「高嶺の花」第9話 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「高嶺の花」

 


第9
 

悪口を言うヤツは、無視していい。
毒を吐く人は、
自分も毒を吸っている。
そっち側に回ったら最後。
全ては色あせてしまうんだ。
自分の中にしんをつくろう。
それが鉛筆みたいに細いしんでも。
それさえあれば描けるんだ。
やりたいことは全部。

世界で君は一人だけ。
超激レア。
たった一人の君。
たった一人の、俺。


直人) 立派な人の名言は、心に余裕
 のあるヤツにしか届かない。だから、
 お前が言うなって思いながら、ダメ
 な俺がもう一人のダメな俺に言って
 るんだ。

 

**********

 

もも) 手が震えるのは、心の問題。

 本当は、お家元も見えなくなったから。

 もう一人の自分が。残念だけど、一度

 消えたら、もう二度と見ることはないら

 しい。色恋を切り捨て、罪悪感を抱い

 て生きても、もう二度と取り戻すことは

 出来ない。

市松) そうか。

もも) いつから? 

 もしかして、私のせい?

 私は…お家元の娘じゃないんですね。

市松) 誰から?

もも) 誰からでもいい。ホントなの?

 そうなのね。私は噛ませ犬?

 ななの力を引き出すための。

市松) どう思う?

もも) どうも…思わない。不思議に。

市松) どうも思わない?

もも) 怒ったり、悲しんだりじゃない。

 お家元の気持ちを考えたら、

 感謝の思いの方が強いんです。

市松) 私の気持ち?

もも) ママに、裏切られたのよね?

 それでも、

 私を実子として育ててくれた。

 何不自由なく。

 ありがとう…ございました。

 

**********

 

直人) 分配、しませんか?

高井) 分配?

直人) 彼女の痛みの、分配です。

 あなたと、俺で。

高井) 私は当然その役目が。

 できることがあれば。

直人) おとうさんですよね?

 あなたが本当の、

 おとうさんではありませんか?

高井) 何をバカなことを。

直人) 以前、

 俺との結婚に反対されましたね。

 「君にはとても、受け止めきれない」

 と。そのおっしゃり方が、

 娘を思う、父親のように。

高井) 幼い頃から、見守っている。

 多少なりとも、そうした感情は。

直人) そうですか。

 違うなら、失礼しました。

高井) 当たり前だ。

直人) アイデンティティーの

 危機ですから。

 出自が分からないのは、衝撃です。

 もし父親なら、

 名乗り出られたほうが…。

高井) 私ではない。

 そんなはずあるわけないだろう。

 

**********

 

高井) 最低なのは、私です。

もも) え?

高井) あの頃、後ろ生けに、あなたと

 同じように悩まれていたお家元は、

 その原因が、千恵子様だと思われま

 した。千恵子様を愛して、自分は腑

 抜けになってしまったと。つらく当た

 られました。たとえば、あなたが風間

 君を、どうしようもなく痛めつけてしま

 ったように。傷つけて、遠ざけた。千

 恵子様は、寂しくて、不安で、そのこ

 とを、当時の本部長に相談していま

 した。それでいつしか…。それで…。

もも) あなたなのね。

高井) 千恵子様は妊娠され、私は額

 を地にすりつけて、お家元に、謝罪し

 ました。お家元は、決して他言せぬよ

 う、子供が生まれても、決して父親と

 名乗ることのないよう、それができる

 かと聞かれました。千恵子様はどうし

 ても産みたいとおっしゃられて、私は、

 お家元と約束を。

もも) 出てって。

高井) 私はせめて、娘のそばに

 いたいと、本部長を辞して…。

もも) 知らないわ。

 自分を正当化したいの?

 ふざけないで。

高井) いえ、そんなことは…。

もも) 聞きたくない。出てって。

 私の前に、もう二度と現れないで。

 私には…父親なんかいない。

 出てって!!

 

**********

 

(回想)

節子) 寂しいって感情は、敵よね。

 そういう時って、魔が差しちゃう。

 近くで優しくしてくれる

 相手に流される。

 ポッカリ空いて、寂しいって。

 

**********

 

千秋) 私なら、ぷーさんのこと

 分かってあげられる。

 好きな人に、意地悪したり、

 つらい思いなんかさせない。

直人) 千秋さん…。

 

**********

 

もも) そっか。

 別に責められないんだ。

 だって私優しくなかったもん。

 ひどいことして、また甘えて…。

 自業自得だ。

 

**********

 

直人) 俺…。

 

**********

 

もも) 素直になりたいよ。

 私だって。素直に…。(泣)

 

**********


始まった頃は、宗太のパートがメンドクサイ

なあと思っていたのだけれど、ジワジワくる。

宗太が身にまとっていたいろんな憑きもの

が少しずつ剥がれていく感じがいいなあと。

 

悪口を言うヤツは、無視していい。
毒を吐く人は、
自分も毒を吸っている。
そっち側に回ったら最後。
全ては色あせてしまうんだ。
自分の中にしんをつくろう。
それが鉛筆みたいに細いしんでも。
それさえあれば描けるんだ。
やりたいことは全部。

世界で君は一人だけ。
超激レア。
たった一人の君。
たった一人の、俺。

 

そうそう。毒を吐く人は、自分も毒を吸ってい

る。だからなるべく毒の言葉は使いたくない

と思う。そうはいってもまだまだ未熟なので、

ついつい毒を吐いてしまうのよね。トホホ…。

 

寂しいって感情は、敵よね。
そういう時って、魔が差しちゃう。

 

ホントこれ! 寂しい病はこじらせると始末に

負えない。ぷーさんの手を離しちゃ駄目~!

 

 

●「高嶺の花」HP

 

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「高嶺の花」第1話

「高嶺の花」第2話

「高嶺の花」第3話

「高嶺の花」第4話

 

「高嶺の花」第5話

「高嶺の花」第9話

「高嶺の花」第10話

 


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