日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「日々のダダ漏れ」は、感動したもの、面白いもの、美味しいも
の、私が好きなもの等を、勝手気ままに綴るお気楽ブログです♪

ドラマの記事につきましては、期待しているドラマの初回の紹介、
ドラマの中で私が好きなセリフ、シーンを記憶に残すために書い
ています。基本的に、面白いと思ったものを、お勧めのドラマに
ついて、自由気ままに書いていますので、面白いと思った回だけ
を単発で書いたりすることもあります。記事のスタイルは、まだ
まだ模索中なので大きく変更する事も。ご了承下さい(*^。^*)

「風、薫る」第5

第1週「翼と刀」

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

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「日々のダダ漏れ」

 

 

鹿鳴館では、華やかな結婚披露

のうたげの、真っ最中。日本中

で、不景気が、ビョ~ビョ~と、

吹いてんのにね~。

 

1883(明治16)年

 

直美) 「会津と薩摩、敵同士のウ

 エディング。アメリカ帰りの捨

 松のダンスは、花が咲いたよう

 に美しい。陸軍卿、大岩巌との、

 marriageで、捨松は陸軍卿夫人

 となり、会津の、 the most

 successful person…」。

メアリー) 出世頭。

吉江) メアリーさん、そんな

 日本語どこで? 伝道に関わり

 ないでしょう。

メアリー) この結婚、なぜ、

 ニューズになりますか?

吉江) あ~…。あ~。会津は、幕

 府のお味方として、で、大山様の

 薩摩は、新政府側として、かつて、

 戦…つまり、war をして、会津が

 負けたんです。捨松様は、戦に負

 けて、まだ子供の頃に、津田梅子

 様たちと共に、アメリカに送られ、

 10年。この度帰国されたのですが、

 日本語より、英語やフランス語が

 堪能になってしまわれたそうで、

 敵ではあるものの、異国に詳しい、

 大山様と結婚したことで、日本の

 和平のシンボルといいますか…。

直美) 女が結婚で成り上がるっ

 てよくある話。今回は逆賊から

 貴婦人だから…。

メアリー) 玉のこし。

直美) アメリカ…それしかないか。

 メアリー。私にもっと英語教えて。

 

**********

 

信右衛門が亡くなって

程なく…。

 

虎太郎) りん、これもちっと

 やっとくから。

りん) ありがとう。

虎太郎) ああ。

 

村には、そよそよと、

穏やかさが戻った。

 

だけど、不景気で、

安の嫁ぎ先は破産。

縁談も、ヒュ~ッと、

吹き飛んでしまった。

 

美津) 根性のない…。はあ~。

 

りんの家は、

貧しくなる一方で。

 

美津) あ…。

栄) おいおいおい、だいじか?

 だいじか?

美津) だいじだ。

 ただの立ちくらみだ。

栄) あ~。

りん) おばさん、

 ありがとうございます。

栄) あ~いえいえ。

りん) お水飲む?

美津) そうしましょうか。

栄) ゆっくり休んでくださいね。

美津) うん。

 

**********

 

(夕餉時の一ノ瀬家)

りん) さっき私に縁談って

 近所の人が…。

美津) はあ~…。いくらお金が

 あっても、あんな無礼な話が

 ありますか。18も年上の男の、

 後妻にどうかって。りんと同

 い年の息子までいるのですよ。

りん) 18歳…。

安) お金はあるって、何を

 してる人なんですか?

美津) 何でも、元は飛脚をして

 いたのが、今は北町で、運送業

 でもうけて…。そんな話はどう

 でもよいのです。りんとは、年

 も、家の格も何一つ釣り合いま

 せん。旦那様がいれば、こんな

 縁談持ちかけられることもなか

 ったのに…。

りん) じゃあ、この縁談…。

美津) あるわけないでしょ。

りん) えっ、ほかにも

 縁談があるって…。

美津) あるわけないでしょ。

りん) え…?

美津) あるわけがない。

 りんには、私と安、2人も、

 ごく潰しがついてくるという

 のに…。

りん) 母上…。

美津) いっそまた御一新が起きて、

 元に戻ってしまえばいいのに…。

 

**********

 

(寝間着に着替えたりんが、

居間をのぞく)

(行灯を灯し、囲炉裏端で

針仕事をしている美津)

りん) だいじ?

美津) はっ…当たり前です。

 仕立ての内職くらい私にもで

 きます。りんは寝てなさい。

りん) はい。

(美津の背中を見つめ、

部屋に戻る)

 

**********

 

(江戸娘一代双六を広げて、

眺めるりん)

 

**********

 

んっ、時は来た。

2人にも風が吹くぞ。

なんてね。

 

(那須の道に馬車)

(乗っているのは、

大山巌と、ドレス姿の捨松)

捨松) 子供たち…私、会津、

 いました、時と、同じ。

巌) こん辺りは貧しか。じゃって、

 学校へ通っちょっ子供(こどん)

 は、まだ少なか。フフッ、10年後

 には、こげぇアメリカんよな牧場

 が出来ちょい。フフフフフッ。

捨松) (英)私の夢は、女学校を作

 ることです。それともう一つ。

 

**********

 

りん) 上がりか…。

(りんに馬車が迫る)

(馬のいななき)

(転ぶりん)

りん) いっで…。

(馬車から下りる捨松)

捨松) Are you all right?

 ああ…ケガ、ありますか?

りん) ああ…だいじだ。

捨松) 「だいじ」?

りん) あっ、大丈夫です。

 少し、擦りむいただけで…。

捨松) 見せて。

 (仏)巌、きれいな水を

 ください。

巌) (仏)わかった。

(大山を目で追うりん)

捨松) 父ではない。あ…夫。

りん) あ…。

巌) フフフフ…。

 18、年が、離れちょる。

りん) ああ…。

捨松) 座って。

巌) 座っくいやんせ。

りん) あ…。

巌) どら。

 

**********

 

(りんの手の傷に、

水をかける捨松)

りん) あ…すんません。

(真っ白なハンカチを広げる)

りん) あ…だいじ、

 だいじでございます。

捨松) そう、清潔、大事。

 破傷風、気をつけねばならない。

りん) ねばならない…。

(日傘をさしかける大山)

りん) ああ…! もったいね、

 こんなきれいな…。

捨松) Handkerchief?

 さすけねえ。

りん) さすけ…?

 でもこれ…。

捨松) これ、あげます。

(包帯のように手に

巻かれたハンカチ)

りん) ごきげんよう。巌。

巌) ウィ マダム。ボン。

 フフフフ…。

(腕を組み、馬車に戻っていく)

(2人を目で追う、口が

開きっぱなしのりん)

 

上々だね。

さて、こちらにも吹くぞ。

 

**********

 

(風の音)

(東京の直美)

直美) 嫌な風。

(仏頂面で通りを行く)

真風(まじ)) もし、

 そこのお嬢さん。

 その妙な格好して、

 手先が不器用で、

 料理が下手な…。

直美) デタラメ言わないで。

真風) みなしごのお嬢さん。

直美) 私のこと知ってるの?

真風) 占い師。

直美) 占いなんて信じない。

真風) 神も仏も信じないのに…。

 ああ、人間もか。

 もう少しの辛抱。

 お嬢さんの願いがかなうよ。

直美) アメリカに行けるの?

真風) 心から笑い合える

 人と出会える。

直美) そんなのちっとも

 うれしくない。

 

**********

 

(物干しざおから、乾いた

ハンカチを取るりん)

(広げてお日様にかざす)

りん) 「巌」って、

 呼び捨てだった…。

(レースで縁取られた、

真っ白なハンカチを握りし

め、一点を見つめるりん)

 

**********

 

(河原で虎太郎が釣りをしている)

りん) 虎太郎。

虎太郎) りん。

りん) やってみてもいい?

 一度釣ってみたくて。

虎太郎) いいけど…。

りん) こう?

虎太郎) もっと、こう持って…。

(後ろからりんの腕を支える)

(固まるりん)

りん) 虎太郎。私、街道筋の

 家から、縁談が…。

虎太郎) えっ、引いてる!

りん) わっ…あっ!

(りんをかばって転ぶ)

虎太郎) いてっ。

 

**********

 

(傷のできた虎太郎の手に、

白いハンカチを巻くりん)

りん) はい。

虎太郎) こんなきれいな

 西洋手拭いもったいねぇ。

りん) あ、いいの。

 それよりごめん。

 私のせいで、ケガも魚も…。

虎太郎) りんは、俺の姫様だから。

(ハンカチを巻いた手で、

りんの手を握る)

(そっと手を離すりん)

(小さく微笑む)

 

**********

 

<一ノ瀬家の表>

りん) じゃあ、ありがとう。

虎太郎) じゃあまた。

(虎太郎の背中を目で追うりん)

美津) お帰り。

りん) 母上…。

 私、結婚する。

 奥様になる。

 

続きはまた、

風の吹く、朝に。

 

**********

 

謎のナレーションの声の持ち主は…

怪しい占い師、「真の風」、と書いて

「マジ」。マジかw  なかなかの設定。

風のようにどこにでも行けるのか?

風に乗って、空から何でも見えるの

か? 本当は神のような存在なのか?

 

18歳も年の離れた金持ちの男との縁

談がきたりん。そこにリアル18歳年

の離れた夫婦、大山巌・捨松夫妻と

出会うりん。まあね…彼らはセレブ

だからね…特殊で特別だからねえ…。

 

それでも、何やら18歳差に希望を見

てしまったのか…。結婚する気にな

ってしまうりん。悪い予感しかない。

 

 

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「風、薫る」第4

第1週「翼と刀」

 

 

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検疫医) 残念ですが、感染してる

 ものと見て、間違いありません。

 どこか、隔離する、場所があれ

 ば、そちらで、看病を…。

りん) はい、私が看病を…。

信右衛門) 避病院に

 お願いいたします。

りん) 駄目です! 父は

 避病院には行きません。

信右衛門) 構いません、避病院

 に…。娘に看病はできません。

 避病院に、運んでください。

りん) やめてください!

衛生委員) したら、看病する

 下男下女を雇って、家で療養

 しては、どうだべ?

りん) はい。

 

**********

 

 

りん) 一日10銭だから、

 1円あれば10日は…。

 お金が…。

(全然足りない)

 

**********

 

(美津と安が帰ってくる)

(道の先に、竹矢来)

安) 何? あれ。

男性) 東京から来た者は村には

 入れねえ。この橋を渡れんのは、

 外に出る者だけとする!

美津) お待ちください。

男性) 村でコロリがはやってん

 だ! もう18人死んだ。

 

**********

 

<一ノ瀬家>

りん) 父上…?

(布団は空。家を出るりん)

 

**********

 

りん) 父上! 父上!

(遠巻きに見ていた村人が

去っていく)

(入り口に、「コレラ」の貼り紙)

 

**********

 

(裏庭にまわるりん)

りん) 父上!

(りんを見つめ、

突き飛ばし、納屋に入る)

信右衛門) 入ってくるな!

 入ってきたら、斬る!

りん) 父上!? 父上!?

(刀をつっかえ棒にして、

戸を押さえる信右衛門)

(戸をたたく音)

信右衛門) ハア、ハア、

 ハア、ハア、ハア…。

りん) うっ、う…!

信右衛門) ハア…1ふり、

 隠しておいてよかった…。

(吐き気をこらえる)

信右衛門) りん…

 ハア、ハア、ハア…。

 水を用意して、戸口に頼む…。

りん) 開けてください父上!

信右衛門) それ以外、納屋に、

 近づくことは許さん。

 お前が行ったら、戸を開けて、

 自分で、取る。ハア…。

 

**********

 

美津) だから、なぜなのですか?

男性) 駄目なもんは駄目だ。

中村) 奥様。

美津) 中村殿。さっきからこの人

 たちが道理の合わぬことを…。

中村) 奥様…。

 (小声で)こちらに。

 奥様…ご家老様が、

 お倒れになりました。

美津) えっ…。

中村) 今戻っても、お二人とも、

 村八分にされるだけでござる。

美津) そんな…。りんは?

中村) りん様は、旦那様を、

 看病なさって…。

美津) あの子が、一人で?

中村) 拙者も、申し出たのです

 が、断られました。りん様は、

 一ノ瀬家の娘だからだいじだ

 とおっしゃって…。

 

**********

 

(桶に水をくむりん)

(納屋へ運ぶ)

りん) 父上、水をくんで

 きました。今手拭いを…。

信右衛門) 頼む…。

りん) はい。

 

**********

 

(むしろの上に

横たわる信右衛門)

信右衛門) あ…ハア…。

 

**********

 

(浴衣で手拭いを作るりん)

 

**********

 

(納屋へ運ぶ)

りん) 父上…父上!

信右衛門) だいじだ。

りん) お願いです。お水だけ

 でも私に替えさせてください。

信右衛門) 駄目だ…。行け。

りん) はい。

 

**********

 

(納屋から離れるりん)

(母屋に入る)

(部屋の中で耳を澄ます)

(物音)

(戸が開く音)

信右衛門) ハア、ハア…。

(水音)

(水桶と手拭いを納屋に

取り込む信右衛門)

 

**********

 

(村の入り口に美津と安)

♪(お囃子)

男性) さあさあ、獅子舞だよ~。

 コロリに、ろうがい、風邪に熱。

 獅子に噛まれりゃ病気知らずっ

 てもんだ。

 

**********

 

(朝陽のあたる縁側に坐り、

納屋を見つめているりん)

(文箱から紙を取り出す)

 

**********

 

(横たわった信右衛門の

そばに、折り鶴が落ちる)

(力のない手で折り鶴を

持ち上げる)

(大きな鳥の左右に小さな鳥、

三羽がつながった折り鶴)

(納屋の前で歌うりん)

りんの声) ♪「猫じゃ、猫じゃ

 とおっしゃいますが~」。

信右衛門) 眠れぬわ…。

りんの声) ♪「猫が ゲタはいて

 おっちょこちょいのちょ~い」。

 

**********

 

りん) 父上、お着替えを

 お持ちしました。

(戸をたたく音)

りん) 父上! ? 

(戸をたたく音)

りん) 父上!

(戸に手をかけるりん)

りん) うっ…うっ…! ハア…。

(母屋へ走る)

 

**********

 

(むしろの上で、

朦朧とした信右衛門)

(天井に吊るした道具が、

風に揺れる)

(仰向けになり、ぼんやり眺める)

 

**********

 

(なぎなたを手に

母屋から出てくるりん)

りん) 入ります!

信右衛門) りん…。

 ようやく分かったぞ。

 あん時…腹を切らずよかった…。

 ハア…ハア…。うっ…死にかけ

 ているというのに…ハア、ハア

 …。風を、この頬に、受けたい

 と思う…。ハア、ハア、ハア、

 ハア…。私はまだまだ、生きた

 いようだ。ハア、ハア、ハア…。

 腹を切って許されるのは、武士

 の世まで。ハア、ハア…。これ

 からは…情けないと言われよう

 とも…ハア、生きてゆかねばな

 らぬぞ。ハア、ハア、ハア…。

 よいか。生きろ、りん。

りん) あ、あ…い…い…嫌です。

 父上がいなければ嫌です!

信右衛門) お前はきっと…

 優しい風を起こせる…。

りん) うっ、うう…。(泣)

信右衛門) 少し…ハア、ハア…

 少し、休む…うっ…。

(倒れる音)

(荒い息遣い)

りん) あ…。

(納屋の中を見るりん)

(横たわった信右衛門)

りん) 父上…。父上! 

(体を揺さぶる)

りん) 父上…!(泣)

(信右衛門のごつごつした

大きな手を握る)

りん) あったかい…。

 あったかい…。(泣)

 また、間違えた…。

 また間違えた…。

 (泣き声)

 

**********

 

♪「おっちょこちょいのちょい」の

歌は「おっちょこちょい節」という

らしいのだけれど…ググるとえぐい。

おっちょこちょいという話なのか?

あの時代、みんな大らかだったのね。

 

猫じゃ 猫じゃと おしゃいますが
猫が 猫が下駄はいて
絞りの浴衣で来るものか
オッチョコチョイノ チョイ

 

いい人の父親は早く亡くなるという

朝ドラあるあるが、現実のものに…。

 

お前はきっと…

優しい風を起こせる…

 

これまた、早く亡くなる父親っぽい

ふんわ~りした呪い…いや、予言?

もう少し、生きててほしかったよ…。

 

 

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「ばけばけ」スピンオフ

第3回「オウメサン、オカミ、シマス。」

 

 

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蛇) 蛇です。

蛙) 蛙です。

2匹) 蛇と蛙です。

蛇) これは、松江新報の、「ヘブン

 先生日録」が、ちまたで大人気だ

 った頃のお話です。

蛙) あらやだ、懐かしい。

蛇) うん! そんなことも

 あったわね~。

 

(あくびをしながら、

客室の雑巾がけをするウメ)

(届いた新聞をツルに渡す)

ツル) よし…よいしょ…。

ウメ) あっ、はい、

 これ今日のです。

ツル) ああ…ありがとう。

 え~っと…「腕長ヘブン先生

 でも届かぬ隙間の箸、一家を

 救う者、求む」。

ウメ) 「ヘブン先生日録」ですかね。

ツル) ああ! 

 しっかしすごい人気だがぁ。

ウメ) ですがぁ。

ツル) あらやだ…また心中?

ウメ) えっ? あっ、心中ですか?

ツル) 何嬉しそうにしちょるがね。

ウメ) だって…。な~んか面白い

 ことあぁませんかね?

ツル) 何言っとるかね。何にも

 ないんが一番なんだけん。

ウメ) そげですか?

ツル) ほれ、くだらんこと言っ

 ちょらんで、掃除掃除…ほれ。

ウメ) は~い。

 

**********

 

(ツルも掃き掃除)

(畳の隙間にしつこいゴミ)

(手を伸ばす

ツル) あっ!

ウメ) えっ?

ツル) あああ…!

ウメ) 奥様? どげしまし…えっ?

ツル) ああっ!

ウメ) えっ、奥様!? 奥様…。

ツル) あっ、あっ…。

ウメ) 奥様…えっ? えっ、

 足です? 足ですか?

ツル) あっ…。

ウメ) 腰?腰、腰? あっ、ああ…。

 

**********

 

(ウメが敷いた布団へ)

ツル) うう…。

ウメ) はい。

ツル) うう…。

 よいしょ…うっ…ああ…。

ウメ) あ~あともうちょっと…。

 あ~まだ駄目、まだ駄目…。

ツル) あっ…うう~…ああ…

 おお…! おっ、おっ…。

ウメ) あ~はい…あっ、

 もうちょっと下…。

ツル) ああ、ああ…。

 ここかね? あっ、ここかね?

 あっ…。ああ~…。

ウメ) 大丈夫ですか?

ツル) あ~駄目…私もう

 ここから動けんわ。

ウメ) えっ?

ツル) あっ…。

ウメ) そげしたらもう、

 今日は早じまいに…。

ツル) 何言っちょるかね!

ウメ) えっ?

ツル) 早じまいになんか

 するわけないがね! あ~

 「おちおち買い出しにも行け

 ねえ」とか、平太がグチグチ

 言うに決まっちょるんだから。

ウメ) ん…どげするんですか?

ツル) おウメ…花田旅館は、

 あんたに任せた。

ウメ) えっ?

ツル) 今日はあんたが、

 花田旅館の、おかみだ。

ウメ) えっえっえっえっ…?

ツル) あ~それじゃ…

 あとは、頼んだよ。

ウメ) いやちょっと待って

 くださいよ。私一人じゃ…。

ツル) いや大丈夫大丈夫。この

 時期お客さん少ないんだけん。

 どうせ誰も来んわね。

ウメ) ああ…。

 うん…まあ…そげですよね。

 うん…どうせ誰も…。

女性の声) すいませ~ん!

ウメ) お…お客さんですよ!

女性の声)すいませ~ん!

ウメ) ど、ど…

 どげします? 奥様。

ツル) どげしますってあんたが

 行くしかないがね。

ウメ) えっ、だって、

 さっき誰も来んって…。

ツル) もう行け。

 一日おかみ、ほれ行け。

ウメ) ええっ? えっ…。

ツル) あ~痛い痛い痛い…。

ウメ) もう…。

(ツルを客室に寝かせ、

仕事に戻るウメ)

 

**********

 

ウメ) あっ、お待たせしました!

トキ) あっ、おウメさん。

ウメ) あ~な~んだ、おトキ

 さんとヘブン先生。

トキ) こんにちは。

ヘブン) コンニチハ。

ウメ) こんにちは。

梶谷) どうもどうも!

 いや~どうもどうも…。

ウメ) あっ、あれ? 梶谷さん?

梶谷) へへへ…。

トキ) あの、

 ごめんなさい、実は…。

梶谷) あっ、ここであの~おトキ

 さんとヘブン先生が、食事して

 るところを取材したいんだわ。

ウメ) えっ?

梶谷) いいよね?

トキ) あっ…。

ヘブン) ハナダリョカン、

 ショクジ…テンゴク! フフフ…。

ウメ) あ~取材って、新聞に

 載るいうことですか?

梶谷) もちろん!

ウメ) あ~でも…あっ、今、

 旦那様も奥様もおらんけん。

トキ) あっ…それじゃ

 また今度にします。

梶谷) いや~ええだない。この

 旅館の宣伝にもなあで。今や、

 「ヘブン先生日録」は、松江中

 の人々が大注目する、人気連載

 なんだけん。

ウメ) 松江中の人が?

梶谷) うん!

 

(ウメの妄想)

女性) おウメちゃんだ!

女性) 見たよ、新聞に

 載っちょったの!

女性) かわいい~!

女性) 本当大好き!

子供) おウメちゃんだ!

ウメ) えっ? えっ、いいの?

子供) かわいい~!

子供) はい、お花!

ウメ) ありがとう!

子供) かわいい!

子供) おウメちゃん大好きです!

子供) 大好きだよ!

ウメ) そげな…。

 

(ウメの妄想が止まらない)

ウメ) フッ、フッ、

 フッ…アハハ…。

トキ) おウメさん?

ウメ) フフフ…。

トキ) おウメさん? おウメさん?

ウメ) あっ、あっ、あっ…分かぁ

 ました! この一日おかみ、ウメ

 自慢の料理を、お二人に振るま

 います! あっ…ちょっとお待ち

 ください。

梶谷) 頼んだよ! うん…。

トキ) 一日おかみ?

 

**********

 

(厨房に立ったウメ)

(ありったけの食材を集める)

ウメ) よし!

 

**********

 

ウメ) お待たせしました~!

(10個のおにぎり)

トキ) うん…。

ヘブン) コレハ?

ウメ) 花田旅館一日おかみ特製、

 「当たりか外れか、ウメちゃん

 の言うとおりお握り」です~。

 どうぞ!

トキ) へえ~!

ヘブン) アア…アタリ カ?

ウメ) はい。中身は食べてのお楽

 しみ。大当たりを引いた人には、

 ええことが、起きるでしょう!

トキ) え~!

ヘブン) オオ…アハハハ!

トキ) アハハ!

ヘブン) Well….イタダキマス!

トキ) 頂きます。

ウメ) はい!

トキ) えっ? うわ~。

ヘブン) ウワ~。

トキ) はい。

(まずはトキが一口)

トキ) う~ん! うん?

 なんも入っちょらん。

ウメ) おトキさん、残念。外れ~。

トキ) え~外れ? えっ、でも、

 塩が利いちょっておいしい。

ウメ) だがぁ?

(笑い声)

(ヘブンもかぶりつく)

トキ) うん?

ヘブン) アッ、オオ…

 アッ、オオ…ワッ…。

トキ) うん、うんうん…?

ヘブン) コレ スッパ! 

 コレ スッパ!

トキ) えっ?

ウメ) フフッ、ヘブン先生、

 たっぷり梅干し大当たり~!

トキ) わっ! アハハハ!

ヘブン) ノー! アタリ ナイ!

 スッパ! アッ…ハズレ!

ウメ) えっ?

トキ) ハズ…。

ヘブン) ウッ…オウ…。

トキ) いや…いいなあ!

 大当たり、羨ましいな…。

ヘブン) アッ…アア~アハハハ!

 アッ、ア~イエス…ヤッタ~!

トキ) やった~!

ヘブン) タノシイ!

(笑い声)

ウメ) どげでしょう?

梶谷) ああ…ええ記事に

 なりそうだわ…。

ウメ) フフッ、よかった~。

 アハハハ!

梶谷) 何だかなあ…。

トキ) フフフ…おいしいです。

ウメ) フフフ…。

 

**********

 

トキ) おウメさんごちそうさま。

 ごめんね、無理言って。

ウメ) ううん、とんでもない。

 こちらこそありがとう。

梶谷) ヘブン先生、おトキさん、

 さっさと行きましょう。

トキ) あっ…。

ヘブン) ウン。

紬) あの~…。

ウメ) あっ、はい、

 いらっしゃいませ。

紬) 今日泊まりたいんやけど、

 お部屋ありますやろか?

ウメ) あっ、はい、ございます。

 ご案内しますね。

トキ) おウメさん、じゃあまた。

ウメ) あっ、はい、また。

 あっ、こちらです。

(女を目で追う梶谷)

ウメ) どうぞ。

 

**********

 

<二階>

ウメ) こちらのお部屋で

 ございます。

(部屋に入る女)

ウメ) 何かありましたら、遠慮

 なくおっしゃってごしなさい。

紬) おおきに。

ウメ) 失礼いたします。

 

**********

 

ウメ) はあ…忙しい忙しい。

(女を案内した、

隣の部屋に駆け込む)

ウメ) あっ…奥様奥様!

ツル) いや…ああ…もうドタ

 バタせんで。腰に響くわ。

ウメ) あ~すんません。あの…

 私、意外に、ちゃんとできちょ

 るかもしれません。一日おかみ。

ツル) ああ? 本当に?

ウメ) フフッ、はい。あっ、

 だから…うん。ゆっくり

 休んじょってください。

ツル) ああ…。

(横向きに寝たまま新聞を読むツル)

(隣の部屋からすすり泣き)

ツル) うん?

(聞き耳を立てるツル)

(隙間から隣を見る)

(女が泣いている)

 

**********

 

ウメ) あれ? 帰ったんじゃ…?

梶谷) 何? おっちゃ駄目?

ウメ) あっもしかして…

 私に取材ですか?

梶谷) はあ?

ウメ) フフッ、花田旅館のこと

 が記事になるんですもんね。

 フッ。何でも聞いてごしなさい。

 例えば、働いちょる時の、苦労

 とか、あと…。

梶谷) うんうんうん…。あの~

 さっきのお客、あれどこから

 来たって?

ウメ) えっ? さあ? 聞いてない

 ですけど…なして?

梶谷) いや…遠方の人だない

 かな~と。言葉が…。

ウメ) ああ…。

梶谷) 珍しいな…この時期。

 旅行?

ウメ) う~ん…変わった好み

 の人なんだないですか?

梶谷) ああ…怪しい…。

男性) すんません、すんません!

ウメ) いらっしゃいませ。

誠) あの、こちらに、一人で

 泊まらせてくれ言うてきた、

 女の人、いませんか?

ウメ) えっ? あ~…先ほど。

誠) あ~よかった。あの、多分

 …うちの女房ですわ。おんなじ

 部屋に、泊めてもらえますか?

ウメ) あ~はい…

 あっ、どうぞ、こちらへ。

誠) すんません。

 はあ…失礼します。

 よかった~。おったか…。

 

**********

 

<二階>

ウメ) あっ、失礼します。

(何かを隠す女)

紬) あんた…。

誠) ここにいてたんか。

ウメ) あ~…旦那様で?

紬) ええ…。

ウメ) あっ、よかった…。

 あっ、それじゃあこれで。

 失礼しま…。えっ?

(ふすまにツルの目)

 

**********

 

<ツルのいる部屋>

ウメ) どげしました…?

ツル) おウメおウメおウメ…。

 隣のお客、どげなふうだった?

ウメ) あ~…何か奥さん

 泣いちょりましたよね。

ツル) 何しに来たって?

ウメ) 旅行か何かだないですか?

ツル) こげな時期に?

ウメ) どげしたんですか? 奥様。

ツル) あの女の人…さっき、泣き

 ながら手紙書いちょったの。

ウメ) ああ…確かに何か…。

ツル) あれ、もしかしたら…

 遺書なんだない?

ウメ) えっ、それって…。

(新聞記事を指さす)

ウメ) えっ、心中!?

ツル) (小声で)聞こえる

 聞こえる…。

ウメ) (小声で)いや、

 でも…まさか…。

ツル) あ~…分からんがね…。

 今はやっちょるんだが? 心中。

ウメ) はやっちょるいうか…。

ツル) うちでそげなことやられ

 ちゃたまったもんだないよ。

 あ~死ぬなら、よそで死んで

 くれって、一日おかみとして、

 はっきり言ってくるだわ。

ウメ) 言えませんわね、

 そげなこと…。

ツル) とにかく行くだわ。

 ほれ、ほれ…。

ウメ) え~? えっ…。ん~…。

 

**********

 

(重い足取りでお茶を運ぶウメ)

ウメ) 失礼します。

 

**********

 

(障子をあける)

ウメ) お茶でございます。

誠) ありがとう。

ウメ) 旅行かなんかで?

誠) えっ? あっ…うん、

 まあ…そんなとこですね。

ウメ) そげですか。

誠) いただきます。

紬) あの~…。

ウメ) えっ? あっ、いや…あ…

 その…え~っと…よろしければ、

 お出かけでもされたらどげでし

 ょう? おすすめの所、お教えし

 ますけん。

紬) ほんなら…眺めのええとこ…。

ウメ) えっ?

紬) この近くに見晴らしのええ高

 いとこあったら教えてください。

ウメ) あっ…え~っと…。そうで

 すね…。はっ! あっ、いや、い

 やいや…いやいやいや…。あっ、

 あっ…駄目です…危ないです。

 高いとこは…やめときましょう。

 う~ん、何となく…。あっ…ま

 あ…とりあえず、のんびりなさ

 ってごしなさい。失礼します。

(女の荷物の中にあいくち)

(逃げるように部屋を出るウメ)

 

**********

 

ウメ) えっ、えっ!? 

 うん、うん?

梶谷) どげだった?

ウメ) えっ、「どげだった」って…。

梶谷) やっぱし、訳あり?

ウメ) (小声で)し~っ!

  静かにしてごしなさい。

 あっ、もう…下に…。

 

**********

 

花田旅館がいつもの花田旅館らしく

て良き。トキとヘブン、梶谷も出て

きたしね。「ばけばけ」らしい空気

がスバラシ。ウメちゃんも大活躍!

 

ウメ) 花田旅館一日おかみ特製、
 「当たりか外れか、ウメちゃん
 の言うとおりお握り」です~。

 

フフフ。たっぷり梅干しは大当たり。

ヘブンとってはジゴク!だったけど。

具なしの他にも外れはあったのかな。

当たりの具がなんだったのかも気に

なる。食べてみたいよ特製お握り♪

 

 

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