「ばけばけ」第110回
第22週「アタラシ、ノ、ジンセイ。」
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蛇) あれから、あっという
間に、半年が過ぎました。
蛙) ヘブンさん、
お百度参りしてるわねえ。
蛇) ってことは…?
蛙) ってことは…
もしかして今日?
(裸足で祈るヘブン)
ヘブン) ヨキ、メヲ、モッテ、
コノヨ、キテクダサイ!
ヨキ、メヲ、モッテ、
コノヨ、キテクダサイ!
**********
ムツ) そうそうそう…
よかよ! よかよか!
トキ) うう~!
ムツ) さあ息ば止めて~!
トキ) うう~! ハァ…。
ムツ) よかよ~! よかよか!
フミ) もうすぐよ~!
クマ) よかです奥様!
トキ) うう~!
ムツ) あと少し!
旦那様が戻るまで、
我慢せんばいかんよ!
トキ) えっ!?
ムツ) あっ、うそうそ!
旦那なんて気にせんでよか!
トキ) うん!
蛇) あと少し~!
蛙) 頑張って~!
蛇・蛙) おトキちゃん、ガンバ!
産婆さん、サンバ!
トキ) あっ…。うう~!
**********
(部屋の中で、てっぽうを
している司之介、丈、正木)
丈) おじ様…。
司之介) うん!
丈) てっぽうは、
気が紛れますね!
司之介) う~ん! そげじゃろう!
う~ん! 疲れるが…おトキの
苦しみに比べりゃ…う~ん!
丈) はい!
司之介) うん!うん!うん!
クマ) あの…旦那様は?
もうすぐ産まれるたい!
司之介) 何!?
正木) お百度参りに行った
ままだよな?
丈) 間に合わないんじゃ…。
ヘブン) タダイマ…
カエリマシタ!
司之介) ったくギリギリいうか
ちょうどええいうか…。
ヘブン) タダイマ!
司之介) 何百度参り
しとったんじゃ!
クマ) もう産まれますけん。
司之介) てっぽう!
丈・正木) はい!
(柱をたたく音)
**********
トキ) ハァ…。
クマ) 旦那様がお帰り
になりました!
トキ) ありがとう…ハァ…。
ムツ) よ~し… はい!
よかよ! 産みなっせ!
フミ) 「よかよ、産みなっせ」
言われてもねえ…。
トキ) うう~!
**********
(てっぽうをしながら)
司之介) 頑張れよ~!
丈) ご安全で!
正木) 健康で!
**********
トキ) ハァ…うう~!
**********
(てっぽうをしながら)
ヘブン) ヨキ、メ… ヲ…
モッテ… コノ、ヨ…
キテ… クダサイ!
**********
トキ) うう~!
**********
(てっぽうをしながら)
ヘブン) キテ… クダサイ!
**********
トキ) うう~!
**********
(てっぽうをしながら)
ヘブン) ネガイマス!
(産声)
ヘブン) ウマレタ!
司之介) おお…おおっ!
**********
(庭で待機中のヘブンたち男衆)
(部屋から産婆のムツ)
ムツ) 母子ともに無事!
よう頑張ったたい。
(歓声)
ヘブン) ハハハハ… ヨカッタ!
(笑い声)
(ムツに抱きつくヘブン)
ヘブン) アリガトウ!
ムツ) ちょっと…
ちょっとちょっと…!
ヘブン) スバラシ!
ムツ) わ、わ…私はおトキ
ちゃんじゃなか!
ヘブン) アアッ、アッ、
アッ… ゴメンナサイ!
アリガトウゴザイマス!
(握手)
ムツ) もう! おめでとう!
ヘブン) フフフ…。
ムツ) もうちょっと、
待っといてくださいね。
正木) あ…はい。
司之介) うん。
**********
(部屋に通され、
トキに駆け寄るヘブン)
ヘブン) アッ、アッ、
アッ…。アア…。
トキ) ああ…。
ヘブン) トキサン。
トキ) フフフ…。
ヘブン) スバラシ。
トキ) フフ…
うん。ありがとう。
いや~えらかった~。
けど…よかった。
ヘブン) フフッ。
トキ) いやけどえらいわ~。
よかったけど。
ヘブン) フフフ…。
司之介) よう頑張ったのう。
トキ) うん…。
(赤ん坊を抱いたフミ)
フミ) 男の子ですよ。
トキ) フフフ、うん…フフフ。
ヘブン) オオ…。アッ…。
オオ…。
(たどたどしく近づいていく)
(赤ん坊を腕に抱く)
ヘブン) オオ…。
オオ…。オオ…。
トキ) 「オオ」ですね。
ヘブン) 「オオ」デス。
オオ… シカ… デテコナイ。
トキ) フフフ…。
司之介) おじじじゃぞ~。
トキ) アハハハ…。
フミ) もうおじじですか~。
司之介) おじじじゃ。
当然じゃろう。
フミ) なら…おばばですよ~。
トキ) アハハハ…。
ヘブン) ババサマ。
フミ) は~い。
(笑い声)
ヘブン) ママサン。
トキ) ママさん?
ヘブン) イエ~ス。
ヘブン) キョウカラ、ママサン。
トキ) よいしょ…。
ママさんですって。フフフ…。
司之介) なら、ヘブンは、
パパサンじゃのう。
ヘブン) イエス…。パパサン。
オクマ。
トキ) フフッ。
ヘブン) ジョウ。
トキ) フフッ。
ヘブン) マサキ。
丈) 俺たち変わらないんだな。
正木) 俺だけ名字だ。
トキ) フフフ…。
(微笑みあうヘブンとトキ)
トキ) う~ん? フフフ…。
**********
(赤ん坊とトキに添い寝を
して、ずっと二人の寝顔を
見ているヘブン)
**********
司之介) 二人の子いうのは、
どげな子なんじゃろう思う
ちょったが、異人のような
顔の子じゃのう。
フミ) そげですねえ。それも
また…かわいらしい~!
司之介) ああ! フフフ…。
あっ、父上と、雨清水様にも
早くご報告せんとな。
フミ) 待ちわびちょるでしょう。
司之介) うん! ハハハ…。
正木) なあ?
丈) うん?
正木) 今思ったんだけど、先生
って、イギリス人だよな?
丈) だから言ってるだろ
さっきから。
正木) あ~じゃなくて、戸籍だよ。
丈) 戸籍?
正木) うん。
司之介) うん? 何じゃ?
どげした?
正木) あっ、先生って、松野家の
戸籍には入ってないんですよね?
司之介) 戸籍? ああ…。杵築の
大社で…錦織君に、見守られて、
まあ夫婦になっただけだけんのう。
フミ) それが…どげしたの?
正木) いや…私も法律には詳しく
ないのですが…同じ戸籍に入ら
ないと、先生と、おトキさんと、
3人、家族には、なれないので
はないかと…ふと…。
司之介) 家族になれん?
正木) ええ。
あっ、分かりませんが…。
丈) まあ、確かに、
そうなるのか…。
正木) うん…。
**********
(話を聞いているヘブン)
**********
(ヘブンが永見の
人力車で帰ってくる)
ヘブン) アッ…アリガトウ。
ナガミサン。
永見) へい。
ヘブン) クビ。
永見) えっ?
ヘブン) ク… ビ。
(懐から分厚い封筒を出す)
ヘブン) ブキヨウ… デスケン。
(「恩給」と書いたヘブンの筆文字)
(両手で受けとる)
ヘブン) カゾク… ダイジ。
イッショ… イナサレ。
(お辞儀をするヘブン)
(封筒を不器用に懐にしまい、
ヘブンに向かい、深く、頭を
下げる永見)
永見) 大変… お世話に…
なりました!
ヘブン) フッ…。
**********
(赤ん坊を真ん中に、
ふとんに寝たトキとヘブン)
ヘブン) フッ…。
アタラシイ、 ノ、ジンセイ、
ハジメタ、ノ、キモチ。
トキ) 私も。
ヘブン) ママサン。
トキ) 何ですか? パパさん。
ヘブン) シッカリ…
ケッコン、シマセンカ?
トキ) しっかり結婚?
フフフ…何ですか?
しっかり結婚って。
ヘブン) コ…。アッ…。
(体を起こす)
ヘブン) コ… コス…
コセキ…。コセキ…?
トキ) コセキ…?
ヘブン) コセキ。
トキ) 戸籍?
ヘブン) アッ、イエス。
トキ) えっ…?
ヘブン) ワレワレ…
オナジ、コセキ、ナイ。
トキ) うん…まあ、一緒には
入っちょりませんね。
ヘブン) ウン…。フタリ…
オヤ、デ… ナレナイ。
トキ) うん…。
ヘブン) シッカリ、
ケッコン、シマセンカ?
カゾク… ナリマセンカ?
トキ) あの…それは…それは…。
(抱きしめあう)
トキ) とても…喜びです。
アハハハハ…。
ヘブン) ヨカッタ…。
トキ) フフフ…。
あの…ですが…。
ヘブン) ウン。
トキ) う~ん…。
(ヘブンを指し)イギリス人。
ヘブン) ウン。
トキ) (自分を指し)日本人。
ヘブン) ウン。
トキ) 同じ戸籍、
入れるんでしょうか?
ヘブン) ウ~ン… ワカラナイ…。
トキ) 分からない…。
ヘブン) ウン…。
(スヤスヤ眠っている赤ん坊)
**********
あ
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