「ひよっこ」第143回~女は、永遠には待てないよ | 日々のダダ漏れ

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「ひよっこ」 第143
第24週 「真っ赤なハートを君に」
女は、永遠には待てないよ

 

 

時子の優勝から10日ほどたちました。

ついに、ツイッギーが来日。

赤坂のホテルに宿泊とあって、

商店街は…。

 

女の子たち) キャ~!

(ミニスカートの女の子たちが

 駆け抜けていく)

鈴子) 時子、どうしてるかね。

みね子) そうですね。

 

**********

 

時子といえば、

実はこんなことがありました。

 

(スクラップブックに時子の切り抜き)

君子) 何だか信じらんないねえ。

正二) ん? あぁ、んだなぁ…。

豊作) 何か自分の妹って気ぃしねえわ。

君子・正二) アハハハ!

正二) んだなぁ。

君子) まぁ、でも、私のおがげだけどね。

  私が申し込まながったら、優勝してね

  えんだから。わがってる? あんたら。

豊作) はいはい。

正二) わがってるよ。

君子) ならいいけど。

(夜なのに、表が光輝く)

君子) ん? 何? 誰か来た?

時子) ただいま。

君子) 時子!?

正二) おぉ、時子! 

豊作) どうした? 突然。

君子) ごめんね、突然。

  あとそれにもう一つごめん。

  そんなにいられないんだ。

  車で待ってもらってる。

君子) 座れ、座れ。

正二) 座れ、座れ。

君子) 今、お茶…。

 

**********

 

時子) 今日は謝りに来たんだ。

君子) ん? 何よ?

時子) あのね…。

  私芸名をつけることになるんだ。

  和泉真琴っつう名前んなる。

君子) えっ?

時子) 助川の家に生まれて、お父ちゃん

  とお母ちゃんに付けてもらった時子っ

  て名前があんのに…。

  ごめんなさい、本当に。

君子) いずみ…まこと…。

正二) 時子じゃなぐなんのが?

時子) うん…そうなんだ…。

  本当にごめんなさい。

正二) いいんでねえが?

  気にすんな、時子、そんなこど。

豊作) んだな。

  だって仕事の名前だっぺ?

  時子は時子だろ。こごさけえって

  きたとぎは、時子だっぺ?

時子) うん…。

君子) んだね。ありがとう。

  そんなふうに考えてくれて。

  うれしいよ…ねっ?

(泣きながら頷く正二)

君子) うん。頑張っぺ、時子!

  日本一の女優になって、

  お金持ぢになって、東京の豪邸で、

  お母ちゃんと2人で暮らそう。

豊作) え…?

正二) え…?

君子) ハハハハ! 時間ないのけ?

  きのこめしあっけど食べっか?

時子) 食べる! 食べる、食べる!

君子) うん、わがったよ。

豊作) あっ、時子! これな、

  母ちゃんが一生懸命作ってんだ。

正二) んだんだ。これな、

  本屋とかいろいろ回ってな!

(スクラップブックを見る時子)

正二) この記事あっぺ!  これは

  お父ちゃん見つけたんだ、これ。

 

**********

 

そして、こちらは

どうなっているかというと…。

 

さおり) まだかなぁ。

(三男を見つめるさおり)

さおり) まだかなぁ。

三男) あの…。

さおり) はい。何がまだなのか、

   一体何を待ってるのかと

   いうご質問でしょうか?

三男) あぁ、いや…。あっ、でも、

  無理に答えなくても…。

さおり) 三男君を待ってます。

三男) え…?

さおり) だってさ、時子のことはきれい

   さっぱり決着がついたわけでしょ?

三男) いや、きれいさっぱりって…。

さおり) 違うの?

三男) いや、違わねえですけど。

さおり) あなたは、「いやいやいや」

   とか、「ちょっと待って下さいよ」

   とか、「違いますよ」とか、

   そういうことしか言わない。

   はっきりと私を否定はしない。

   好きじゃないとか、

   嫌いとかは言わない。

   それは私に対する優しさですか?

三男) いや…いや、何ていうか、その…。

さおり) だったらありがとう。

   でももういいです、それは。

   私は本気なんで…。

   本気で返事を下さい。

(たじろぎつつ、頷く三男)

さおり) 女は、永遠には待てないよ。

三男) え…?

(立ち去るさおり)

 

**********

 

<休日のすずふり亭>

 

(テーブルの上に本を並べ、制服

 のデザインを考えているみね子)

秀俊) おう。

みね子) あれ?

秀俊) どうしたの? みね子。

みね子) あっ、あの、留守番なんです。

   鈴子さんとシェフ、由香と3人で

   銀座にお出かけで。あっ、朝急に

   決まったらしいんですけど。

   …で、今日電気屋の人が修理に

   来んで、私、留守番。

秀俊) あっ、そうだったんだ。

みね子) はい。

秀俊) ん? あっ、制服の?

みね子) はい。

   図書館で借りてきました。

   すごいですね、赤坂図書館。

秀俊) だよね、俺も。

みね子) 新メニューの?

秀俊) うん。

  あっ、ちょっと座っていい?

みね子) はい。

(並んで座る2人)

みね子) あっ、元治さんは? 一緒に

   考えるんじゃなかったでしたっけ?

秀俊) 俺が提案を出して、そうしたら

  それに文句を言うからって。

みね子) フフフ…。

秀俊) 先輩っぽいでしょ?

みね子) ですね。

秀俊) でもまぁ、信頼してもらってる

  ってことではあるしね。

みね子) そっか、そうですね。

秀俊) うん。

 

何だかいい雰囲気ですね。

そういえばヒデ、

こんなことがありました。

 

(回想)

秀俊) 俺、あの子のことが…好きだ。

島谷) 頑張れ、ヒデ。

 

秀俊) 何か、あれだね。中学とか高校

  の頃、夏休みに、補習で学校に来

  てる2人みたいな感じだね。

(笑い声)

みね子) そうですね。補習ありました?

秀俊) うん。あんま勉強好きじゃ

  なかったから。ハハハ!

みね子) 私もありました。

秀俊) アハハハ! あっ、どう?

  制服いいのあった?

みね子) いや~それがながなが難し

   くて。っていうかそもそも、制服に

   関する本っつうのもないし。

秀俊) そうか。

みね子) はい…。

秀俊) うん。

みね子) ヒデさん、

   どういうのがいいですか?

秀俊) えっ? いや、女の人の

  服のことは分かんなくて。

みね子) そうですか? あっ、まぁ、

   「俺に任せろ」って言われでも、

   ちょっとやですけど。

秀俊) そう? そういうもの?

みね子) まぁ、私は。

   あっ、じゃ、例えば、こん中だっ

   たら、どれが好きですか?

秀俊) えっ? あぁ…。

(みね子がノートに描いたデザイン)

秀俊) う~ん…。う~ん。

(秀俊をチラッと見るみね子)

秀俊) これ!

みね子) え~!

秀俊) 何だよ、自分で聞いといて、

  「え~!」って。

みね子) すみません。

   ヒデさんの方はどうですか?

秀俊) うん。悩む。

みね子) 新メニューかぁ、楽しみ。

秀俊) うん。どうせなら、

  人気メニューにしたいしね。

  でも、すずふり亭らしさもなきゃ

  ダメだし…。それに、ある程度は

  店にある素材で作れないと…。

  そのメニューのために、何もかも

  新しく素材を、仕入れるわけにも

  いかないしね。元取れなきゃ意

  味ないわけだし。あっ、でもさ、

  メニューが採用になってさ、初め

  てお客さんがオーダーしてくれた

  りしたらさ、泣くね、きっと。

みね子) フフフフ! 泣ぎますか?

秀俊) 泣くでしょう!

(笑い声)

みね子) そうですか。楽しみだな。

   ヒデさんが泣くの見んの。

秀俊) 何だよそれ! ハハハハ!

みね子) あっ、あの、オーダーするとぎ

   に、略して言うじゃないですか?

   オムとか、ハッシュとが。

   あれって誰が決めんですか?

秀俊) いや、分かんないけど、

  誰ってことはないんじゃないかな。

  言いやすければ。

みね子) そっか。私決めたいなぁ。

秀俊) そうなの?

  あっ、じゃ、よろしくお願いします。

みね子) 本当ですか? いいんですか?

秀俊) うん。

(笑い声)

みね子) そっか、楽しみだなぁ。フフフ!

秀俊) あ…あのさ、みね子。

みね子) はい。

秀俊) 俺、いつも休みの日にさ…。

みね子) はい。

秀俊) レストランに行く事にしてるんだ。

  あっ、勉強のためにね。いろんなお店。

  昼にね。ランチの方が安いとこ多いし、

  夜だと、そんなに行けないし…。

みね子) あぁ、はい。

秀俊) 今度から…。あっ、毎回じゃなくて

  いいんだけど…。時々、つきあってくん

  ないかな?

みね子) えっ?

秀俊) あっ、あのさ…。一人だと、食べ

  たあと感想を言う相手がいなくてさ…。

  あっ、それに、2人で行ったら、別の

  もの注文できて、分けたりとかしたら、

  いろいろ食べることできるし…。

  それに、店の様子っていうか、そうい

  うの…。女の子の意見とか聞きたい

  し…。どうかな? あっ! 嫌だったら

  あれなんだけど…。

みね子) 行きます! 行きたいです!

秀俊) 本当?

みね子) はい! すごく楽しみ。

秀俊) あっ、よかった。

みね子) はい。ありがとうございます!

秀俊) ううん、こちらこそ。

  あっ、よろしくお願いします。

みね子) はい。こちらこそ。

 

あらあら、この展開…それって、

明らかにデートのお誘いですよね。

 

秀俊) どこ行こっかな~。

(ノック)

みね子) は~い。

(入口のドアを開けるみね子)

みね子) え~!?

 

**********
 

時子の芸名エピソードにつなげて、奥茨城

の家族の様子が見られたのはよかった。

和泉真琴。和泉はともかく、真琴って名前

はボーイッシュな感じで合ってるかもね~。

芸名になることを申し訳なく思うなんて…

意外と古風な女の子だったんだね、時子。

スターを目指しているから、芸名も織り込

み済みなのかと思ってたよ。いい子だ~。

 

時子が帰ってきた時の、まるで未知との遭

遇のような音楽と、スターの輝きそのまん

まの演出がベタ過ぎて、笑っていいのか、

氷点下のまなざしで見ていいのか悩む~。

(ラストシーンのみね子の驚きっぷりも、あ

まりにわざとらしすぎて、演出に難アリ?)

 

本来は、ヒロインの次なる恋の予感…に萌

えるべきところなのだろうけれど…。ヒデ君

も嫌いじゃないんだけどね…。萌えがない。

みね子のモテキャラ設定に萌えない。な~

んかね、全部受身で、恋する感がないのが

ね、つまらないんだと思う。ヒロインの好き

好き感、片思い感が、少しでいいから欲し

かった。そしたらキュンキュンできるのに。

ヒロイン自身に恋してる感がないものだか

ら、三男やさおりの方にキュンキュンしてし

まう。恋は片思いが一番盛り上がるしね。

切ない想いが、切ない恋が、叶う瞬間が

見たいんだよ~(気持ちは乙女だから)!

 

…というわけで、ついつい副題にとりあげ

たのは、みね子とヒデ君の恋の進行状態

ではなく、さおりのセリフとなってしまった。

だってそっちの方が興味深いんだもの!

 

あなたは、「いやいやいや」とか、

「ちょっと待って下さいよ」とか、

「違いますよ」とか、
そういうことしか言わない。
はっきりと私を否定はしない。
好きじゃないとか、
嫌いとかは言わない。
それは私に対する優しさですか?

 

だったらありがとう。
でももういいです、それは。
私は本気なんで…。
本気で返事を下さい。

 

女は、永遠には待てないよ。

 

すっばらしいよ!

さおりちゃん、いや、米子~!

まったくもってその通り。

半端な優しさなんて、いらない。

本気には、本気で返してほしい。

いい加減はっきり返事してほしい、

いや、返事しろ! 返事するべきだ!

女は…待つよ。結構待つけどね。

かなりしつこく待てるけど…。

永遠には…待てないよ?

心を決めたら、離れるの早いよ?

きっぱり忘れて「なし」にしちゃうよ?

 

さおり=米子の気持ちだけに寄り添って…

大きく頷いてしまう私。まあ、三男の気持ち

はまた別のお話だから。米子の想いが叶っ

ても叶わなくても、どっちでもいい。米子が

好き。ララララ ラン ララランラン 君が好き。

 

明日の未知との遭遇は、予告に出て来た

あの人だとは思うけど…。あの人の「今」

が、そしてあのセリフが聞けるか楽しみ~。



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