クリスマス特別ドラマ 「スケート靴の約束」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

クリスマス特別ドラマ
「スケート靴の約束」



水元さとみ(安田成美)は、夫の耕一(別所哲也)と名古
屋でひつまぶし屋を営みながら、2人の娘と家族4人で
幸せに暮らしている。さとみは元フィギュアスケート選手
で、
耕一はもと甲子園球児。スポーツの素晴らしい面も
残酷な面
も知り尽くしているもとアスリート同士の夫婦。
娘の葉子
(小芝風花)は、フィギュアスケートの有望選
手で、竹井
コーチ(かたせ梨乃)の指導の下、練習に励
んでいる。妹
の紗綾(本田望結)にとって姉の葉子は憧
れの存在。さと
みは、自分の叶えられなかった夢を葉子
に託すが、ある日
突然、その夢は絶たれる。さとみが自
責の念にかられるなか、
紗綾がスケートを始める。葉子
に手を引かれながら、氷の
上を歩く紗綾。「スケートって
面白い!」瞬く間に秘めた
才能を開花させる紗綾にさと
みは不安になる。そして、紗綾はスケート靴にある約束

をする。


**********

紗綾) 絵本のストーリーを思いついたの。木こりの男
    の子が、山奥に入っていくの。で、小さな凍った
    湖があってね、誰も履いていないのに、スケート
    の靴がふた~つ、楽しそうに滑ってるの。
葉子) 靴だけ?
紗綾) そう。
葉子) すごいね。
紗綾) すごい?
葉子) 紗綾は天才。
紗綾) そうだ。紗綾は天才。エヘヘ。
葉子) 私が残念なのはね、
    紗綾の絵本が、見られなくなったこと。
紗綾) あっ、じゃあ、
    お姉ちゃんに、特別なやつ作ってあげる。
葉子) お願いします。
紗綾) うん。ウフフフ。

**********

紗綾) これが、凍った湖。これが、氷の上で踊る、2つ
    のスケート靴。君の靴?って男の子が聞いたら、
    私の靴じゃない。いつの頃からか、あの靴が湖で
    踊っていたの、って答えるの。
葉子) それからどうなるの?
紗綾) まだ考えてな~い。
葉子) え~ずるい。言え~!
紗綾) ホントにまだなの。


**********

葉子) 紗綾を行かせてあげて。あの子は、もう私の夢
    を生きてるわけじゃない。自分の夢に向かって生
    きてるのよ。私は…私の夢を生きる。お母さんは、
    苦しむことなんかないんだよ?
    これでいいんだよ。これで…。

**********

さとみ) 紗綾、私に言ったのよ。
耕一) 何を?
さとみ) 私の夢は、家族全員の夢だって。
耕一) 私の夢は、家族全員の夢か…。
    大人になったな。紗綾も…葉子も。

**********

紗綾) 紗綾、スケート絶対やめない。
    スケート靴と約束したんだ。
    金メダル獲るって。


**********

紗綾) 昨日、お姉ちゃんに言われた。
さとみ) 何て言われたのよ?
紗綾) 自分の手で掴めない夢は、
    ただの空想だよって。
    行ってくるね。

**********

葉子と紗綾が一緒に滑り出し、姉から手を離して妹が
一人で滑っていくシーンで流れたのが、大好きなスガ
シカオの「春夏秋冬」でした。う~ん。やっぱいい曲だ。

今日の勇気と昨日のイタミを
同じだけ抱きしめたら
あなたの明日に ぼくができること
ひとつくらい みつかるかな
明日へ向かう意味を探して
ぼくら立ちすくむけど
大切なもの 守るべきもの
やっと少しだけ わかったんだ

フィクションとわかっていても、引退セレモニーで演技
する葉子の姿に涙涙…。ホント、こういうのに弱くって。
どんな道でもそうだけど、努力して努力して、いろんな
ことを我慢して、そうしても、望むところに辿りつける人
はほんの一握りで。そういう世界で頑張ってきた人を
みると、もう、涙腺が緩む緩む。フィクションでも緩む。

本田望結ちゃんがフィギュアをやっていることは知っ
ていたので、今回その姿をたっぷり見ることができて
嬉しかった。できれば、オリンピックを目指してほしい
ような気がするけど、望結ちゃんの人生は、彼女が選
ぶことだしね~。と、それこそまさに、今回のドラマの
主題。夢は、自分で選ばないと。誰かのための夢じゃ
なく、自分の夢を生きていかないと。誰かの手ではな
く、自分の手で掴まないと。自分の手で掴めない夢は、
確かにただの空想でしかないかもね。葉子役の小芝
風花ちゃんは、あまり見かけない子だなあと思ってグ
グってみたら、映画版「魔女の宅急便」の主役に抜擢
された子でした。なるほど~! いいかも~! 映画版
にはあまり興味がなかったのだけれど、案外と実写も
いいかもしれないと思えてきました。オリンピック選考
での壮絶な戦いを見た後だったので、そこに至る途中
の子供達の姿が感慨深かったり。ず~っと、頑張って
頑張って、悩んで泣いて、少しずつ強くなって、やっと
オリンピックなんだなあと。フィギュアを応援したくなる
素敵なドラマでした。来年のオリンピックが楽しみです。


●「スケート靴の約束」HP


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