「舞いあがれ!」第116回~未来の空を夢見る翼 | 日々のダダ漏れ

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舞いあがれ! 第116
第24週「ばんばの歩み」
未来の空を夢見る翼

 

 

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めぐみ) ちょっと待って。

祥子) はい。

(めぐみに支えられ、玄関を出る、

 杖をついた祥子)

(家を振り返る)

祥子) 行こうか。

めぐみ) およ。

(二人の後に続く舞)

 

**********

 

<夕方・岩倉家>

(玄関の上がりかまちに

 取り付けられたスロープ)

 

**********

 

(ノック)

祥子) およ。

(仏壇の部屋に置かれたベッド)

めぐみ) 要るもんはなかと?

祥子) うんにゃ。

(五島で撮った、送別会の

 写真を窓辺に飾る祥子)

祥子) 舞や?

めぐみ) 保育園にお迎え。

祥子) 何か、手伝えることやなかか。

めぐみ) あっがとう。でも無理せんと、

 しばらくゆっくりしちょったらよかけん。

舞・貴司) ただいま。

めぐみ) あっ、帰ってきた。

祥子) 歩。

めぐみ) お帰り。

(恥ずかしそうに走り去る歩)

舞) よいしょ…ただいま。

貴司) お久しぶりです。

祥子) およおよ。これから、よろしく。

貴司) よろしく…。

舞・貴司) お願いします。

 

**********

 

(食卓にすき焼き)

舞) ばんば、今度の休みに、

 この辺案内するな。

祥子) あっがとね。

舞) 行きたいとことか、

 やりたいこととかある?

祥子) う~ん…思いつかんね…。

めぐみ) ゆっくり、見つけたらよかよ。

舞) うん、せやな。

(遠慮がちに食事をする祥子)

祥子) おいしか。

 

**********

 

<2階の部屋>

舞) 「犬を、猫が引っ張って、

 よっこいしょ、どっこいしょ…」。

(布団に入り、歩に絵本を

 読んであげている舞)

 

**********

 

(パソコンに向かい、

 原稿を書いている貴司)

(ノック)

貴司) はい。

めぐみ) あっ、ちょっとええ?

貴司) どうぞ。

(めぐみの手にラジオ)

舞) あっ、お母ちゃん。

 ばんば、どう?

めぐみ) 何や、眠られへんみたい。

貴司) 長旅で疲れてはる

 はずやのにな…。

めぐみ) 忙しいとこ悪いねんけ

 どな…これ、直せる人、知らん?

 

**********

 

<昼>

(リビングに、一人座る祥子)

 

**********

 

舞) ふう…ただいま。

祥子) おお。

 仕事やどがんしたとね。

舞) 昼休み。

 ばんば、もうごはん食べた?

祥子) いや、まだ食べちょらん。

舞) 今から、

 笠巻さんとごはんやねんけど、

 ばんばも、一緒に行かへん?

 

**********

 

<うめづ>

笠巻) 技術教室?

舞) はい。会社として、子供たちに、

 ものづくりのよさを伝えていきたい

 と思てまして。

笠巻) うん…。そうか。

 いろいろ考えてんねんな。

舞) ほんで、笠巻さんに、先生に

 なっていただきたいんです。

笠巻) ええで。

舞) ありがとうございます。

笠巻) いやいやこっちゃこそ。

 やることないっちゅうんは、

 しんどうてなぁ。フフフフ。

(祥子の箸が止まる)

舞) ばんば、お好み焼き、どう?

祥子) おいしか。

雪乃) ああホンマですか!?

 よかった! うれしいわ! もう…。

 お好み焼きがお口に合うやろか

 どうやろかいうてもう、ドキドキし

 ながらチラチラチラチラ見とった

 んですよ~。

(笑い声)

梅津) おいおいおい…急に

 しゃべりまくったらお前お母さん

 ビックリしはるやないかお前。

雪乃) およ。

梅津) 何が「およ」やねん。

雪乃) ねっ。

梅津) はよこれ持っていけ。

 仕事せえ。

雪乃) およ。

梅津) 気に入っとんな!

笠巻) およ?

梅津) すいませんねお母さん。

 笠やんまで何言うてんねん。

 舞ちゃんごめんやで。

舞) およ。

 

**********

 

<デラシネ>

祥子) あっがとう。

男の子) 貴司にいちゃん、

 奥使ってもええ?

貴司) ええよ。

2人) は~い!

祥子) 面白か店たいね。

貴司) はい。いつでも来てください。

祥子) 本や…

 あんまりなじみがなかね。

貴司) ええもんですよ、本。

祥子) そうね。

貴司) おすすめ、

 何冊か持ってきましょか。

祥子) じゃあ、頼もうかね。

貴司) はい。

(椅子に腰掛け、店の中を

 キョロキョロ見回す祥子)

 

**********

 

<夜>

(「私の台所 沢村貞子」を読む祥子)

(部屋をのぞき、そっと微笑むめぐみ)

 

**********

 

舞) は~い。

 おお、笠巻さん。

笠巻) おはようさん。

舞) おはようございます。

笠巻) ちょっとええか。

 ちょっと、置かして。

舞) どないしたんですか?

笠巻) これな…あの、祥子さんに。

舞) えっ、こんなにいっぱい、

 いいんですか?

笠巻) 佐知子が、ぎょうさん

 持ってきよったんけどな、

 食べきられへんよって。

 よかったら、ジャムにでも、

 使てもろて。

舞) ありがとうございます。

笠巻) ほなな。

舞) また。気ぃ付けて。

笠巻) はい。

 

**********

 

<台所>

(笠巻にもらったりんごの

 皮をむく、めぐみと舞)

貴司) 大好きやな。

 料理してもらおうかな。

歩) いいよ、任せて。

 宇宙人は、ちょっとね、

 積み木で遊んでて。

貴司) うん、積み木で遊んでるね。

 何作るの?

歩) え? 今はたこ焼き。

(砂糖の計量をする、

 かっぽう着の祥子)

歩) 焼いたよ。

 宇宙人まだ遊んでるから。

貴司) うん。

 

**********

 

(コンロにかけた大鍋で、

 りんごを煮る舞)

舞) うん、ええ感じやな。

(小皿に取って、

 柔らかさを確かめる祥子)

祥子) お~よかね。

(笑い声)

舞) ほんならばんば。

祥子) はい。

(隠し味の五島の塩を、

 ひとつまみ入れる祥子)

祥子) はい。

舞) はい。

 

**********

 

(専用のおたまを使い、

 ジャムを瓶に入れる祥子)

舞) お~。ピッタリや。

祥子) ピッタリや。はい。

貴司) 何してんのかな? 見てきて。

舞) ん?

祥子) 食べたかか?

 

**********

 

(出来たてのりんごジャムを、

 パンに載せる舞)

舞) はい。載せて…はい、どうぞ。

 はい、一口。いける?

(小さな口を大きくあける歩)

舞) あ~いける!

祥子) お~! おいしいか?

舞) どう?

祥子) あ~!

舞) おいしい。

祥子) ほっぺが落ちる~。

舞) おいしい? よかったなあ。

祥子) あ~おいしかか?

 

**********

 

<夜>

(ソファーで、本を読んでいる祥子)

めぐみ) 母ちゃん。

祥子) ん? 何ね?

(ラジオを置く舞)

(スイッチを入れる)

ラジオ) 「…の風で、晴れのち曇りですが、

 所によってはにわか雨が降りそうです。

 兵庫県の北部、南東の風…」。

祥子) ちゃんと直っちょる。

舞) 職人さんに相談したら、

 直してくれはった。

祥子) 本当にあっがとね。

 歩、一緒に聴くか?

 フフフ…あっがとう。

 

**********

 

<こんねくと>

御園) おはよう。

舞) おはようございます。

御園) おばあちゃん元気?

舞) はい、おかげさまで。

御園) よかった。

舞) 1人で散歩もするようになって…。

御園) 本当! よかったね。

舞) ありがとうございます。

御園) ううん。

(携帯を見る舞)

舞) 刈谷先輩…。

電・舞) もしもし。

電・刈谷) いや~久しぶりやね。

 元気にしとうとや。

電・舞) はい。お久しぶりです。

電・刈谷) まあ、

 そんな挨拶はよかっちゃけど…。

 それより、よか倉庫知らんか?

電・舞) 倉庫ですか?

電・刈谷) うん、作業場にする倉庫。

 今まで借りとったとこ、

 急に出ていけって言われたとよ。

 やけん、代わりを探しとうと。

電・舞) 分かりました。

 どんな倉庫、ご希望です?

電・刈谷) う~ん…

 安くて長く借りられる倉庫。

 岩倉、東大阪の町工場に

 詳しかろう?

電・舞) はい。分かりました、

 探してみます。

電・刈谷) おお、ありがと。

 大至急でよろしく。じゃあ。

電・舞) 大至急…。

 

**********

 

ひとつき後、刈谷先輩は玉本先輩を

連れて、舞ちゃんを訪ねてきました。

2人はドローンを開発する会社を立

ち上げていたのです。

 

御園) ABIKILU(アビキル)…ふ~ん…。

舞) 国友一貫斎の飛行機ですか?

 

(回想)

舞) くにともいっかんさい?

浩太) そうや。江戸時代の発明家なん

 やけど、そのころ、もう飛行機のことを、

 考えてたんやで。

 

刈谷) 阿鼻機流大鳥(アビキルオオトリ)

 秘術。さすがやね。

舞) ああ…。

刈谷) でも本当に助かった。

 まさか、あんな条件にピッタリの

 倉庫、見つけてくれるとはな。

玉本) ありがとう。

 これで安心して開発進められるわ。

御園) 開発って?

刈谷) 空飛ぶクルマたい!

舞) 空飛ぶクルマですか?

刈谷) ああ。

 試作機、見に来るか?

舞) えっ、ええんですか?

玉本) ええで。

 引っ越しが落ち着いたら呼ぶわ。

舞) ありがとうございます。

 え~楽しみです。

刈谷) そうやろ?

 あの倉庫の片隅にうずくまっとう

 のは、未来の空を夢見る、翼とよ。

舞) 未来の空を夢見る、翼…。

御園) 類が友を呼んでるわ…。

 

**********

 

お年寄りのことを思ってのつもりで、やれるこ

とを奪ってしまうと、ボケが進んだり、体力が

落ちたり、結果生きる気力を奪ってしまうこと

になりがち。「仕事」と言うと、大層に感じるけ

るど、何でもいいから、何かやることがあると、

人は随分と気持ちに張りが出るし、楽になる。

 

やることないっちゅうんは、
しんどうてなぁ。

 

笠やんは…かなり仕事人間だったからねえ。

祥子さんも働くのが好きな人。ジャム作りが

出来るりんごを差し入れる笠やんが良き~。

りんごジャムを食べる歩ちゃんを見守るみん

の笑顔がまぶしい。四世代一緒が良き~♪

 

そしていよいよ、舞が再び空につながる件!

満を持して、ついに刈谷先輩の登場ですよ。

アフロヘアだった玉本が普通の髪型になっ

ていたおかげで誰だか全く分からなかった。

髪型って、大事。そして玉本変わりすぎ~w

 

ドローンからの~空飛ぶクルマを開発中の

刈谷。紛れもなく、なにわバードマンだわ!

 

あの倉庫の片隅にうずくまっとう
のは、未来の空を夢見る、翼とよ。

 

出た~! ロマンチスト刈谷ぁ!健在だよ~。

簡単じゃあないだろうけど、しつこい…いや、

諦めない舞が加われば、きっと、夢は叶う!

残り2週間、テレビの前に座っているのは…

舞が舞いあがる日を夢見る、視聴者とよ~。

 

 

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