「半分、青い」第139回~そよ風の扇風機を作るんや!の巻 | 日々のダダ漏れ

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「半分、青い」 第139
第24週 「風を知りたい!
そよ風の扇風機を作るんや!の巻

 

 

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<つくし食堂>

鈴愛) ただいま!

宇太郎) おお、何やお前。

草太) おねえ、どうした?

晴) 鈴愛。

 

**********

 

<楡野家>

(持ってきた箱を開ける鈴愛)

晴) うわ~!

鈴愛) 少しでも入院生活が楽しなるよう

 にって買ったんや。新宿のデパートで。

晴) フフッ。ああ、すてきや~。

鈴愛) ほいでな、宅配便で送ってくれる

 コーナーで、ここの住所書いとって、思

 ったんや。あれ、これ直接渡したろかな

 って。ほいで、電車飛び乗った。

晴) フフッ、あんたらしいな。

 ちょっと、着てみようかね?

鈴愛) えっ?

 

**********

 

<楡野家>

晴) ウフフッ。ああ、ええなあ!

鈴愛) うん!

晴) かわええ。

(パジャマを着て鏡の前に立つ晴)

晴) へえ~。

鈴愛) ちょっと華やかな

 気持ちになるなあ。

晴) なるな。

(二人の様子を見ている草太)

 

**********

 

<つくし食堂・厨房>

宇太郎) 何や?

草太) お邪魔みたいや。

(料理の仕込みをする宇太郎と草太)

鈴愛の声) お~似合っとる!

(居間をのぞく宇太郎)

草太) お父ちゃんやめとき。

 

**********

 

<楡野家・縁側>

晴) おかあちゃんな、今度手術する名北

 病院、名古屋駅から近いのはええんや

 けど、周りビルばっかや。何も見えん。

 風も入らん。

鈴愛) ほうか?

晴) まあ病院やでな。贅沢は言えん。

 あっ、ほうや! 

 あんた、絵描いてくれん?

 その絵、病院に持ってく。病室に貼る。

鈴愛) ええ?

 

**********

 

<楡野家>

(クレヨンで画用紙に絵を描く鈴愛)

晴) あっ、分かってまった! あれやろ?

 お墓参りの時に行く丘や。

鈴愛) フフッ。

 

(回想)

晴) いい風が吹くね。

 

晴) あんたがクレヨンで絵描いとるの

 見ると、昔を思い出すわ。あんたが

 小さい時。

鈴愛) お母ちゃん、律が、おらんくなる。

晴) はあ? 怒らせてまった。

 

**********

 

<高層ビルの窓辺>

男性) 課長。これ、予算削って

 みました。ギリギリですが。

律) おっ。

男性) 失礼します。

 

**********

 

<楡野家>

鈴愛) 心配したつもりやった。夢を

 持って何かをしようとすれば、みん

 な、すごいねとか、ええねって言う

 けど、誰かが言わなかんと思った。

 「転ばぬ先の杖」や。

晴) 今のあんたは、

 あん時のおかあちゃんと一緒や。

鈴愛) うん?

晴) あんたが東京に出る、漫画家に

 なるって言った時、私も、あんたが

 心配でしかたがなかった。

鈴愛) あっ…。

晴) あん時も、律君は、あんたを応援

 してくれたんやなかったかね?

 ほいで、「一瞬に咲け」っていう漫画、

 出せたやろ。

鈴愛) うん…。

 

**********

 

<律のアパート>

電・律) はい。1万円くらいで。

 あっ、じゃあ、バラで。

 あっ、メッセージ…。

 じゃあ、結婚おめでとう。幸せに。

 

元嫁、より子さんの

再婚のお祝いのお花を、

彼はおくっております。

 

電・律) はい。それで。

(電話を切る律)

(チャイム)

(玄関へ行き、ドアスコープをのぞく律)

(ドアの前に立っている鈴愛)

(ドアを開ける律)

鈴愛) 電話したんやけど、話し中で。

律) うん。カンちゃんは?

鈴愛) あっ、今、

 家で宿題の試験やっとる。

 40分のテストや。40分で戻らなかん。

律) また勝手な。

 

**********

 

(テーブルで向き合う二人)

鈴愛) 律…ごめん!

(頭を下げる鈴愛)

鈴愛) おせっかいで、

 変な事ばっかり言って悪かった。

 私は無神経や。口を慎む。

律) でもまあ、あれや。

鈴愛) ん?

律) 俺はお前の事を、

 ずっとは怒っていられない。

鈴愛) え?

律) 生まれた時から横に寝転がっとる

 もんに、許せんとか、縁を切るなんて

 言えない。俺は鈴愛にはどうしたら

 いいか分からん。

鈴愛) えっ、どういう意味?

律) まだ、40分大丈夫か?

鈴愛) いや、律、まだ来たばっかや。

律) さっき花注文した。

鈴愛) 花?

律) より子にな、

 結婚のお祝いでおくった。

鈴愛) えっ、より子さん結婚…。

 再婚すんの?

律) お前今何で後ずさった?

鈴愛) あ…思わず。

律) 安心しろ。お前は襲わん。

 いくらさみしくても。

鈴愛) 今回の事は、本当に

 ごめんなさい! 私が悪かった。

 役に立つ事を言おうとして、間違えた。

 私は、律を応援したい。

 律は、私が漫画家になる時、

 あんなに応援してくれたのに。

律) でもまあ、

 お前の言う事も一理あんだよな。

 正直自分でも揺らいどる。

 俺は飛べん鳥みたいなとこがある。

 何てたって名前も律や。律するの律。 

鈴愛) 律。

 律は英語で言うと、リズムや。

律) えっ?

鈴愛) 軽やかや。弾む感じや。

律) どっかでまだ、会社辞める事も

 びびってる。意気地なしや。

鈴愛) そうか…。

律) 俺はもう鈴愛のマグマ大使じゃな

 いんすよ。ダサくて、情けないんすよ。

 無理して元嫁に花とかおくっちゃって

 さ。だっせ。

鈴愛) 違う律。

 律は、私のマグマ大使や。

 私のマグマ大使は律だけや。

 この先、何があっても。誰と出会っても。

律) そう…か。

鈴愛) (頷く)

律) 頑張るか。

鈴愛) あ…悪い。手元に笛ない。

律) いや、吹かなくていいから。

 

**********

 

<楡野家>

宇太郎) ほう…これ、鈴愛が描いたか。

晴) うん。

宇太郎) お前、気早ないか?

 まだ、入院再来週やぞ。

晴) 何かね、落ち着かん。

宇太郎) 晴さん、心配しんでもええぞ。

 俺がついとる。

晴) ん? 私は自分の心配はしとらん。

 鈴愛の心配しとる。

宇太郎) あちゃ~! ハハハハハッ。

 晴さん、娘はしょうがないぞ。

 もうすぐ40や。

晴) フフッ。心配させといたって。

 子どもの心配するのは、親の仕事や。

 仕事がなくなると、つまらん。

宇太郎) ほうか。

 

**********

 

<律のアパート>

律) 俺は鈴愛と違って、

 「こんな事がしたい」、がなかった。

 でも、「これは嫌だ」、はあった。

鈴愛) ん?

律) 不遜に聞こえるかもしれんけどな。

 ほやけど、俺は…俺はこんな事する

 ために生まれてきたんやないと思った。

鈴愛) 律。そういう気持ちは、

 大事にした方がいいと思う。

律) ん?

鈴愛) 私は秋風先生に教わった。自分

 の気持ちを、見つめる事を教わった。

 それは漫画にとっても大事な事やった

 けど…今は、自分が生きていく上で

 大事な事やと思っとる。

 律に強い気持ちがある。

 私は、応援する。

律) おっ、ありがと。

鈴愛) 何や、

 その気の抜けたような言い方…。

律) まずは、これだ。

(事業計画書を手にとる律)

律) これを埋めないと

 俺は一歩前に進めない。

鈴愛) うん。

律) 何を作るかだ。

 お前、そろそろ帰った方が

 いいんじゃないの?

鈴愛) ほやな。

律) おばさんにくれぐれもよろしくな。

鈴愛) うん。あっ、絵描いたった。

 入院して手術したら、しばらく外に

 出られん。名北病院、街なかにあ

 るんやと。景色もない。ビルばっか。

律) あ~そういえば和子さんも

 外出たがっとったな。

 ♪この広い野原いっぱい 咲く花を

鈴愛) 何や、それ聴いた事ある。

律) 知らん?

 和子さんがよう歌っとった。

 野原いっぱいの花を摘んで、

 あなたにあげるんやと。

鈴愛) はあ、ロマンチックや。

律) 2番は、夜空に咲く星を

 みんなあげるんや。

鈴愛) ほう、欲張りやな。

 例えば、野原の風を集めて、

 お母ちゃんに持ってたげれば、いいな。

 あっ、それかそよ風の扇風機。

 そよ風の扇風機とかあったらよくない? 

 扇風機からそよ風が出る。

 魔法の扇風機や。

 あっ、ほんじゃね、律!

 謝れてよかった。

律) 鈴愛…。それや。

 そよ風の扇風機や!

鈴愛) はあ?

律) そよ風の扇風機を作るんや!

鈴愛) そよ風の扇風機…?

 

**********
 

う~ん…つまりは連続しないテレビ小説として、

それまで見たものは忘れて、目の前で起きる

出来事を、ただそうなのだと思って見る…のが

正解のドラマなんだろうね、「半分、青い」は…。

妻にやり直そうって言った次の回にはナレ離婚。

津曲のところで勤めると言ってたのに五平餅の

屋台引いてるし。言ったそばから事情が変わっ

ていくドラマについていくには、ひたすら「無心」、

あるがままにそのままに見るしかないかもね~。

 

ノベライズ本を見なければわからないようなドラ

マ作りをされてもね…。そんな事を恥ずかしげ

もなくツイートされてもね…。「恥」という概念が

ない人って怖い…。誰とはあえて言わないが…。

 

俺はお前の事を、ずっとは怒っていられない。
生まれた時から横に寝転がっとるもんに、
許せんとか、縁を切るなんて言えない。
俺は鈴愛にはどうしたらいいか分からん。

律は、私のマグマ大使や。
私のマグマ大使は律だけや。
この先、何があっても。誰と出会っても。

 

ああ、こういう二人なんだなあって。ソウルメイト

とか、そんな高尚なものではないのは確かだ。

でもまあ、そういう人たちのお話なんだと思って

見れば生温かい目で見守れるかもしれ~んw

 

とりあえず…そよ風扇風機ってところまではこぎ

つけたようで、よかったよかった。あとは完成す

るところまでいけばいいのだし。終わりよければ

すべってもよし…じゃない、すべてよし~になれ

ばいいね~。五平餅のパート全部なくして、もっ

と早くから扇風機に持っていけばよかったのに

…な~んていまさら言っても仕方がないしね~。

 


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