「カーネーション」(再放送)第137回~第24週「宣言」 | 日々のダダ漏れ

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「カーネーション」 
第137回~第24週 「宣言」

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

<小原家>

糸子) ほんなわけでな、これから、娘ら

 の手伝いは一切せんでええ。そのかわ

 りに、新しいブランドの仕事がどっと始

 まる事になる。慣れん事やし、立ち上

 げはほんまに大変やろけど、どないか、

 頑張ってついてきてほしいんや。

 よろしゅう頼むわ。

孝枝) そら…そらそら先生がそない

 決めてんやったら、うちらもちろん

 できるかぎりの事します。なあ。

浩二) はい。

糸子) おおきに。

 けど、ほんまに大変やさかいな。

 あんたらは、最近のこの、のんびり

 した店しか知らんやろけど。あんた

 らの、前の、2人ちゅうたら…。

 

(回想)

昌子) もう!

糸子) 痛い…。

昌子) 先生、ええかげんにして下さい!

 

どんなけ、声からして、うちに

文句ばっかし言うてたか…。

 

(回想)

恵・昌子) 無理です!

 

孝枝) ほんな、

 先生に文句なんかなあ?

浩二) はい。

孝枝) うちら心から先生の事尊敬してる

 んです。黙ってついていくだけですわ。

 

ちゅうて、言うてくれてた。

孝ちゃんでしたが。

 

**********

 

<数日後>

糸子) 体型崩れた年寄りでも、

 おしゃれに見せるんは、

 こうゆうラインがええんや。

譲) でもこれちょっと形凝り過ぎちゃい

 ますか? 作んの大変ですよ。

 糸子) 何言うとんねん。

 そこが工夫のしどころやないか。

 ええもん作らんと売れへんで。

守) あのね、プレタはオーダーと違って、

 金になるまで時間がかかるの。ね?

 大体…生地代、付属品代、工賃、人件

 費、営業費、広告費、運搬費、その他

 諸経費。ね! 月末払いどころか、銀行

 からの融資だって必要なぐらいなんです。

孝枝) ちょ、ちょ、ちょ…分かれへん。

 もっかい言うて下さい。それはあれ?

 借金せなあかんちゅう事?

守) 借金はしなくてもいいんだけど、

 今までとは違うんだから。生地屋さ

 んに、10日締めの、翌月末払いに

 してくれってだけの話!

孝枝) え、何で?

守) はあ~。(舌打ち)

孝枝) はあ? お宅今舌打ちしました?

守) してません。

孝枝) 嘘や、した! 舌打ちしたわ!

守) してません。

孝枝) したやん! したって言いや!

 あんたしたやろ!

糸子) ちょっと!

 どないしてん? 孝ちゃん。

孝枝) 先生。うちもう無理です!

糸子) ん?

孝枝) うちみたいなおばちゃんにそない

 新しい事ジャンジャカ言われたかて、

 無理なんです。ついていかれません!

糸子) 守。

守) はい。

糸子) あんた、

 またきつい言い方したんやろ?

孝枝) 舌打ちしたんです。

糸子) 舌打ちしたあかん。

守) は~い。

孝枝) 前のまんまがよかったです、先生。

 こんな嫌な思いした事ないわ。

 前の、平和な店に戻りたいです。(泣)

糸子) まあまあそう言わんと座り。なっ。

 

一方、浩ちゃんは、

案外辛抱強いたちで。

 

糸子) もっと。

(ボディに生地を合わせる浩二)

糸子) もっと。ちゃう。

 この生地とちゃうわ。もっと厚手や。

浩二) はい。

 

頼りになるっちゅう事が分かりました。

 

孝枝) あ~もう~! もう嫌や!

 もう分かれへん!

糸子) 孝ちゃん! 守!

 あんたもそないすぐメソメソしな!

 仕事なんや!

 歯ぁ食いしばって、やらんかいな!

孝枝) はい…。(泣)

守) ゆっくりいきます。

 

**********

 

<通り>

(買い物袋を手に歩いている里香)

(自転車で追い抜く正志に

 タワシを投げつける里香)

正志) 里香ちゃん?

里香) そうだよ。

正志) 何その格好?

 ここ髪キュッちゅうやつは?

里香) やめた。

(袋を自転車のカゴに乗せる里香)

正志) かいらしかったのに…。

里香) 悪かったな。

声) おなじみの、

 ちり紙交換に参っております。

 古新聞、古雑誌、ぼろなど、

 ございましたら…。

不良少女) 誰? あの小学生。

不良少女) 妹ちゃう?

不良少女) ああ、「妹おる」

 言うちゃったな。

 

**********

 

<小原家>

電・糸子) あ、直子? あんな、このベッド、

 もうちょっと、返したいんやけどなあ。

 いや、もうほんまに邪魔になって

 かなんねや!

 

**********

 

<台所>

(料理を作っている里香)

 

**********

 

<店>

守) だから、販売網を作るにしたって、

 いい縫製工場を確保するにしたって、

 とにかく社会的な信用が一番必要な

 んです。

孝枝) はい。

守) もう一回言いますけど、信用を得る

 には、まず資産があって、それに、組

 織がきちっとしてないと駄目なんです。

 ここまで分かりますよね?

孝枝) 分かります。

糸子) これか、これか。そうかこれか。

 難しいとこやなあ。あんた、どない思う?

栄之助) これ。

糸子) 何で?

栄之助) 何となく。

糸子) アホか! もう、フフフ…。

 ここは大事なとこや。

 しっかり考えんかい!

 

**********

 

<夜>

(カレーを食べる一同)

譲) うまい!

栄之助) おいしいわ、里香ちゃん。

守) 俺お代わり欲しいっす!

(微笑む里香)

糸子) ま、カレーやさかい、

 そない失敗せんで。なあ。

孝枝) ほんでも上手やわ。野菜かて

 こんな丁寧に切ってあるし。なあ。

糸子) はれ浩ちゃん、

 もう食べたんかいな?

浩二) 何や、おなかすいてしもて。

糸子) あんたよう動いてくれたよってな。

 里香、お代わりついじゃり。

里香) うん。

孝枝) てんこ盛りしちゃり。

里香) うん。

(里香を微笑んで見ている糸子)

孝枝) おいしいわ、ほんまに。

 カレーなんぼでも食べれるからな。

栄之助) 里香ちゃんまだお代わりある?

里香) ある。

 

**********

 

<夕食後>

守) いいっすか? 企画ってのは、

 とにかくありとあらゆる情報を、

 自分のものにしなきゃ駄目なんです。

 あと、人脈もないと駄目なんです。

孝枝) はあ~けど私人脈なんか…。

守) だから~。企画担当孝枝さんに

 やれなんて誰も言ってないじゃん。

 組織の中で、誰が何をやるのかを

 決める。それを今から形づくってい

 こうって言ってるんです。ね? 孝枝

 さんに企画仕入れ担当ができるな

 んて誰も思ってねえっつうの。

孝枝) はあ~?

守) すいません。先いきます。

孝枝) はい。

譲) 進めよう進めよう。

 

**********

 

<ひと月後>

栄之助) 「ええ柄の生地」言わはったんで、

 こんなところかなと思て持ってきたんです

 けど。どないでしょう?

糸子) やっぱしな。これドレスに使お!

 こないだ言うてたドレス、こんで作ろ。

栄之助) えっ? これでドレスですか?

浩二) けど先生これ、こないだのとは

 勝手がちゃいますよって、柄合わせ

 がそない簡単にはいかへんのとちゃ

 いますか。

糸子) う~ん。

譲) そら模様の入り方も

 これ全然別もんやさかい、

 ごっつい計算ややこしなりますよ。

糸子) まあな。

 せやけど、この柄、おもろいで。

 ええで、やっぱし。よし、やってみよ!

譲) えっ?

糸子) ハハハ! 

 若い子らが無理やと思う事ほど、

 やったらんでどないすんねん!

 年取ってる意味ないがな。

栄之助) はあ…。

糸子) 浩ちゃん、ボディー持ってきて。

浩二) はい。

 

**********

 

<夜>

糸子) あ、せや…。こっちを

 こう、持ってきたらええんや。なっ、

 ほな、ここ、つながるがな。ほら。

浩二) ほんまです。

糸子) やった…でけんで。

 はあ~やっと分かった。

(ふらつく糸子)

浩二) 先生!

里香) おばあちゃん!

糸子) 何もない。

 ちょっとめまいしただけや。

 

調子乗って、無理し過ぎる。

 

(倒れる糸子)

浩二) 先生!?

里香) おばあちゃん!?

浩二) 先生!?

里香) おばあちゃん!?

 

**********

 

<2階>

(糸子を背負って2階に運ぶ浩二)

浩二) しっかりして、先生。

里香) 大丈夫?

 

うちの人生、

何べんそんで怒られてきた事か。

 

里香) 大丈夫? おばあちゃん。

(布団に寝る糸子)

里香) おばあちゃん、お水とかいる?

糸子) ううん、ええ。

浩二) 無理せんといて下さい、先生。

糸子) 里香。

里香) え?

糸子) お母ちゃんらに言うたら、あかんで。

里香) うん…。

 

ちゅうて、

まわりはどないかごまかせても、

体だけは、ごまかせません。

 

浩二) 先生…。

 

**********

 

<翌朝>

糸子) あ、あ、いたたたた…!

 いたたたた…う~ん!

(膝をさすり、仏壇を開ける糸子)

(善作たちの写真を見る糸子)

 

「相変わらず、アホやなあ」

ちゅうて、見てんやろ。

 

糸子) そのとおりや。

 おはようさんです。

 あたたたたた! あっつつ~っ!

 

**********

 

<店>

糸子) 宣伝?

守) はい。

 そろそろ、準備していきましょう。

糸子) いや、けど、

 娘らは、別に関係ないやろ。

守) 関係ない訳ないじゃないですか。

 あんな超ビッグネームが

 3人もいるんですよ。

糸子) せやかて、うちは嫌やで。

 あの子らの名前にぶら下がって

 宣伝すんのなんか。

守) そんな甘っちょろい事言ってる

 場合じゃないですよ。

糸子) ああ? 何が甘っちょろいや!

 うちは、自分の商品に自信あるし。

 娘らなんか客寄せに使わんかて、

 やれるちゅうんや!

守) そりゃ3年先の話です。

糸子) 何?

守) 先生、今全国で、どれだけの

 人がオハライトコを知ってます?

糸子) そら…全国ちゅうほど、知られて

 はないけどな。うっとこの服、いっぺん

 着てもろたら…。

守) そんな悠長な事言ってる暇ないです。

 あっという間に次作る資金無くなりますよ。

 いいですか先生。僕たちは、このオハラ

 イトコの服を買った事がない人達に、こ

 の価値をバシッと言い切らないといけな

 いんです。「岸和田の洋裁屋のおばちゃ

 んが作った服です」。そんな地味な話に

 誰が耳貸すんですか。オハライトコには

 どんな価値があるのか、そこにもうのっ

 けられるだけのものはのっけていかない

 と駄目なんです。娘さん達には、何が何

 でも宣伝協力して頂きます。それなしに

 は、絶対に成功しません!

糸子) う~ん、うう~ん…むき~!

 う~ん…孝ちゃん! こいつ、腹立つ!

孝枝) 知りませ~ん。

 うちはちゃ~んと耐え抜きました

 よって。先生も耐えて下さい。

 

**********
 

ぷぷぷ。若い人に新しいことを教えられる…

というか、ずけずけ分かった顔で言われるの

は辛いよね。分かるよ、分かるよ孝ちゃん! 

他人事のつもりだった糸子に戻ってくるブー

メランに笑った。腹立つよね~分かるよ~!

頭の柔らかい年寄りになるのも大変なのだ。

 

 

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