「風、薫る」第5回
第1週「翼と刀」
※無断転載対策のため、不本意ですが、
しばらく、注意喚起させていただきます。
こちらの記事は、「日々のダダ漏れ」 の
記事です。ご覧になっているブログ名が
「日々のダダ漏れ」、以外のブログ名は、
記事を無断転載しているブログです!!
↓ オリジナルのブログはこちらです♪
鹿鳴館では、華やかな結婚披露
のうたげの、真っ最中。日本中
で、不景気が、ビョ~ビョ~と、
吹いてんのにね~。
1883(明治16)年
直美) 「会津と薩摩、敵同士のウ
エディング。アメリカ帰りの捨
松のダンスは、花が咲いたよう
に美しい。陸軍卿、大岩巌との、
marriageで、捨松は陸軍卿夫人
となり、会津の、 the most
successful person…」。
メアリー) 出世頭。
吉江) メアリーさん、そんな
日本語どこで? 伝道に関わり
ないでしょう。
メアリー) この結婚、なぜ、
ニューズになりますか?
吉江) あ~…。あ~。会津は、幕
府のお味方として、で、大山様の
薩摩は、新政府側として、かつて、
戦…つまり、war をして、会津が
負けたんです。捨松様は、戦に負
けて、まだ子供の頃に、津田梅子
様たちと共に、アメリカに送られ、
10年。この度帰国されたのですが、
日本語より、英語やフランス語が
堪能になってしまわれたそうで、
敵ではあるものの、異国に詳しい、
大山様と結婚したことで、日本の
和平のシンボルといいますか…。
直美) 女が結婚で成り上がるっ
てよくある話。今回は逆賊から
貴婦人だから…。
メアリー) 玉のこし。
直美) アメリカ…それしかないか。
メアリー。私にもっと英語教えて。
**********
信右衛門が亡くなって
程なく…。
虎太郎) りん、これもちっと
やっとくから。
りん) ありがとう。
虎太郎) ああ。
村には、そよそよと、
穏やかさが戻った。
だけど、不景気で、
安の嫁ぎ先は破産。
縁談も、ヒュ~ッと、
吹き飛んでしまった。
美津) 根性のない…。はあ~。
りんの家は、
貧しくなる一方で。
美津) あ…。
栄) おいおいおい、だいじか?
だいじか?
美津) だいじだ。
ただの立ちくらみだ。
栄) あ~。
りん) おばさん、
ありがとうございます。
栄) あ~いえいえ。
りん) お水飲む?
美津) そうしましょうか。
栄) ゆっくり休んでくださいね。
美津) うん。
**********
(夕餉時の一ノ瀬家)
りん) さっき私に縁談って
近所の人が…。
美津) はあ~…。いくらお金が
あっても、あんな無礼な話が
ありますか。18も年上の男の、
後妻にどうかって。りんと同
い年の息子までいるのですよ。
りん) 18歳…。
安) お金はあるって、何を
してる人なんですか?
美津) 何でも、元は飛脚をして
いたのが、今は北町で、運送業
でもうけて…。そんな話はどう
でもよいのです。りんとは、年
も、家の格も何一つ釣り合いま
せん。旦那様がいれば、こんな
縁談持ちかけられることもなか
ったのに…。
りん) じゃあ、この縁談…。
美津) あるわけないでしょ。
りん) えっ、ほかにも
縁談があるって…。
美津) あるわけないでしょ。
りん) え…?
美津) あるわけがない。
りんには、私と安、2人も、
ごく潰しがついてくるという
のに…。
りん) 母上…。
美津) いっそまた御一新が起きて、
元に戻ってしまえばいいのに…。
**********
(寝間着に着替えたりんが、
居間をのぞく)
(行灯を灯し、囲炉裏端で
針仕事をしている美津)
りん) だいじ?
美津) はっ…当たり前です。
仕立ての内職くらい私にもで
きます。りんは寝てなさい。
りん) はい。
(美津の背中を見つめ、
部屋に戻る)
**********
(江戸娘一代双六を広げて、
眺めるりん)
**********
んっ、時は来た。
2人にも風が吹くぞ。
なんてね。
(那須の道に馬車)
(乗っているのは、
大山巌と、ドレス姿の捨松)
捨松) 子供たち…私、会津、
いました、時と、同じ。
巌) こん辺りは貧しか。じゃって、
学校へ通っちょっ子供(こどん)
は、まだ少なか。フフッ、10年後
には、こげぇアメリカんよな牧場
が出来ちょい。フフフフフッ。
捨松) (英)私の夢は、女学校を作
ることです。それともう一つ。
**********
りん) 上がりか…。
(りんに馬車が迫る)
(馬のいななき)
(転ぶりん)
りん) いっで…。
(馬車から下りる捨松)
捨松) Are you all right?
ああ…ケガ、ありますか?
りん) ああ…だいじだ。
捨松) 「だいじ」?
りん) あっ、大丈夫です。
少し、擦りむいただけで…。
捨松) 見せて。
(仏)巌、きれいな水を
ください。
巌) (仏)わかった。
(大山を目で追うりん)
捨松) 父ではない。あ…夫。
りん) あ…。
巌) フフフフ…。
18、年が、離れちょる。
りん) ああ…。
捨松) 座って。
巌) 座っくいやんせ。
りん) あ…。
巌) どら。
**********
(りんの手の傷に、
水をかける捨松)
りん) あ…すんません。
(真っ白なハンカチを広げる)
りん) あ…だいじ、
だいじでございます。
捨松) そう、清潔、大事。
破傷風、気をつけねばならない。
りん) ねばならない…。
(日傘をさしかける大山)
りん) ああ…! もったいね、
こんなきれいな…。
捨松) Handkerchief?
さすけねえ。
りん) さすけ…?
でもこれ…。
捨松) これ、あげます。
(包帯のように手に
巻かれたハンカチ)
りん) ごきげんよう。巌。
巌) ウィ マダム。ボン。
フフフフ…。
(腕を組み、馬車に戻っていく)
(2人を目で追う、口が
開きっぱなしのりん)
上々だね。
さて、こちらにも吹くぞ。
**********
(風の音)
(東京の直美)
直美) 嫌な風。
(仏頂面で通りを行く)
真風(まじ)) もし、
そこのお嬢さん。
その妙な格好して、
手先が不器用で、
料理が下手な…。
直美) デタラメ言わないで。
真風) みなしごのお嬢さん。
直美) 私のこと知ってるの?
真風) 占い師。
直美) 占いなんて信じない。
真風) 神も仏も信じないのに…。
ああ、人間もか。
もう少しの辛抱。
お嬢さんの願いがかなうよ。
直美) アメリカに行けるの?
真風) 心から笑い合える
人と出会える。
直美) そんなのちっとも
うれしくない。
**********
(物干しざおから、乾いた
ハンカチを取るりん)
(広げてお日様にかざす)
りん) 「巌」って、
呼び捨てだった…。
(レースで縁取られた、
真っ白なハンカチを握りし
め、一点を見つめるりん)
**********
(河原で虎太郎が釣りをしている)
りん) 虎太郎。
虎太郎) りん。
りん) やってみてもいい?
一度釣ってみたくて。
虎太郎) いいけど…。
りん) こう?
虎太郎) もっと、こう持って…。
(後ろからりんの腕を支える)
(固まるりん)
りん) 虎太郎。私、街道筋の
家から、縁談が…。
虎太郎) えっ、引いてる!
りん) わっ…あっ!
(りんをかばって転ぶ)
虎太郎) いてっ。
**********
(傷のできた虎太郎の手に、
白いハンカチを巻くりん)
りん) はい。
虎太郎) こんなきれいな
西洋手拭いもったいねぇ。
りん) あ、いいの。
それよりごめん。
私のせいで、ケガも魚も…。
虎太郎) りんは、俺の姫様だから。
(ハンカチを巻いた手で、
りんの手を握る)
(そっと手を離すりん)
(小さく微笑む)
**********
<一ノ瀬家の表>
りん) じゃあ、ありがとう。
虎太郎) じゃあまた。
(虎太郎の背中を目で追うりん)
美津) お帰り。
りん) 母上…。
私、結婚する。
奥様になる。
続きはまた、
風の吹く、朝に。
**********
謎のナレーションの声の持ち主は…
怪しい占い師、「真の風」、と書いて
「マジ」。マジかw なかなかの設定。
風のようにどこにでも行けるのか?
風に乗って、空から何でも見えるの
か? 本当は神のような存在なのか?
18歳も年の離れた金持ちの男との縁
談がきたりん。そこにリアル18歳年
の離れた夫婦、大山巌・捨松夫妻と
出会うりん。まあね…彼らはセレブ
だからね…特殊で特別だからねえ…。
それでも、何やら18歳差に希望を見
てしまったのか…。結婚する気にな
ってしまうりん。悪い予感しかない。
「風、薫る」関連ブログはこちらから↓
ランキングに参加しています。
ポチっとしていただけると、嬉しいです♪
![]()
にほんブログ村
![]()
にほんブログ村











