「ばけばけ」第87回
第18週「マツエ、スバラシ。」
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(米をとぐ手が止まる)
(表情のないトキの顔)
トキ) ん…。
フミ) おトキ。オトキ、大丈夫?
トキ) あっ、うん…。
フミ) 具合でも悪い?
トキ) えっ?
司之介) 妙なもんでも食べたか?
トキ) フフフ…大丈夫。
よし…。へへへ…。
えっ? えっ? というか…
どげしたの? その顔。
司之介) 顔?
トキ) 傷…。
司之介) 傷? 何の話じゃ?
えっ、ないよな? 傷なんて。
フミ) ええ、ありませんが。
トキ) えっ? あるがね。
司之介) ないがね。
トキ) えっ、あるがね。
2人) ないがね!
トキ) ええっ? えっ、ちょっと…。
ヘブン) ナニ?
トキ) あっ、ヘブンさん。えっ、
ありますよね? 擦り傷。
ヘブン) ア~ スリキズ…?
ケンカ、デスカ?
司之介) いやいや、けんかなど…。
もうじき50じゃぞ。
フミ) 50よねえ。
司之介) ただ転んだだけじゃ。
トキ) えっ?
司之介) ちょっと…配達中に
転んでのう…。
トキ) うん…やっぱしあるがね。
司之介) えっ?
トキ) ない言っちょったくせに。
司之介) あっ…。
フミ) もう…。
(物音)
司之介) うん? 何じゃ?
(玄関へ行く)
**********
<玄関>
(誰もいない)
(足元を見るヘブン)
(うちわを拾う)
ヘブン) ナニ アリマシタ?
司之介) あっ…。
フミ) えっと…。
トキ) どげしました?
フミ) えっと…。
(うちわを隠すヘブン)
トキ) どげしました? 今…。
司之介) 大丈夫じゃ。
大丈夫じゃおトキ。
フミ) 心配いらんよ。
(ヘブンの手を引っ張り、
うちわを見る)
(浮世絵風の絵に、「トキ、
ラシャメン」の落書き)
(司之介を見るトキ)
トキ) えっ?
父上…その傷…。
司之介) いや…だけんこれは…。
**********
司之介) 配達中に…根も葉もない
ことを言うやつがおったけん、
まあ、ついカットなって…。
そしたら、そやつが、相撲取り
で、まあ強いのなんの…。
ん…それで…。
トキ) 父上…。
(司之介を見つめる)
トキ) ありがとう。
司之介) あ~いや…。
フミ) 心配いらんけん。
私たちがついちょるけん。
錦織) 突然申し訳ございません!
失礼してもよろしいでしょうか?
ヘブン) アッ、ニシコオリサン。
フミ) あっ、どうぞ。
錦織) 失礼します。
ヘブン) ア…。
錦織) 突然申し訳ございません。
あの…。
ヘブン) (英)みんな知ってます。
錦織) あっ…。心配になってしま
い…何か、お力になれることは
ないかと…。
ヘブン) アナタ、
ホント、トモダチ。
錦織) いや…。
フミ) どうも…。
司之介) 恩に着る。
トキ) ありがとう存じます。
錦織) いえ…。
司之介) しかし…なしてこげな
ことになっちょるんだ?
錦織) それは…松江新報の、
この記事が原因かと。
司之介) 松江新報?
錦織) ええ。ヘブンさんが、松野
家の借金を全て返した。つまり…
おトキさんが、借金のかたとして、
売られた妾であると、誤解されて
しまったよおうで、それで…。
司之介) 梶谷、あの野郎…。
ヘブン) オ~マイガ…。
フミ) あの…そげな、誤解は、
どうしたら解けるんでしょう?
錦織) それは…私も今、思案中
でして…。ただいまのところ、
よい策は…。
フミ) そげですか…。
トキ) でも大丈夫だわね。うん…
きっと、すぐみんなに分かって
もらえるけん。うん。フフフ…。
梶谷) ハァ…すんません、
お邪魔しますね。
司之介) お前のこのことこの野郎!
梶谷) いや、あっ…すんません、
いや…わしもそげなつもりなか
ったんですが、勝手に火がつい
てしまって…。
司之介) おい、そげなこと
どうでもええ。
梶谷) いや…。
司之介) なあ、「おトキは
ラシャメンではない」と、
明日の新聞に書け!
フミ) あなた!
司之介) おい、今すぐ書け!
梶谷) あ~でもそれは
ちょっとやぶ蛇じゃ…。
司之介) やぶ蛇でも何蛇でも
ええ! 早う書け! おい、
書かんか早いとこ!
梶谷) 落ち着いて、落ち着いて…。
司之介) 落ち着いていられるか!
梶谷) だども落ち着いて!
ハァ…ハァ…。なら一つ、
確認させてごしなさい。
おトキさんは、本当に…
本当に…ラシャメンだな
いんですよね?
ヘブン) (英)ふざけるな!
(梶谷を庭に突き落とす)
梶谷) あっ、ちょ…ああっ!。
ヘブン) (英)黙れ!
梶谷) あっ!
ヘブン) (英)許せない!
Get out! デテイケ!
梶谷) あっ…すいません…
すいませんでした。ああ…。
(逃げる梶谷)
(トキを見るヘブン)
ヘブン) ダイジョウブ…。
(呆然としたトキ)
ヘブン) ワタシ… アナタ、
マモル、シマス。
(トキを抱きしめる)
(胸に押し当てられたトキ
の顔が、涙でゆがむ)
**********
(錦織と門を出るヘブン)
(道の先に新聞記者)
錦織) 梶谷の同僚でしょうね…。
(隠れるトキ)
ヘブン) キニスル、ナイ。
トキ) あっ…。
(頬を寄せ、キスをする)
ヘブン) イッテキマス。
トキ) うん、行ってらっしゃい。
フミ) 気を付けてごしなさい。
ヘブン) ハイ…。
永見) 不器用ですが…
「人のうわさも75日」。
すぐに…収まりますけん!
(一礼する永見)
**********
(三之丞の手に新聞)
三之丞) おトキ…
大丈夫でしょうか?
(傳の写真に向かい、
手を合わせているタエ)
(写真の前に置いた封筒に、ヘブ
ンが書いた「雨清水様」の漢字)
**********
生徒) ラシャメンか…。
生徒) 何かあると思ったんだよ。
丈) そんなわけないだろ。
正木) どっちを信じる?
新聞か、ヘブン先生か。
小谷) どっちなんだよ!?
錦織) おい!
どうした? お前たち。
丈) あっ、別に…何にも…。
正木) もう終わりましたんで。
行くぞ。
(生徒たちを目で追う
錦織とヘブン)
**********
(頬被りに丸メガネのトキ)
フミ) ちょっと! ええよ…
買い物は私が行くけん。
トキ) あ~平気平気。ほら、こ
れなら誰だか分からんでしょ?
フミ) ちょっと…。
トキ) フフフ…。
フミ) 駄目駄目駄目。
ちょっと待って。
**********
男性) あげな屋敷に
住んじょって…。
男性) 信じられん…。
男性) 信じられんがな…。
(変装して町に出たトキとフミ)
フミ) おトキ、早いとこ帰ろう。
女性) いらっしゃい、
いらっしゃ~い。
フミ) すいません、しじみ
3杯と、すずきを、頂け…。
女性) あんたたちには
売れんわね。
フミ) えっ?
女性) おトキさんと、
おフミさんだが?
女性) おトキさん?
トキ) 母上…。
男性) ラシャメンだが…。
フミ) 行こう。
**********
フミ) 急ごう。走るよ。
トキ) うん。
(肩を寄せ合い、
道の端っこを走る)
(石が当たる音)
トキ) えっ、おトキ?
(うずくまったトキの顔を見る)
トキ) あっ!
ハァ、ハァ、ハァ…!
フミ) 大丈夫…
大丈夫よ、おトキ。
トキ) ハァ、ハァ、ハァ、
ハァ…ハァ…。
フミ) 大丈夫だからね。
(額の血を押さえるフミ)
トキ) ハァ、ハァ、ハァ、
ハァ…ハァ…。
フミ) 誰です?
誰なんですか!?
(往来に目をやる)
フミ) 誰なんですか!?
(そしらぬ顔で行き交う人々)
**********
(額に薬を貼り、ハチマキの
ように包帯を巻く)
フミ) はい、終わりだよ。
トキ) こげな姿…ヘブン
さんに見せられんわ…。
ヘブン) タダイマ、
カエリマシタ!
錦織) ただいま戻りました。
トキ) 見せられん
言っちょるのに…。
フミ) ええよ、
私が行ってくるけん。
お帰りなさいませ~。
ヘブン) フフッ、タダイマ。
オトキサンハ?
フミ) ああ…。
(頭から羽織をかぶるトキ)
(ヘブンが来る)
ヘブン) フッ… オトキサン?
トキ) フフフフフ。
ヘブン) フッ…。
トキ) フフフ…。
ヘブン) おトキさん?
トキ) えっ? アハハ…フフフ…。
(背を向けるトキ)
トキ) フフッ…フフフ…。
ヘブン) トキサン!
トキ) アハハ…フフフ…
フフフ…。
(羽織をめくるヘブン)
トキ) あっ…ハハッ…フフフ…。
フフフ…フフフ…。
(ヘブンの目をふさごう
とするトキ)
トキ) ハハ…アハハ…。
(トキの手をつかみ、
抱きしめるヘブン)
トキ) (泣き声)うう…。
(トキを見つめるヘブン)
トキ) (泣き声)
ヘブン) ダイジョウブ。
ヘブン) ウン…。
(書斎へ向かう)
トキ) ヘブンさん!
錦織) ヘブンさん!
(木刀をつかむ)
錦織) ヘブンさん、ヘブンさん!
ヘブン) トメル、ナイ!
ユルセル、ナイ!
錦織) お気持ちは分かります!
ですが…!
ヘブン) ハァハァ…!
(玄関を出る)
(足元に転がった、まがい
もののヴードゥ人形)
(ヘブンの肩が波打つ)
(ヘブンをつかむトキ)
トキ) んっ! んっ! やめて!
やめてごしなさい!
ヘブン) ユルセル、ナイ!
ユルセル、ナイ!
トキ) 駄目です!
やめてごしなさい!
私は大丈夫ですけん!
ヘブン) ダイジョウブ、ナイ…
ダイジョウブ、ナイ!
トキ) 大丈夫ですけん…
大丈夫ですけん!
ヘブン) ハァ…。
トキ) 大丈夫ですけん!
**********
か・じ・た・に~ゴラァ~!(怒)
今までお前は何を見てきたんだ?
ヘブンとトキを、松野家をずっと
見てきたはずなのに…それ言う?
おトキさんは、本当に…
本当に…ラシャメンだな
いんですよね?
よくもまあ…(怒)梶谷が…一生
足の小指を角にぶつけて、鳥のフ
ンを浴び続けますように!(呪)
以前、なみがラシャメンになって
も石を投げないでねって言ってた
けど…。ここで本当にトキが石を
投げられる事態に。そりゃヘブン
も堪忍袋の緒が切れるわ。木刀を
取りに行く姿は、おじじ様、勘右
衛門が乗り移ったみたいだったよ。
さすがラストサムライの孫の夫!
ヘブンを必死で止めるトキ。ユル
セナイ、ダイジョウブナイと言う
ヘブンに、大丈夫ですけん!と…。
石は投げなくても、言葉の石を投
げ続ける匿名の輩はたくさん湧い
てくる。イマ モ マダ ジゴク アル。
石を投げた輩も呪われてしまえ~。
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