「虎に翼」第80回~第16週「女やもめに花が咲く?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第80

第16週「女やもめに花が咲く?」

 

 

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寅子) いいえ、いけません。

 この暴行の一件は、こちらで

 きちんと処置しますと。

太郎) おめさんも災難らな。

 

**********

 

深田) 支部長、どうしてですか?

 杉田弁護士がせっかく訴えを

 起こされねえように話してくれ

 たてがに。それをわざわざ

 本庁に報告して、注意処分に

 するだなんて! どうか穏便に

 済ませてやってくんなせや!

 ほれ、おめさんも頭下げえて!

小野) いんけ? 高瀬君はそれで。

高瀬) 僕は、支部長の考えを、

 きちんと言葉で聞きたい。

 お願いします。

寅子) 分かった。

 

**********

 

(高瀬と向き合う寅子)

寅子) この仕事をしている以上、

 どんなにひどいことを言われても、

 手を出しては駄目。ひどい相手と

 同じ次元に落ちて、仕返しをして

 は駄目。だから、しかるべき処分

 を受けるべきだと思った。

 穏便に済ませたりして、ああいう

 人たちに借りなんて作ってほしく

 ないから。あなたを確実に傷つけ

 て、心に出来たカサブタを、事あ

 るごとに悪気なく、剥がしていく

 ような人たち。彼らにずっとへい

 こらしてほしくない。自分の意思

 で、物事を受け流すのと、受け流

 さざるをえないのとは、違うから。

 私がいなくなったあとも、この件

 にあなたが縛られないように、し

 たいようにできるように、怒りたい

 時に、怒ることができるように・・・。

 そう思って、処分しました。

高瀬) ありがとうございます。

(頭を下げる高瀬)

高瀬) おおむね、自分の予想と

 一致していました。

(笑う寅子)

寅子) さあ、

 この話はもうおしまい。

高瀬) はい。

一同) はい。

深田) 失礼いたします。

小野) 失礼します。

高瀬) 失礼します。

(ドアが閉まる音)

(だらりとなる寅子)

寅子) (ため息)

 あ~。

 

**********

 

(支部長室を振り返り、

廊下を行く高瀬)

 

**********

 

<支部長室>

寅子) はあ~よかった。

(だらりと座った寅子)

(時計を見て、仕事に取りかかる)

 

**********

 

(布団を並べ、

眠っている寅子と優未)

(戸をたたく音)

高瀬の声) 支部長。

(戸をたたく音)

高瀬の声) 支部長! 

 支部長! 高瀬です。

 

**********

 

(居間で、逮捕状に

署名・捺印する寅子)

寅子) はい、できたわ。

高瀬) あり~がとうございます。

 確かに令状頂きました。

 

**********

 

(玄関におりる)

高瀬) これ、娘さんに。

寅子) まあ! 喜ぶわ。ありがとう。

(箱入りのキャラメル)

高瀬) 死んだ兄さんと、図書館の

 帰りに、これをよう食べていて。

 兄さんは、勉強ができるお前が

 行くべきだって、大学進学を、僕

 に譲ってくれたんです。だから、

 この仕事を、書記官を続けること

 ができて、感謝しています。

寅子) 私は、感謝されるような

 ことは何も。

警官) 高瀬さん、

 急いでくんなせや!

高瀬) 今行きます。では。

寅子) ご苦労さまでした。

 

**********

 

(襖の隙間から見ている優未)

(寅子と目が合って、

奥へ引っ込む優未)

寅子) 優未、起こしちゃった?

優未) うん。

寅子) ごめんね。優未は、赤ちゃん

 の頃から、一度目が覚めるとなか

 なか寝つけなかったもんね。

 これ、キャラメル、頂いたから、

 明日おやつにでも食べたらいいわ。

優未) 今食べちゃ駄目?

寅子) えっ?

(顔を出す優未)

優未) だっておいしいもの、

 一人で食べてもつまんない。

(優未を見つめる寅子)

 

(回想)

(河原で、優三とかぼちゃ

饅頭を食べたあの日)

 

優未) 夜だし駄目だよね。

 ごめんなさい。

寅子) ううん。

 一緒に食べましょう。

 

**********

 

寅子・優未) 頂きます。

(一粒口に入れて、モグモグ

しながら微笑みあう二人)

 

**********

 

(キャラメルの箱の横に、

優三の写真を並べる寅子)

寅子) お父さんは、すぐ「ごめん

 なさい」する人だった。言いたい

 ことは全部押し殺して、人に合

 わせて謝っちゃう。でも随分たっ

 てから、ぽろっと本音をこぼして、

 「えっ、それ今言う?」ってなるの。

 そういう、不器用で、優しいとこ

 ろも、優未は似ちゃたのかもね。

(写真の中の優三を見つめる優未)

寅子) あっ、おなかぎゅるぎゅる

 に関しては、解決策があるの。

優未) えっ!

寅子) フフフ・・・お父さんのぎゅる

 ぎゅるもお母さんが治したのよ。

優未) どうやって?

寅子) こうやって。

(目を剥き、「ほ」の口)

寅子) あれ伝わってる?

 お母さんの面白い、顔を、思い

 出して、笑って、緊張をほぐす

 ってことなんだけど。

(真顔の優未)

寅子) じゃあこれは?

優未) (笑)

寅子) 無理に、

 笑わなくていいから。

 もう一個食べる?

優未) うん。

寅子) そうね。

 

**********

 

(一緒に歯磨きをする寅子と優未)

 

一度出来た溝は、

そう簡単に埋まらない。

でも、それでも・・・。

 

**********

 

<支部長>

(航一と向き合った寅子)

寅子) よく、来られますね。

航一) 心配性なもので。

(書類から顔を上げ、

寅子に微笑む航一)

 

**********

 

<廊下>

太郎) ああ、おはようございます。

 星判事、佐田判事。

航一・寅子) おはようございます。

太郎) あんげことがありましたが、

 まあでも困ったことがあったら、

 いつでも言ってくんなせえ。娘さ

 んのためにも、また、夕飯のお手

 伝いなど、できることがあれば・・・。

寅子) あっ、その件は

 解決しました。

太郎) はっ?

寅子) 1か月の献立を事前に作って、

 何が必要か、日ごとの表にして、八

 百屋さん、お魚屋さん、お肉屋さん

 などに事前にお渡ししたんです。私

 は帰りにその材料を受け取って帰

 る。これで、かなりの時間短縮です。

太郎) つまり、手助けは無用らと。

寅子) これからも三条のため、

 手を取り合って、頑張って

 まいりましょう。

(握手にこたえる次郎) 

次郎) いや~心強いですね~。

寅子) どういたしまして。

太郎) ほせば、また。

(立ち去る太郎)

次郎) 何? どうしたてえ?

(航一に向き直る寅子)

寅子) ごめんなさいね、

 足止めしてしまって。

 行きましょ。

航一) 新潟本庁のそばに、うまい

 コーヒーとハヤシライスを出す

 喫茶店があるんです。

寅子) はて?

航一) 新潟の名所は分かりません

 が、そこならば、ご紹介できます。

寅子) あら、誘ってくださるの。

 うれしいわ。

航一) ・・・・・・。

寅子) あっ誘ってくれた

 わけじゃないの?

(笑うでも笑わないでもなく、

去っていく航一)

 

**********

 

新潟県・新潟市

 

翌月、寅子は新潟地方裁判所

本庁に呼び出されました。

本庁で出た欠員を補うため、

填補(てんぽ)という制度を使って、

寅子が毎週水曜日に、本庁の

刑事事件を担当することになっ

たのです。

 

寅子) よろしくお願いします!

入倉) お願いします。

(小さな手鏡をのぞき、

髪型を直す、若い判事補)

航一) お忙しいのに、仕事を

 増やしてすみません。

寅子) とんでもない。三条は

 刑事の事件があまりないので、

 経験だと思って、頑張ります。

 

**********

 

航一) 少し早いですが、昼食に

 しましょう。その後担当して頂く

 事件を説明します。

寅子) 例のお店に連れてってく

 ださるんですよね? そう思って

 お弁当も持ってきませんでした。

 お腹ももうペコペコで。フフッ。

航一) なるほど。

寅子) あっ、違いました?

航一) 行きましょう。

寅子) あっ、行くんですね。

 

**********

 

<雑居ビルの表>

航一) こちらです。

(店名は「Lighthouse」)

女性の声) お待たせいた

 しました。あら星さん、

 今日は随分お早いのね。

航一の声) ええ。

(店の女生と目が合う寅子)

寅子) 涼子様?

 

**********

 

持ちつ持たれつ・・・と言いながら、なん

なら一生言われそうだもんね、あの時

ああしてあげた、こうしてあげた、とか。

 

穏便に済ませたりして、ああいう
人たちに借りなんて作ってほしく
ないから。あなたを確実に傷つけ
て、心に出来たカサブタを、事あ
るごとに悪気なく、剥がしていく

ような人たち。彼らにずっとへい

こらしてほしくない。自分の意思

で、物事を受け流すのと、受け流

さざるをえないのとは、違うから。

私がいなくなったあとも、この件
にあなたが縛られないように、し
たいようにできるように、怒りたい
時に、怒ることができるように・・・。

 

勝手に善意の顔をして押し売りのよう

な親切なフリで大きなお世話をしてく

る輩は要注意というか、タダより怖い

ものはないというか。借りは作らない

に越したことはない。何より、お互い

様の代償が、不当に高くつきそうだし。

 

そして・・・航一が寅子を連れていった

お店には、涼子様の姿が。ここか~。

ここで再会するのか~。お店の名前

は「Lighthouse」。つまり灯台。カフェ

ー燈台2号店がここに。(違いますw)

 

 

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