「あんぱん」第75回~第15週「いざ!東京」 | 日々のダダ漏れ

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「あんぱん」第75

第15週「いざ!東京

 

 

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駅員) 横浜~!横浜~!

東海林) おお~もうすぐ東京か。

岩清水) やっと着きますね。

 着いたら、早速、薪先生の

 お宅を訪ねます。

東海林) よし、お前ら、

 気合い入れていくぞ。

岩清水) まだですき。

東海林) うん。

 

**********

 

汽車と船を乗り継ぎ、

2日がかりで、ようやく

東京にたどり着きました。

 

(ガレキの向こうに薄っすら

見える国会議事堂)

岩清水) そこそこ復興したと

 聞いちょったが…。まだまだ、

 爪痕は深いですね。

(ガレキの町に向かい手を

合わせる東海林と岩清水)

(呆然とした嵩とのぶ)

東海林) さあ、

 代議士んとこ急ごう。

のぶ) はい。

 

**********

<ガード下>

岩清水) ああ、無駄足でしたね。

東海林) 仕方ない。

 一旦宿で休んで出直そう。

のぶ) え?

東海林) さすがにちっくと疲れた。

岩清水) 賛成です。

のぶ) 皆さん、たっすいがーはい

 けません。3日間しかないがで

 すよ。時間がもったいないです。

岩清水) 元気ですね。

東海林) のぶに従うか。

のぶ) 薪先生はきっとこの辺りに

 おります。捜しましょう。

 

**********

 

(空気のよどむガード下は、行き場

を失った人々で埋め尽くされている)

岩清水) さすがに、ここにはおらん

 ですよね。こういう場所が、東京

 にはぎょうさんあるがでしょうね。

東海林) そりゃそうやろ。

 高知よりずっと人が多いがや。

 空襲で焼け出された人らあが

 あふれ返っちゅう。こうなったら、

 ガード下の女王には、何としても

 話を聞きたい。この街をどうやっ

 て復興するがか、じっくりインタ

 ビューしよう。

のぶ) はい。

 

**********

 

<闇市>

東海林) 高知出身の先生ながで

 すけど、ご存じないですか?

男性) こんなとこにはいないよ、

 もう帰ってくれ帰ってくれよ。

東海林) そうですか。

 

**********

 

岩清水) 代議士の、

 先生ながですけど。

男性) いや、知らんねえ。

嵩) あ…ガード下の女王…。

岩清水) ありがとうございま

 した。行きましょう。

嵩) はい。

 

**********

 

のぶ) 薪鉄子先生を

 ご存じないですか?

女性) この辺にはいないわね。

 ごめんなさいね。

のぶ) この辺りには

 おらんそうです。

嵩) ここじゃなさそうですね。

東海林) 困ったなあ。

岩清水) 別のガード下ですかね。

(においをかぐ音)

東海林) 岩清水…これは…

 この匂いなんな?

岩清水) あっ、おでんの

 匂いみたいですね。

嵩) おなかすきましたね。

東海林) うん。

のぶ) あ…あそこですね。

 

**********

 

<屋台>

東海林) 少ないにゃあ。

嵩) これで全部みたいです。

岩清水) どこも食糧不足なが

 ですよ。文句言わんといて

 ください。もう。

のぶ) ほいたら

 いただきましょう。

岩清水) いただきます。

東海林) いただきます。

岩清水) うん。

東海林) うん、ちくわ

 うまいうまい。

岩清水) これもうまいですよ。

東海林) うん。うん? 

 どういた? 何で食べんがな。

のぶ) 何だか胸がいっぱいで。

 ここが東京やと思うと、

 それだけで…。

東海林) 食える時に食うちょけ。

のぶ) はい。

嵩) 大根だけでいいの?

のぶ) うん。大根は味がしゅん

 で、一番おいしいですき。

嵩) そっか。

 

(回想)

健太郎) 銀座は、柳井君の

 縄張りみたいなもんや。

 あん街角で、長年の想いば、

 伝えるったい。

嵩) え~…。

琴子) うん!

健太郎) 今、ここで動かな、

 一生後悔するばい。

 

**********

 

(ガード下を行く4人)

岩清水) よし、じゃあ、もうい

 っぺん、この辺の人らあに取材

 してみましょう。

のぶ) 手がかり探しましょう。

東海林) お前らも少しは記者ら

 しゅうなってきたやいか!

岩清水) ああじゃあ、僕と東海林

 さんはあっち側行きましょう。

東海林) おう。

のぶ) ほいたら、

 こっちへ行ってみましょう。

嵩) のぶちゃん。

のぶ) ん? なんで、嵩。

嵩) ありがとう。

のぶ) なんで、改まって。

嵩) ずっとお礼が言いたかったん

 だ。僕が高知新報に入れたのは、

 のぶちゃんのおかげなんだよね? 

 ほんとに、ありがとう。

(微笑むのぶ)

嵩) あ…あっ。

(うずくまる嵩)

のぶ) ん? 嵩? え? 

 どういたがで。

嵩) ごめん、何か、急に

 おなかの具合が…。

のぶ) え? ちょっと大丈夫? 

 ちょ…。

嵩) あいてててて…。

東海林) 柳井、のぶ…

 助けてくれ…。

岩清水) 僕も。

のぶ) えっ!? え? ちょっと、

 皆さん大丈夫ですか?

(東海林と岩清水もうずくまる)

のぶ) え…。え?

東海林) オエッ。

のぶ) え、ちょっと…。

東海林) 吐くかも。

のぶ) え? 編集長、ちょっと、

 だ、大丈夫ですか?

 あのすみません。この辺りに

 お医者様いらっしゃいますか?

鉄子) いるわけないだろ。

のぶ) ですよね。

鉄子) 何? 何か変なもん

 でも食べたの?

のぶ) さっき、

 みんなでおでんを…。

鉄子) こんな暑い日におでん

 なんか食べるからだ。

東海林) ウエッ…。

のぶ) 大丈夫ですか?

鉄子) (ため息)

 仕方ないねえ。部屋に運ぶよ。

のぶ) え?

鉄子) はい。はい、いよっと。

東海林) すいません。

のぶ) あ、はい。

 はい、岩清水さん。

東海林) オ~エッ。

鉄子) ここで吐いちゃダメ!

のぶ) はい、はい。

 

**********

 

<ガード下のバラック>

のぶ) ちょっと、

 お薬を探してきます。

鉄子) 薬なんか飲ませなくて

 いい。ただの食あたりだよ。

 おなかのものが全部出たら、

 嫌でも治る。あんたは何で

 平気なんだ?

のぶ) え?

嵩) あ…あの、僕らに遠慮して、

 大根しか食べてなかったので。

のぶ) 何言ゆうがで、ほんまに

 大根が好きなだけやき。

嵩) はあ…あ…んっ。

のぶ) 大丈夫? 

 無理せんで寝より。

嵩) ああ、ありがとう。あの…。

鉄子) 何?

嵩) 手洗い、どこですか?

鉄子) 向こうだよ。

 付き添ってやろうかあ?

嵩) ああいや、結構です。

鉄子) うん、ハハハハハ…

 アハハハハハハハハ、ハハッ、

 アハハハ、ハハッ。

 大丈夫かあ? アハハハ。

 

**********

 

蘭子) ごめんくださ~い。

メイコ) は~い。

 

そのころ、高知では…。

 

**********

 

<若松家>

蘭子) 東京? お姉ちゃん

 東京行ったがかえ。

メイコ) うん。ついに子供の

 頃の夢がかなったがよ。

蘭子) ああ~。山越えて海越えて、

 ギンザに行ってみたいって言い

 よったね。

メイコ) 強う思い続けたら、夢は

 かなうがや。お姉ちゃんに倣って、

 うちも一歩踏み出すつもりや。

蘭子) 「素人のど自慢」?

メイコ) それもあるけんど…

 別の一歩や。蘭子姉ちゃん。

蘭子) うん?

メイコ) ちょっと、つきおうて。

 

**********

 

<闇市>

メイコ) 会わせたい人が

 おるがやき。

蘭子) 誰?

メイコ) あのね、久しぶりに再会

 したら、もっと素敵な人になっ

 ちょったが。

蘭子) 再会? 誰?

(露店をのぞくメイコ)

メイコ) うそ…どういて?

 ここにあったお店は?

男性) ああ、あの兄ちゃんらあ

 か。店閉めて、ここ出てったで。

 ショバ代ふんだくられて、懲り

 たがやろう。

蘭子) メイコ? 

 どういたがで? 大丈夫?

(泣きそうな顔のメイコ)

 

**********

 

<東京のガード下のバラック>

東海林) ああ~。ふう~。

岩清水) う…えらい目に

 遭いましたね。

東海林) ああ。

 おお、柳井は?

嵩) うん、もう大丈夫です。

鉄子) おっ、おでんトリオ、

 復活したみたいだね。

のぶ) 本当にお世話になりました。

東海林) おでんトリオ…。

鉄子) 男は戦争に負けてくたび

 れてるからね。これからは女が

 しっかりしないと。

嵩) くたびれててすいません。

鉄子) 戦争始めたのも男だよ?

東海林) おばちゃ~ん、

 ああ言うたらこう言うね。

のぶ) 編集長、ゆうべは本当

 にお世話になったがですき。

 私ら、高知から取材で来た

 記者ながです。

鉄子) へ~え。

のぶ) 「ガード下の女王」と呼ば

 れゆう、代議士の先生をご存じ

 ないですか?

鉄子) さあ。

のぶ) この界隈で、人助けを

 しゆうと聞いたがですが。

鉄子) へえ~。そんな人がいたら、

 会ってみたいねえ。うん。

のぶ) そうですか。

 

**********

 

それから3人の代議士の

取材を終え、いよいよ、

東京取材の最終日。

 

東海林) どっちなん! 

岩清水) はい。あ、こっちや。

東海林) こっち?

岩清水) けんど、高知出身者は割と

 気さくな先生が多かったですね。

東海林) おう。

嵩) 結局ガード下の女王には

 会えなかったですけどね。

東海林) でもまあ、東京の現状

 知れてよかった。帰ったらえい

 記事書けえよ。

のぶ) はい。

東海林) さて、あと一軒取材行って、

 宿戻って荷物持って帰ってきて、う

 まいもんでも食うて帰ろ…やること

 多いにゃあ~。

岩清水) はい。行きましょう。

東海林) 行こうか。

のぶ) あの…編集長。

東海林) うん?

のぶ) 私、助けてくれたあの女性

 の話を、記事にしたいがです。

東海林) 好きにせえ。ただし、

 編集長の俺が腹くだしたいう

 の、書くなよ…。

のぶ) 真実を書くのが記者ですき。

東海林) 行ってきい。

のぶ) はい。

嵩) あ、あの…。

東海林) お~う。

嵩) 僕も、若松さんに同行します。

東海林) おお。おでん食うなよ~!

のぶ) 行ってきます。

 

**********

 

<ガード下>

のぶ) ありがとうございました。

男性) おお、先生、大友組

 相手に大一番だそうだ。

男性) 先生なら子供らのために、

 絶対勝ってくれる。

男性) うん。

のぶ) あの、ちょっとお聞き

 したいがですけんど。

男性) はい。

 

**********

 

嵩) ほんとにこんなとこにいる

 のかな、仮にも代議士の先生が。

 わ、わ…若松さん。

 

**********、

 

<奥まった薄暗い一角>

鉄子) ポン。

(男たちと麻雀卓を囲んだ

スーツ姿の女性)

鉄子) あてが勝ったら、この

 場所は、子供らあに明け渡し

 てほしいがや。

元締め) あんたが勝ったらだと?

 あんた今、最下位だぜ?

(元締めたちの笑い声)

鉄子) なめたらいかんぜよ!

 ツモ! ホンイツ トイトイ 

 東(トン)ドラ3の親倍や。

元締め) 何!?

嵩) あの人が代議士の…。

(通路に立つのぶと嵩に、

目を向ける女・薪鉄子)

 

ほいたらね。

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

ついにあんぱんまん(声の人)登場!

「なめたらいかんぜよ」もいただきま

した~。夏目雅子さんのあの名セリフ

を思いだしたよ。鉄子さんかっけ~♪

 

 

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