「べっぴんさん」第144回~私にとっては魔法のワンピースです・・・の巻 | 日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「べっぴんさん」 第144回
第25週 「時の魔法」
私にとっては魔法のワンピースです・・・の巻


足立) 社長かぁ…。

(回想)
紀夫) 今期をもって、
   退職しようと思っています。
   足立武君。
   君が社長です。頼んだぞ。

足立) ♪あ~あきらめた恋だから
   なおさら逢いたい逢いたい…
(健太郎に気が付く武)
足立) いつからおったんじゃ?
健太郎) ずっとです。見てましたよ。
    今日から、社長室付、
    こちらで頑張らせて頂きます。
    どうぞ、よろしくお願い致します。


**********

(藍をあやしているすみれ)
すみれ) 一体何をすればええんやろ?
紀夫) まだ一週間しかたってへんぞ。
   仕事辞めてから。
すみれ) そうやけど、
    こんな暇やった事ないから…。
紀夫) あっ、そしたら、何か、
   習い事でも始めてみるか?
すみれ) ああ…。
紀夫) 社交ダンスとか。
すみれ) 紀夫さん、やりたいの?
紀夫) え…いや…そういう訳やないけど。
すみれ) 紀夫さんがやりたいならって思う
    たけど、そうやないならねぇ~。
紀夫) …そうか?

**********

さくら) こんにちは。
君枝) 毎日ごめんね。
すみれ) 君ちゃん、どうぞ。
君枝) ありがとう。
すみれ) 私が逆でもそうするわ。
君枝) よかった。
すみれ) ねっ? 藍ちゃん。あっ、
    気分転換にレリビィでも行こうか?
君枝) いいねぇ。
   さくらちゃんも、行こう。藍連れて。
さくら) あっ、はい。
すみれ) そしたら準備しよか。ねっ。
君枝) 藍ちゃん、レリビィ行きましょか?


**********

良子) お待たせしました。
客) うわ~うまそうやなぁ。
良子) ロシア定食です。
勝二) わしの仕事が
   なくなってしもうたわ。
すみれ) こんにちは。
良子) ああ、いらっしゃい。
さくら) こんにちは。
良子) あ~藍ちゃん大きくなったねぇ。
さくら) そうなんです。
君枝) 良子ちゃんもエプロン姿が
   板に付いてるね。
良子) そう?
すみれ) いいなぁ。やる事があって。
    ここいいかな?
良子) どうぞ。あっ、明美さん。
明美) 来とったの?


**********

足立) これは…みんなの夢じゃ。

(社長室にワンダーランドの絵)
健太郎) そうですね。
    今後の会食の予定です。
足立) ありがとう。こんなに…?
健太郎) ご挨拶兼ねてですから、一周し
    たら、落ち着くとは思いますけど…。
足立) それにしてんが…。

(ドアが開き、女の子が入ってくる。
足立) ん? こんにちは。
小雪) こんにちは。
健太郎) どうした?
足立) どこの子じゃ?
美幸) 小雪、小雪!
   駄目やない、勝手に…。すみません。
足立) いえ。どうされました?


**********

(女の子と女性をレリビィに案内する健太郎)
良子・勝二) いらっしゃい。
君枝) あっ、健太郎。
健太郎) お客様を、お連れしました。
明美) お客様?


**********

勝二) はい、どうぞ。
美幸) ありがとうございます。
すみれ) お名前は?
小雪) 小雪。
すみれ) 小雪ちゃんか。かわいいなぁ。
    あっ、さくら。藍は寝た?
さくら) うん。ぐっすり。
すみれ) そう。
美幸) あの…突然すみません。
   私、昔、ここで…。あっ。
   これ…。

(出された風呂敷包みをほどくすみれ)
すみれ) ああ…! これ…!
君枝) 昔ショーウインドーに飾ってた
   ワンピースやない!
明美) ほんまや。
すみれ) もしかして…あの時の?
美幸) 美幸と申します。
すみれ) 美幸ちゃん…。


(回想)
すみれ) このワンピース、
    気に入ってくれたのかな?
    ちょっと着てみる?

(回想)
すみれ) このワンピース、
    美幸ちゃんにあげるからね。
美幸) えっ?
すみれ) もともと売り物やないし、
    美幸ちゃんが大切にしてくれれば、
    それでええの。
美幸) 大切にする。大事に、大事に。


すみれ) 大事にお手入れして下さってたのね。
美幸) はい。私にとっては、宝物です。
   この子が生まれた時、入学式には、この
   ワンピースを着せたいって思いました。
明美) うれしいなぁ。
   親子二代で着てくれるなんて…。
すみれ) 小雪ちゃんにはこのワンピース、
    ちょっと大きいかなぁ?
美幸) そうなんです。自分でも直せるかもと
   思ったんですが、できれば、あの時の…
   あの時の、皆さんに、手を入れてほしく
   て…。私が感じた思いを、この子にも、
   感じさせてあげたいって…。両親を、幼
   い頃に亡くして、おじいちゃんと2人、さ
   みしい毎日でした。ガラスの向こうに、
   このワンピースが飾られてるのを見か
   けて…見る度に、心が躍るような気に
   なれて…。それが、私のものになった
   んです。どれだけうれしかったか…。
   うれしいだけやない。さみしい女の子
   だった私に、たくさんの、自信をくれま
   した。私にとっては、魔法のワンピース
   です。皆さんのおかげで、私は、人の
   優しさを知りました。私も、人に優しく
   しようと、思いました。
   本当に、ありがとうございました。

すみれ) ありがとう。フフッ…。
    こちらこそ…ありがとう。
    そしたらこのワンピース、
    小雪ちゃんにぴったりに直すからね。
小雪) ありがとう!
すみれ) そしたら、採寸したいなぁ。
明美) メジャーは?
君枝) あっ、持ってるよ。
良子) さすが君ちゃんやわ。
明美) 今からできる。
君枝) うちに来たらいいんやない?
   製作所のみんなが帰った頃に。
すみれ) うん。
明美) ああ、それならなぁ。
すみれ) ありがとう。
    そしたら、測らせてね。
    後ろ向いて。
    まず、肩幅…35。


**********

紀夫) そうか。
さくら) うん。すごいなぁと思うたわ。
    たった一枚のワンピースが、
    誰かを、あんなに喜ばせて、
    幸せにして…。
健太郎) きっと、あのワンピースに
    励まされた事も、助けられた
    事もあるんやろうな。
さくら) うん。
    「勇気」「愛情」「信頼」「希望」。
    キアリスの、
    クローバーに込められた思い…。
    こういう事なんや。
    お母さんたちがしてきた事は。
紀夫) そうや。自慢のお母さんやろ?
さくら) うん。
健太郎) ほんまやな。
さくら) うん。はい、藍ちゃん。あ~ん。
    おいしい? フフフ…。


**********

すみれ) 出来た。
(ワンピースを見つめる、すみれたち)
(微笑む4人)

**********

そして、数日後。
小雪ちゃんの入学式、当日です。


君枝) ぴったりやわ…。
良子) かぁいらしいなぁ。
明美) よう似合うてるで。
美幸) 髪の毛、結うたろな。
小雪) うん。
すみれ) そしたら、ここ座り。
美幸) ありがとうございます。
   お母さんもな、小学校の入学式の日、
   ここで、髪を結うてもろたの。
   どれだけうれしかったか…。
   お母さんには、
   お母さんが、おらへんかったから。
小雪) 大丈夫。私がおる。
美幸) ありがとう。

(美幸と小雪を見つめるすみれたち)

(回想)
すみれ) 3人で、何かできないかな?
君枝) すみれちゃんに会って、
   自分を変える、ええ機会やと思った。
良子) しゃあないなぁ。
明美) 手伝うわ。

(回想)
(良子に髪を結ってもらっている美幸)
美幸) ありがとう。


**********

すみれ) いいお天気でよかったねぇ、
    小雪ちゃん。
小雪) うん。
美幸) 本当に、ありがとうございました。
明美) 行ってらっしゃい。
君枝) 行ってらっしゃい。
すみれ) 行ってらっしゃい。
良子) 行ってらっしゃい。
小雪) 行ってきま~す!


小雪ちゃん、
小学校ご入学、おめでとう。
ワンピース、とっても似合うてますよ。


**********

「べっぴんさん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


小雪ちゃんが可愛くて、大人になった美幸ちゃん
の中の人の熱演のおかげで、久しぶりにドラマ
を見ている気になれた。(いや、ドラマだってばw)

まあ…小雪ちゃんが生まれた時点でキアリスに
顔を出す方が自然とは思うけれど。それを言い
出したらキリがないシリーズなら語り切れないほ
どあるドラマだから、いまさら深く追及はしない。

主題である「べっぴん」をキアリスのメンバーが、
すみれがつくる機会は何度もあったはずなのに、
そのチャンスを手放してきたドラマだったなあと。
過去の4人と今の4人が重なるシーンを見てい
たら、ちょっと泣けてきた。もっともっと、ヒロイン
が、役者さんたちが輝くところを見られたはずな
のにって。もっともっと好きになれたはずなのに。

私にとっては、
魔法のワンピースです。
皆さんのおかげで、
私は、人の優しさを知りました。
私も、人に優しくしようと、思いました。


魔法のベビードレス、魔法のワンピース、キア
リスの魔法少女すみれ(カルテットをマネてみ
た)がつくる「べっぴん」の魔法を、もっと見たか
ったなあ…。麻田さんの靴のようなべっぴんを。
今思えば、麻田さんこそが、本物の魔法使い、
魔法おじさんだったと思う。麻田さんのシーン
だけは、魔法をかけられたように、美しかった。
麻田さんの思い出だけは宝物のように思える。

ベタな展開でいいから、最後はやさしい展開で
終わりますように。こちらもなるべく役者さんの
いいところだけを記憶に残して終わりたいから。


「べっぴんさん」関連ブログはこちらから↓
「べっぴんさん」関連ブログリスト

「朝ドラ」関連ブログリスト

●「べっぴんさん」HP


ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪


にほんブログ村


ヒカリノアトリエ/トイズファクトリー
¥1,500
Amazon.co.jp
【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説 べっぴんさん 完全版 ブルーレイ BOX1 全.../NHKエンタープライズ
¥12,312
Amazon.co.jp
坂野惇子の人生 (MSムック)/メディアソフト
¥価格不明
Amazon.co.jp

べっぴんさん坂野惇子の生涯 (時空旅人別冊)/三栄書房
¥価格不明
Amazon.co.jp