「舞いあがれ!」第102回~あんたらみんな目障りやねん! | 日々のダダ漏れ

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舞いあがれ! 第102
第22週「冒険のはじまり」
あんたらみんな目障りやねん!

 

 

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<うめづ>

安川) 皆さんのおかげで、

 第1回、オープンファクトリー、

 成功しました! 乾杯!

一同) 乾杯!

舞) ほんなら皆さん、

 次はも~っと、パワーアップした、

 オープンファクトリー、やりませんか?

的場) ええな!

男性) 次は、うちも参加さしてや!

男性) うちもやりたい!

舞) ありがとうございます。

御園) 次回は準備から取材させて。

舞) お願いします。

御園) お願いします。

小堺) ええ気なもんやな。

 しょうもないおもちゃ、ゴチャゴチャ

 言うて作りくさってからに。

曽根) 小堺。東大阪の、

 町工場がスクラムを組む?

曽根) 小堺やめとけ。

小堺) スクラム組めんのはなぁ、

 体力のあるごっついやつらだけや。

 俺らみたいな、弱っちい工場から

 したらな、あんたらみんな目障りや

 ねん!

一同) おお…。

(模型飛行機を振り上げる小堺)

小堺) 何やねん、町工場代表です

 みたいな顔しやがって…。みんな

 がみんな、自分らみたいに余裕が

 あると思うなよ!

雪乃) 飲み過ぎやな。飲み過ぎた。

 はい、座ろ、小堺ちゃん。

 飲み過ぎたわ。

梅津) 小堺ちゃん座りぃな。

 落ち着きぃな一回ほら。なっ。うん。

曽根) すいません。

(頭を下げる曽根)

曽根) すいません。あいつの

 工場今、しんどいとこやねん。

 ひし形金網作ってんねんけどな。

御園) ひし形金網?

曽根) うん。学校とか、野球場に

 ある、あの金網の、フェンス。年々、

 注文が、減ってんねやて…。

御園) どうしてですか?

曽根) フェンスの需要が減ってんねん。

 たまにある仕事も、安うてぎょうさん作

 れる大手が、かっさらっていくから。あ

 いつも、おやじさんから、工場継いだ

 時は、張り切っとったんやけどなぁ…。

(浩太を思い出す舞)

 

(回想)

浩太) 今までで一番しんどいわ。

 けどな、ここなくすわけにはいけへん。

 ここには全部詰まってる。従業員らと

 力合わして進んできた、これまでの

 思い出も…。これからの夢もや。

 

梅津) おおきにな、気ぃ付けて帰りや。

(出て行く小堺)

雪乃) おおきにな!

 

**********

 

<カフェ・ノーサイド>

(ランチを食べる舞と御園)

舞) オープンファクトリーで町工場に

 活気が戻ったらええなって思ってた

 んですけど、参加したくても、でけへ

 ん工場のことまで、考えてませんで

 した。

御園) ああ…。苦しんでる町工場、

 たくさんあるんだよね。

舞) はい。

御園) 小堺さん、悔しさをどこにぶつ

 けていいのか分からないのかもね。

 うちの工場が潰れそうだった時も、

 潰れたあとも、父は荒れたりしなか

 ったけどさ、私の知らないところで、

 小堺さんみたいな顔してたのかも…。

舞) 私、小堺さんの工場で、

 金網の写真もらってきたんです。

御園) へえ~。

舞) ここまで細かい網目は、技術力

 がないと、でけへんらしくて…。

御園) へえ~…。

舞) この技術を使って、何か、

 できたらええなって…。

 

**********

 

<IWAKURA・事務所>

堤) いや~IWAKURAさんは

 景気ええし、安心ですね。

めぐみ) ありがとうございます。

堤) 引き続き、よろしくお願いします。

めぐみ) こちらこそ。

舞) ありがとうございました。

堤) ほな失礼します。

めぐみ) はい、どうも。

舞) 堤さん。

堤) はい。

舞) ああ…あの、線材って、

 金網屋さんにも卸してはります?

堤) はい。

舞) あの、少し、お話伺っても

 よろしいですか?

堤) はあ…。

 

**********

 

(金網の写真を見る堤)

堤) う~ん…。

 うちの、取引先の金網屋さんも、

 廃業したとこ多いんですよ。

舞) そうなんですか…。

堤) ええ。金網って、

 使いみちが、限られてるでしょ。

 ほんで大概フェンスやないですか。

 大手からの注文、なくなったら、

 売りたくても、売られへんのですわ。

舞) そやったら、新しい使いみちを、

 考えられたらええんですよね。

堤) そんなんあるかな…う~ん…。

 

**********

 

<うめづ>

梅津) ああ舞ちゃん。

舞) こんにちは。

梅津) こんにちは。

舞) こんにちは。小堺さん、

 ちょっと、よろしいですか?

小堺) 何?

曽根) ああこっち座り、こっち座り。

舞) すいませんごはん中に。

曽根) いやいや。

舞) 失礼します。

 こないだ、そちらの工場にお邪魔

 してから、勝手ですけど、ちょっと、

 考えてみだんです。

(スケッチブックに描いたイラスト)

舞) こんなふうに、金網で、

 風鈴、作るん、どうですか?

小堺) 作ってどないすんねん。

舞) 売るんです。

小堺) はあ?

舞) 風鈴やなくてもええんですけど、

 金網で、新しいもんを作って、売っ

 てみるのは、どうでしょう?

小堺) フッ…。

 何をアホなこと言うてんの。

梅津) おい!

 うちの娘にアホとは何やアホとは。

雪乃) まあまあお父ちゃんもう…。

 今のアホは冗談やんな?

小堺) 冗談です。

曽根) いやいや冗談やないで。

 自社製品作るっちゅうことか?

舞) はい。価格競争は、大手には

 かないませんけど、技術力生かし

 て、小堺さんとこでしか作られへ

 んものを、作るんです。

小堺) 無理や。

曽根) 何でやねん。お前んとこの

 金網、編み目の大きさやったら、

 どないにでもできるやろ。何や、

 おもろいもん作れるんちゃうか?

小堺) 売れるかどうか分からんもん

 作る余裕ないて。それになぁ、うち

 は下請けだけでやってきてん。

 自社製品なんか…企画したり、売 

 り込んだり…あかん、考えただけ

 で気ぃ遠なるわ。

曽根) ほな、お前、何もせんと、

 潰れんのを待つねんな?

舞) 小堺さん。

 私、企画やるんやったら、

 お手伝いできると思います。

 金網で、何が作れるか、一緒に、

 考えさせてもらえませんか?

(席を立つ小堺)

小堺) お水頂戴。

雪乃) はい。

 

**********

 

<デラシネ>

北條) この間の短歌教室、

 反響が大きくてさ。

 あちこちの学校からうちでも

 教えてもらえないかって、

 問い合わせが来てんのよ。

貴司) ホンマですか?

北條) うん。

 それで編集長がもう喜んじゃって、

 梅津さんに連載持ってもらおうって

 言いだしたのよ。日本中を旅しな

 がら、子供たちに、短歌を教えて、

 自分でも作る。その歌と、エッセー

 を、本誌に連載してもらう。

 「おくの、ほそ道」的なやつね。

 こんな企画めったにないよ?

 それだけ梅津さんには期待がかか

 ってんだよ。短歌界をしょって立つ

 新星としてね。

貴司) 家には、帰れますか?

北條) 帰れるよ。時々は。

貴司) 時々…。

北條) 芭蕉だったら150日は

 帰れないとこだったよ。

貴司) せやけど、そうなったら…

 えっ、その間、この店は…。

北條) ん~まあ…休業じゃない?

(庭で絵を描いていた大樹の

 手が止まる)

貴司) 考える時間、頂けませんか?

北條) いや…いいけど、

 考える必要ある?

 旅しながら、歌を作る。 

 それが梅津さんの原点でしょ。

 

**********

 

<岩倉家>

めぐみ) 筑前においしいなぁ。

貴司) アハハ、ありがとうございます。

めぐみ) 上手。

貴司) コロッケもおいしいですね。

めぐみ) フフフフ。

舞) ただいま。ああごめん、遅なった。

貴司) お帰り。

めぐみ) 何? それ。

舞) 金網。

 小堺さんとこで使われへんやつ、

 もらってきた。

めぐみ) 何に使うの?

舞) それを今から考えんねん。

 

**********

 

舞) う~ん…。

(2階の部屋に金網を広げた舞)

舞) あ…。

貴司) 何か思いついた?

舞) うん。

 これで、棚作んのはどやろ?

貴司) 電車の網棚みたいな?

舞) そう。何段か重ねて、

 家具にすんねん。

貴司) 便利そうやな。

舞) ホンマ?

貴司) うん。

舞) よし…。

(スケッチブックにイラストを描く舞)

貴司) 頑張ってんな。

舞) なんとかしたくて。

貴司) 金網屋さんって、

 そんな大変なん?

舞) うん…。今までどおりの仕事だ

 けやと、やってかれへんねんて。

貴司) あっそうなんや…。

舞) うん…。この辺の町工場も、

 私らがちっちゃい頃より、だいぶ

 減ってるやんか。

貴司) うん、そやなぁ…。

 うちのおかんもさみしがってたわ。

 昔からの常連さんが減ってしもたて…。

舞) うん。町工場が減ってるんは、

 ひと事やないねんな。金型屋さん、

 メッキ屋さん、材料屋さん。みんな、

 つながってて、どっか一つが潰れて

 しもたら、ほかの会社も、危なくなる。

貴司) そやなぁ…。

舞) なんとかせな。

 

**********

 

<うめづ>

舞) こんばんは。

 すいません、お待たせしました。

曽根) いえいえいえいえ…。

 忙しいのに、ごめんね。

舞) いやこちらこそ。

曽根) どうぞどうぞ。

舞) 失礼します。よいしょ。

小堺) 会社畳も思てな。

舞) え?

小堺) もう、ひし形金網では

 やっていけへんねん。

 

**********

 

気持ちはよく分かるけど…八つ当たりだよね。

でもそこで、嫌な気持ちになるのではなく、ど

うしたら町工場みんなで盛り上がれるか考え

ようとするのが舞ちゃんという希有なヒロイン。

優等生というより、考えるのが好きというか…

課題をクリアすることが嫌いじゃないタイプ?

丁寧に過程が描かれているので、どんどん目

標が変わっていっても必然と思えるのが良き。

 

グイグイ自分がやれることをやっていく舞とは

対照的に、貴司君はまだ、自分の道が見つけ

られていない感じ。奥のほそ道企画、すっごく

いいのにね。貴司のエッセイとか、旅の写真

見てみたいわ~。絶対売れると思うけどな~。

こんないい話にも飛びつかず、迷う貴司君の

目指すところはどこなんだろう? 舞ちゃんと

二人でいることが幸せすぎるんだろうけれど。

 

 

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