、室内にはストーブがなくてとてもずっとはいられません。

 

駅の外に出ても周囲に民家が全く見当たらない所謂秘境駅ですが、北海道では別に珍しくないことなのでしょうね。

 

あまり明確な記憶がないのですが、確かウテシさんにいろいろ尋ねて増毛まで行くのはかなり厳しいということで、涙を呑んでこの後やって来る上り列車に乗って引き返すことにしました。

 

かくして留萌本線には峠下までしか乗れず、深川に戻りましたが、もしあの時強行して留萌まで行っていたら当日中に札幌に戻れず、旅程が滅茶苦茶になっていたかもしれません。

 

悔いが残る旅でしたが、これからリベンジに行くのはもう不可能です。先月のラッセル撮影の時もそうですが、冬場の北海道を訪れる時は常に天候を見極めて臨機に判断することが必要だと思います。