「舞いあがれ!」第66回~パイロット目指して頑張ったらええね | 日々のダダ漏れ

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舞いあがれ! 第66
第14週「父の背中」
パイロット目指して頑張ったらええね

 

 

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垣内) ああ、岩倉さん。

舞) はい。

垣内) 会議、行ってくる。

 何や、緊急やねんて。

舞) 分かりました。

垣内) ほな、お願いします。

舞) はい。

 

**********

 

浩太) 試作の合格もろた仕様で、

 これから量産することになります。

 あちらさんの話やと、注文は月に

 100万本以上になる、いうことや。

宮坂) 100万本!?

尾藤) めっちゃ多いっすね。

男性) アホ! 

 喜んでばっかりいてられへんで。

相良) ホンマや。機械フル稼働しても、

 一日に出来んのはせいぜい5万本。

笠巻) 社長納期は?

浩太) 2週間後や。

一同) 2週間…。

男性) ほなもう作り始めな間に合え

 へん。結城もいてへんねんし。

古川) しかし、本注文はまだ来てません。

男性) いや来てへんけどそのうち来る

 やろ。試作に合格できてんねんから。

古川) 本注文の前に作り始めんのは、

 リスクがあります。

男性) 本注文待ってて納期に間に合え

 へんかったらそれこそ大事な取引先

 なくすことになる。

男性) どっちにしても、

 リスクありっちゅうことすか…。

古川) 社長、ご決断ください。

 本注文を待つか、作り始めるか。

浩太) 作り始めよ。

宮坂) っしゃ! すぐやろ!

男性) せやな。

男性) お願いします。

 

**********

 

<機械がフル稼働する工場>

浩太) どや。

 お~ええやん。

 

**********

 

<商品こん包課>

垣内) ほなここに固めといて。

一同) はい。

(舞が一人、作業をしている)

舞) ああ。お疲れさん。

めぐみ) スピードアップしたなぁ。

舞) ちょっとずつ慣れてきたから。

めぐみ) ねじ、入れる時な、こない

 したら、見えやすいねんで。

舞) ホンマや。お母ちゃんも、これ、

 ず~っと、一人でやっててんな。

めぐみ) あのころは、商品のこん包

 も全部一人でやってて…。いっぺん、

 工場で寝てしもたことがあってな。

 夜更けに、目ぇ覚ましたら、そばに

 お父ちゃんがいてた。心配して、捜

 しに来てくれたんやな。「苦労かけ

 て、堪忍な。いつか、工場大きして、

 人増やして、めぐみのこと楽にする

 からな」て、言うてくれてん。大きい

 工場なんて、夢みたいな話やて思

 てたけど、お父ちゃん、かなえてん。

 はい。やってみて。

舞) うん。

 

**********

 

<リビング>

(浩太が歩みノートに書き込んでいる)

浩太) はよ寝えよ。

めぐみ) 浩太さんこそ。しんどないの?

浩太) うん。

 なあめぐみ。

めぐみ) ん?

浩太) いつまでたっても、

 楽にしたられへんな。

めぐみ) 楽やないけど、楽しいで。

浩太) ホンマ?

めぐみ) うん。

 

**********

 

電・藤沢) はい、少々お待ちください。

藤沢) 社長、栗東工業の

 住田さんからお電話です。

浩太) 分かった。

電・浩太) お電話代わりました、岩倉です。

電・住田) お世話になってます。こないだ

 お願いした試作品なんですけどね、

 設計が、変更になりましてん。

電・浩太) え?

電・住田) せやから、申し訳あれへん

 のですけど、本注文はなしということ

 でお願いします。

電・浩太) ちょっと待ってください。

 なして…。

電・住田) すんません、そういうことで。

電・浩太) いや、待ってください。

 今、そちらに伺います。

浩太) 藤沢、行くで。行くで!

藤沢) はい!

 

**********

 

<栗東工業>

住田) 設計が変わった以上、

 ねじも変えることになりましてね。

浩太) いやそんな…。

 本発注に向けて、

 もう量産してるんです。

住田) それは、うちがお願いした

 ことではありませんから。

浩太) あれだけ在庫抱えてしもたら、

 うちは終わりです。

 なんとか、なりませんか?

住田) どうしようもないことで。

 

**********

 

<夜>

(一人、工場に立つ浩太)

舞) お父ちゃん?

浩太) おう、舞か。

舞) 大丈夫?

浩太) 今はちょっとな…

 大丈夫じゃないな。

舞) 発注なくなってしもてんな。

浩太) 今までで一番しんどいわ。

 けどな、ここなくすわけにはいけ

 へん。ここはな、おじいちゃんの

 代から、岩倉で働いてきた全員

 で作り上げた工場なんや。

 今まで何億という数のねじ、

 作ってきたんやろなぁ。

 どんなねじ作ったんかも、

 全部記録してあんねんで。

舞) そうなん?

浩太) ああ。笠やんなんかな、難し

 ねじ頼まれたら、27年前に作った、

 あのねじがヒントになるんちゃうか

 て、記録捜しに行ったりしてな。

舞) すごいなぁ。

浩太) そやけど、レシピがあっても、

 材料とか道具とか、作れる料理人

 がおらな、料理はでけへんやろ。

舞) うん。

浩太) 今ここには、全部そろてる。

 ええレシピも、機械も、職人もな。

 工場が潰れてしもたら、それが、

 全部散り散りになってしまう。二度

 と作られへんねじもかて出てくる。

 ここには全部詰まってる。

 従業員らと力合わして進んできた

 思い出も…。これからの夢もや。

舞) お父ちゃん。

浩太) ん? 何や。

舞) 私も…私も手伝いたい。

浩太) もう十分手伝うてもろてる。

舞) 違う。もっと、お母ちゃん

 みたいに、工場を支えたい。

浩太) 舞。お父ちゃんはな、舞が

 自分の夢に向かって頑張ってる

 のがうれしいねんで。悠人も、

 いつか、ホンマの自分の夢見つ

 けてくれるて、信じてるわ。

 舞は、パイロット目指して

 頑張ったらええね。

(舞の頭を撫で、

 笑って工場を眺める浩太)

 

**********

 

<リビング>

めぐみ) まだ、起きてたん?

舞) うん。何や、寝られへんかってん。

 お母ちゃんは? 電話してたん?

めぐみ) うん、工場にな。

 けど、お父ちゃん、出ぇへんねん。

 ちょっと、見てくるわ。

舞) 私も行く。

 

**********

 

<事務所>

めぐみ) 電気ついてる。

 あれ…。

舞) お父ちゃん?

めぐみ) お父ちゃん。

舞) え…。

めぐみ) お父ちゃん。

(床に浩太)

舞・めぐみ) お父ちゃん!

舞) ねえ、お父ちゃん!

めぐみ) なあ、お父ちゃん!

舞) お父ちゃん!

 

**********

 

<病院>

(ランプの明かりがついた手術室)

(廊下に、舞とめぐみ)

(ランプが消える)

舞) お母ちゃん。

(医師が出てくる)

医師) バイパスの手術をしましたが、

 心臓の動きが戻ってきませんでした。

 手は尽くしましたが…。大きな発作で、

 お助けできませんでした。

めぐみ) うそ…。うそや! なあ。

舞) (涙)

めぐみ) お父ちゃん!(泣)

 

**********

 

今週のお題、父の背中…。うん、語っていたね~。

舞が、父の背中を見ていた。悠人にも見てほしか

った。悠人が父の背中を見る番だと思ってたのに。

 

今ここには、全部そろてる。
ええレシピも、機械も、職人もな。
工場が潰れてしもたら、それが、
全部散り散りになってしまう。二度
と作られへんねじもかて出てくる。
ここには全部詰まってる。
従業員らと力合わして進んできた
思い出も…。これからの夢もや。

 

かつて、自分の夢を諦めて、工場を継いだ浩太。

それでも…もう一度夢に近づこうと頑張ってきた。

ようやく全部そろって、飛行機の部品を作る夢を

叶える土台ができあがったのに…運命は残酷だ。

舞。お父ちゃんはな、

舞が自分の夢に向かって

頑張ってるのがうれしいねんで。

悠人も、いつか、ホンマの自分の

夢見つけてくれるて、信じてるわ。
舞は、パイロット目指して
頑張ったらええね。

 

舞が工場を手伝いたいと思うのは必然。そうな

らないわけがない。人の心に敏感な、舞だもの。

あのお父ちゃんの、あのお母ちゃんの娘だもの。

お父ちゃんが、パイロットを目指せと言ってくれ

てよかった。そう言うと、わかってはいたけれど。

ただ、悠人への「ホンマの自分の夢」という言葉

から、ありのままを認めてもらえない悠人が、か

わいそうになって。いろんなことを、話す機会も

伝える機会も失ってしまった悠人を思うと辛い。

 

リーマンショックを、IWAKURAの危機を、どう描

くのか、どこまで描くのか、気になっていたのだ

けれど…どうやら、本気で厳しい道を行くようだ。

父親が亡くなって工場を継ぐことになった浩太。

歴史は繰り返される…のか? 浩太の夢は、舞

の夢は、悠人の夢は叶うのか?課題は山積み。

 

突然の別れがあまりにもリアルで。それを容赦

なく、視聴者にも味あわせる脚本にしびれたよ。

完全に油断した。もう少し時間があると思った。

お母ちゃんの中の人の泣きの演技にやられた。

泣くよ泣いちゃうよ。泣くしかないじゃないか~。

 

1月13日(金)あさイチでのプレミアムトークの

ゲストは、お父ちゃん、浩太役の高橋克典さん。

最近は、ドラマ退場前に出演することが多いと

知られているから…そのあたりも考慮してある

んだろうなあ。制作陣の心意気にもしびれるわ。

心して…心乱されるままに、受け止めますとも。

 

 

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