リーガルハイ SP 2014 「白い巨塔崖っぷち裁判の行方」 | 日々のダダ漏れ

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リーガルハイ スペシャル 2014



大病院で起きた突然死 隠された医療ミス!?
愛憎が渦巻く白い巨塔崖っぷち裁判の行方


服部) 黛先生。依然、手術を拒否なさってます。
    何しろ、確率が5%ですからね。一日中あの
    木を、見つめております。最後の葉が落ちた
    ら、自分の命も消える時だとそう仰って。





古美門) ♪いのち短し 恋せよ乙女



古美門) あ~!! お前、何するんだよ。
黛) 盲腸の手術で死んだりしない!
  さっさと手術を受けなさい!
古美門) 何でそう言えるんだ。
     確率が5%なんだぞ!
黛) 失敗する確率でしょうが。
  それも古美門先生独自調べの。
古美門) その5%に私がならないという保証など
     どこにもないだろうが! 君のように心身とも
     に超合金でできて
いる無神経な人間には分
     からないだろうが、私のように
繊細な精神の
     持ち主は、例え成功率の高い手術であって
     も非常にナーバスになるのだ! それも理解
     せず、心の支えであった最後の一葉を
故意
     に毀損したことは病人への虐待に等しい!
     ただちに接着剤で葉っぱを復元するとともに
     精神的苦痛に対する謝罪を要求する!
(お腹を指で押す黛)
古美門) はう! はっ、服部さん…。
服部) はい。
古美門) 盲腸が破裂したかもしれないのでナース
     コールをした後、この暴力性異常者を隔離
     病棟に拘束してくださ~い。
服部) 了解。


**********

古美門) 服部さ~ん。そばにいてくれないかな~。
     終わるまで手握ってて。
服部) 手術の邪魔になりますので。
古美門) 服部さんが執刀してよ~。
服部) 私は以前、
    外科医をやった事だけはありません。
古美門) 何で…あっ、辞世の句詠んでない。
     まだ辞世の句を詠んでない!
黛) 金が好き~ああ金が好き、金が好き。
古美門) 
勝手に詠むな!
黛) 毒舌の~最低弁護士、古美門だ~。
古美門) そんな古美門かるたみたいなのやだー!
     服部さ~ん!

**********

蘭丸) はったりだよね? だってこのまま判決まで
    行けば向こうは自滅だもん。だよね?
黛) そうよ。誰も得しない裁判よ。
古美門) 判決までたどり着けば、だがな。
黛) どういうことですか?
古美門) 要するにだな、九條ははなから勝訴を取ろ
     うなんて思っていないのだよ。このまま個人
     攻撃を延々と続け院長の権威を失墜させ病
     院を社会的に追い詰める。所詮民間病院だ。
     経営が行き詰れば白旗を上げるしかない。
     判決を得なくても勝てる。
黛) そんな…。
古美門) 実に野良犬らしい戦い方じゃないか。
     我々はもはや場外乱闘で奴を殴り倒す
     しかないのだよ。

**********

古美門) いずれにしてもあなたははめられた。
赤目) どうして法廷でちゃんと反論しなかったんだ。
    裏金じゃなく、研究資金だと!
古美門) しましたよ。しかし世間は正論よりも醜いス
     キャンダルの方が好きなんです。今やあなた
     は白い巨塔の頂点で欲望の限りを尽くす悪
     の権化という事になっている。悪の権化が受
     け取った金は、研究資金ではなく、裏金なん
     です。
赤目) 何か手を考えろ!
古美門) そうですねえ。院長、心労がたたって
     倒れるというのはいかがです?
赤目) えっ?
古美門) ホントに倒れる必要はありません。あなた
     ならその辺はいくらでも装えるでしょう。軽い
     心筋梗塞をわざと起こす薬なんかも用意で
     きるんじゃありませんか?
赤目) 真面目に言ってるのか?
古美門) お孫さんが泣いている絵でも撮らせて
     やれば世論も幾分変わります。
赤目) バカバカしい。
    そんな小賢しい真似ができるか。
古美門) 案外効果的なんですがねえ。

**********

赤目) 何とかしろ、古美門。
古美門) 分かりました。終止符を打ちましょう。
赤目) どうやる?
古美門) 醜いスキャンダルを蹴散らす事ができるも
     のはただ一つ。もっと醜いスキャンダルです。


**********

九條) リスクについて、細かい説明はありましたか?
さやか) 一応、同意書を読み上げられて…。
九條) 同意書の、「副作用」一覧の中にある、「心筋
    梗塞」に
ついては、どう説明されましたか?
さやか) どうも何も、冷たく、事務的に読み上げられ
     ただけなので、深刻には受け止めませんでし
     た。
それに、院長はこう おっしゃったんです。
     「この薬が他の薬に比べ特別危険ということ
     はない。私は今までにない素晴らしい薬だと、
     考えてます」。
九條) 
つまり、心臓発作が起こるかもしれないのに、
    素晴らしい薬だと偽って説得したわけだ。その
    院長は、ご主人が亡くなられたとき、
あなたに
    何と言葉を掛けましたか?

(回想)
赤目) 中島さん。残念でした。お悔やみ申し上げま
    す。
今日中にベッドを空けてください。次の患
    者を、入れますので。
さやか) 
「中島」じゃなくて 、「中原」です。

さやか) それだけです。
九條) 
人の死よりもベッドの回転数。しかも名前すら
    覚えていない。
これが、難病治療の権威と崇め
    られる、赤目院長の本性です。最後にさやかさ
    ん、ご主人との夢があったそうですね。
さやか) 2人で、小さなレストランを開くことです。病
     気を治して、夢をかなえる。主人は、その思
     いだけだったと思います。
九條) その夢がかなうことはありませんでした。残さ
    れたのは、高額な治療費の借金のみ。彼女は
    今も一人、昼も夜も、働きづめの日々です。
    以上です。


**********

古美門) お気の毒です。私もあなたの境遇には同
     情を禁じ得ません。さやかさん。振り返れば
     あなたの人生は、試練の連続でしたね。21
     歳の時、働いていたキャバクラで知り合った
     男性と恋に落ち、最初の結婚をした。しかし
     男性は浮気癖が直らずわずか半年で離婚。
     お辛かったでしょうね。結局、慰謝料を50万
     円ほど受け取ったようですが、金をもらった
     ところで心の傷は癒えませんよね。その翌年
     には、交際していた男性に妻子がいたことが
     発覚しましたね。ショックだったことでしょう。
     あなたは全て知っていた、と男性は主張した
     そうですが、そんなはずありませんよね。結
     局、200万円ほどあなたに支払い和解したよ
     うですが、金をもらったところで心の傷は癒え
     ませんよね。同じ頃、別の男性からDVも受け
     ていて、そちらからも幾らかもらったようです
     ね。金額は分りませんが、幾らもらったところ
     で心の傷は癒えません。え~っと、それから、
     また別の男性からは、言葉の暴力による精
     神的苦痛で、これも慰謝料を。それに、暴力
     団関係者とも長い期間交際を…。
九條) 異議あり! 無関係な話だ。
古美門) あっ、確かにそうですね。私としたことが。
     これ以上はやめましょう。以上です。
さやか) 今度は…今度は本当なのよ!
古美門) 今度は!?
     今までだったホントでしょう。まさかあなたが
     言いがかりをつけて金をむしり取る常習犯
     だなんてこれっぽっちも思ってません。
さやか) あの人が私を変えてくれた。どうしようもな
     い生き方をしてた私を。あの人が…あの人…。


**********

黛) (ため息)
服部) ご機嫌斜めのようですな。
黛) 別に…。
古美門) こんなのおかしいです。真実を明らかに
     するべきです。彼に本当のことを証言させ
     るべきです。ぷんぷん!
     などというトンチンカンな朝ドラヒロインは
     とっくに卒業したはずだよねえ。
黛) お疲れ様でした。


**********

蘭丸) そこまでだ。手荒な事をしてもいいって言われ
    てるんだ。ここは大人しく引き返してくれません
    かね。俺の、真空跳び膝蹴りが炸裂する前に。
黛) そんなことをすれば、私の脳天ぱっくり
  地獄落としが炸裂するわよ、蘭丸君。
蘭丸) 真知子ちゃん、どうしてここにいるの?
    そしてそれどういう技?
黛) 九條先生、
  広瀬先生と話したいことがあるならどうぞ。
蘭丸) ちょっ、ちょっ…どっちの味方?
黛) 私はフェアーにやりたいの。九條先生にだって
  広瀬先生と話す権利はあるわ。
蘭丸) でも古美門先生に…。
黛) 言いつけるならどうぞ。でもね、これは医療過誤
  裁判なのよ。人が亡くなってるの。駆け引きはもう
  たくさん。真実を究明するべきだわ。
  九條先生、どうぞ。ただし、脅しや恫喝はなしです。


**********

九條) 正義を貫くってのは気持ちいいもんだよ。た
    とえ貧乏だろうが、自分に酔っていられる。だ
    から女房の体がぼろぼろだったことに、俺は
    気づきもしなかったんだ。正義だの信念だの、
    そんなものは所詮自己満足だ。あんたにとっ
    て、現実はあの子だ。そうだろ?
    真実なんて、クソの役にも立たねえよ。


**********

服部) ほう。真実が明らかになりましたか。
黛) 広瀬先生が打ち明けたとおりです。お医者さん
  は偉い人だって持ち上げられますから。
目の前
  の患者の命に寄り添うことを、
忘れがちなんだと
  思います。
それが、今回の悲劇を引き起こした、
  遠因です。
服部) なるほど。
    しかしそれは、広瀬先生の、真実ですよね。
黛) えっ?
服部) 患者の命を救いたくない、医者なんかいるん
    でしょうか。あ~いやいや、あの…あの方の
    真実はまだ、明らか
になっていない。
    そう思いましたので。

**********

古美門) これは、証人が、倒れる直前まで今日の為
     に準備していた資料です。そこで異例ではあ
     りますが、私が証人に代わ
ってこの資料を説
     明する事をお許し願いたい。
裁判長) 原告代理人。
九條) 構いません。
裁判長) ではどうぞ。
古美門) 
これらは全て、国内外の新薬Zマブ使用患
     者
に関するデータです。これによると本件発
     生当時、主要7カ国において
計468人の患者
     が新薬治療を受けて
います。その1人1人に
     ついて、実に詳細な分
析が行われています。
     その統計結果を要約すると、以下のようにな
     ります。468人のうち、
目ざましい効果が挙が
     った患者が164人。
やや効果があったが47人。
     効果が無かった、不明が213人。状態が悪化
     した患者が38人。
死亡した患者が6人です。
     さらにごく簡単に言いかえるとこうです。新薬
     は、治るケースが35%。
死亡するケースは
     1.3%。
同意書に記されていた通り、心筋梗
     が起こる危険性は
あるのでしょう。しかしその
     発生率は、わずか1.3%。
これは他の治療薬、
     ザフトスマブやグライフスマブに比べても遥か
     に小さな数値です。
逆に、35%の治癒率は、
     極めて大きい数字といえます。
つまり、この
     薬は、他の薬に比べて特別危
険という事は
     ない、これまでにない素晴らしい薬なんです。
     赤目前
院長は、決して偽ったわけでも騙した
     わけでもありません。
データに基づく事実を
     伝えたんです。
結果は残念ながら痛ましい物
     でした。
しかし、赤目前院長に落ち度は何一
     つありません。
以上です。
裁判長) 原告代理人。何か意見はありますか?
     原告代理人。
九條) くだらない! データ! 統計…治るのが何%、
    死亡するのが何%。ハッ、まったく
くだらない!
    結局患者を、数字とデータでしか見ていないっ
    て事だ!
今あなたが証明した事は、前院長が
    いかに、
血も涙もない人間かという事! そして
    いかに、医師失格かという事だ!
古美門) 彼が医師失格ですか?
九條) 人間一人一人の死に大きいも小さいもない!
    例えデータ上では1.3%であっても、本人にとっ
    ては、たった1つの掛けがいのない命だ!

    のことを赤目医師はまったく分かっていない。
    膨大なデータを調べたから何なんだ! そこに
    1人1人の人生が書かれているのか?
どんな
    悲しみを抱え、誰を愛し、何を夢見て
生きて来
    たのか。これを読めば分かるのか!!
そうい
    うものと向き合おうとも思っていないんだ。
だか
    ら危険な治療でも軽い気持ちで進めてしまう。
    死んだとしても、何ら責任を感じずふんぞり返
    ってる。冷たい言葉で、家族の心を踏みにじっ
    ても平気でいる。所詮人の命を、金儲けに使っ
    てるだけだからだ!
落ち度がない? ハッ。笑
    わせるな。
彼の場合はそれ以前の問題だ。
    師として、人間としての資質そのものが欠落し
    ている。
病人の悪口は言いたくはないが、あえ
    て言う。
最低の医者だ!
古美門) 
医は仁術。確かにその点から言えば、赤目
     義二は最低の医者かもし
れません。権威に
     胡坐をかき、不遜で横暴で、
スタッフと軋轢が
     絶えず、いい年をして若い愛人を
たくさん作っ
     た。患者や遺族の気持ちなど意に介さず、

     んだらさっさと追い出し、患者の名前すらちゃ
     んと
覚えない。最低だ。
九條) そのとおりだ。
古美門) 最後は病院から放逐され、
家族からも見放
     され、広い豪邸でたった一人、
助けてくれる者
     もなく倒れていた。
まさに哀れな晩年です。
     チが当たったんでしょうか。で
すが、彼の書斎
     は膨大な資料の山で足の踏み場も
ないほど
     でした。病院を追われた後も、彼はその山

     埋もれて、研究に没頭していました。その姿
     を思い
浮かべる時、私には彼がこう言ってい
     るように思える。
「医は科学である」と。
九條) 科学?
古美門) 
難病治療という科学の発展こそが彼にとっ
     ては全てだった。
そのために金を集め、実績
     を上げ、権力を欲した。
科学に必要な物はデ
     ータです。
人生でも名前でもない。医学を前
     に進めるために必要なことは、
遺族と一緒に
     泣くことではない。
ただちに次の患者の治療
     に当たることだ。
彼はこんな事を言っていた。
     「病院が潰れようとも、家族がいじめに遭おう
     とも、そんな事はどうでもいいことだ」と。その
     後にこう続けたかったのではないでしょうか。
     「医学の進歩に比べれば」。
     血も涙もとっくに捨てたんですよ。

**********

黛) たった今、赤目義二医師が、
  息を引き取りました。
古美門) 赤目義二は極めて優れた医師だった。
     私はそう思います。
九條) 
何が…何が科学だ!
    科学なら人を殺してもいいのか?
古美門) 進歩と引き換えに
     犠牲を要求してきたのが科学だ。
九條) じゃあ犠牲者はどうなる?
古美門) 気の毒だが、それで済ますしかない。
九條) 残された人間の悲しみはどうなる?
    彼女がどんな思いで生きてきたと思ってる!
    この先どんな思いで…。
古美門) 死んだからこそ意味があるんだよ。
九條) 何だと?
古美門) 死は希望だ。
九條) ふざけるな!
古美門) 
その死の一つ一つが医療を進歩させてき
     た。
現代の医療は、その死屍累々の屍の上
     に成り立ってる。
誰しも医療の進歩のために
     は犠牲があっても
仕方がないと思ってるはず
     だ。
その恩恵を受けたいからね。しかし、そ
     の犠
牲が自分や家族であると分かった途端
     にこう
言うんだ。「話が違う」と。何で自分がこ
     んな目に遭わなければ
いけないんだ。誰の
     せいだ。誰が悪いんだ。誰を吊し上げればい
     いんだ!
教えてやる。訴えたいなら科学を
     訴えろ。
あなたのご主人を救えなかったのは
     現代の科学だ!
九條) そんなことできるわけないだろう!
古美門) だったらせめて狂気の世界で戦う者たちの
     邪魔をするな! もちろん世間には、本当に
     悪質な医療過誤もある。
それは断じて断罪さ
     れなければならない。
しかし、こと、この裁判
     に関しては、医療過誤ではない!
余談なが
     ら、おそらく赤目医師の遺体は今頃、研究機
     関に運び込まれ、
バラバラに切り刻まれてい
     ることでしょう。彼は自分の死後、肉体の全て
     を、
臓器移植と研究献体に提供する契約をし
     ていたからです。
科学は、死に意味があるん
     です。死こそ、希望です。
裁判長) 原告代理人。
     他に質問は? ありませんか?
九條) 詭弁だ!
    科学なんて言葉に惑わされちゃいけない!
    問題は、人間1人1人の命の重さだ! かけが
    えのなさだ! 赤目医師はそれを軽んじていた
    んだ! だから今回の悲劇が起きたんだ!
古美門) 九條和馬先生。赤目義二を吊し上げたと
     ころで、
あなたの奥さんの弔いにはならない。
     我々に出来る事はせめて、
     今ある命を慈しむことです。
     1日1日が、奇跡なのだと知ることです。

**********

服部) おや、先生どうかなさいましたか?
古美門) いえ、この辺りが
     やっぱりチクチクするんですよね。
蘭丸) 手術した所?
古美門) イテテ…。
服部) ひょっとして先生、
    5%のうちに入ってしまわれましたかな?
古美門) えっ?
蘭丸) 
5%って?
黛) 盲腸で失敗する確率。
蘭丸) 嘘…。
黛) 確かに先生ってそんな感じですもんね。
古美門) 嘘…嘘、嘘、嘘…。
服部) 
再手術ですかな。
古美門) 嫌だ…。
黛) 
では、辞世の句を、どうぞ!
古美門) あの病院、医療過誤で訴えてやる絶対に。
     めちゃくちゃ字余り!



服部) あっ…。



**********

期待を裏切らない、安定の「リーガルハイ」ワールド!
冒頭の「最後の一葉」ごっこに出て来る、5%の数字
が、あとから効いてくるところも、さすがの脚本でした。
医療裁判は難しい。本来なら、九條のセリフは、朝ド
ラヒロイン黛こそが、熱弁していそうなセリフ。患者側
の心情としては、よ~く分かるし、自分がその当事者
となったら、文句の一つや二つ三つ言いたくなるだろ
うし…。でも、難病といわれるような病気だった場合、
死のリスクと治癒の可能性との間で、突きつけられる
パーセンテージをどう受け止めるかは、その時になっ
てみないと分からない。希望の言葉しか聞こえない、
聞かない耳になってしまうかもしれないし、心配しす
ぎて可能性に賭けることを選べないかもしれないし。
科学の進歩は、医学の進歩は、たくさんの失敗と、た
くさんの犠牲なしでは成り立たない。その恩恵を受け
てきたし、これからもそういう風に、今が未来に繋が
っていくのだろうし…。相変わらず、真実は一つでは
ないと、さまざまな立場で、さまざまな人にとっての、
真実があるという事を、思い知らさせてくれるドラマ。


私には彼がこう言っているように思える。
「医は科学である」と。

進歩と引き換えに
犠牲を要求してきたのが科学だ。

死んだからこそ意味があるんだよ。

死は希望だ。

その死の一つ一つが医療を進歩させてきた。現代
の医療は、その死屍累々の屍の上に成
り立ってる。
誰しも医療の進歩のためには
犠牲があっても仕方
がないと思ってるはず
だ。その恩恵を受けたいか
らね。しかし、
その犠牲が自分や家族であると分か
った途
端にこう言うんだ。「話が違う」と。何で自分
がこんな目に遭わなければいけないん
だ。誰のせ
いだ。誰が悪いんだ。誰を吊し
上げればいいんだ!
教えてやる。訴えた
いなら科学を訴えろ。あなたの
ご主人を救
えなかったのは現代の科学だ!

だったらせめて
狂気の世界で戦う者たちの邪魔をするな!

科学は、死に意味があるんです。
死こそ、希望です。



草の者蘭丸と君江のアクションシーンが、無駄にカッ
コよくて、もう~これ、やってみたかっただけでしょ!
って感じが凄く好き♪ 真面目にバカバカしくて、いい
加減に真面目で…。リーガルハイはやめられないw


「リーガル・ハイ」関連ブログはこちらから↓
「リーガル・ハイ」関連ブログリスト

●「リーガル・ハイ」HP


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