日々のダダ漏れ

日々のダダ漏れ

日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「日々のダダ漏れ」は、感動したもの、面白いもの、美味しいも
の、私が好きなもの等を、勝手気ままに綴るお気楽ブログです♪

ドラマの記事につきましては、期待しているドラマの初回の紹介、
ドラマの中で私が好きなセリフ、シーンを記憶に残すために書い
ています。基本的に、面白いと思ったものを、お勧めのドラマに
ついて、自由気ままに書いていますので、面白いと思った回だけ
を単発で書いたりすることもあります。記事のスタイルは、まだ
まだ模索中なので大きく変更する事も。ご了承下さい(*^。^*)

「風、薫る」第38

第8週「夕映え」

 

 

※無断転載対策のため、不本意ですが、

しばらく、注意喚起させていただきます。

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

行彦の声) お母様、少しは機嫌も

 よくなりましたか?

千佳子の声) 何を言っているの?

和泉の声) 千佳子。行彦も、

 心配してるんだから。

(部屋の外にりん)

藤田) 何をしてるんだ?

りん) 和泉侯爵閣下と、

 ご子息がお見えのようで…。

藤田) えっ?

黒川) 改めますか?

今井) いや、我々の仕事ぶりを

 見ていただくいい機会だ。

(ノック)

今井) 失礼したします。

 主治医の今井でございます。

和泉の声) どうぞ。

 

**********

 

今井) これはこれは、和泉侯爵

 閣下と、ご子息もおいででござ

 いましたか。お邪魔いたします。

和泉) いや…。診察か?

 妻が、いろいろと手間を

 かけてすまない。

今井) いえ。奥様の、不安な

 気持ちも分かりますので。

 今日は、いま一度奥様に病状を

 ご説明して、お分かりいただけ

 ればと。

和泉) それは助かる。

千佳子) 結構です。私は、病状

 が分かっていないわけではあり

 ませんから。

行彦) お母様。

今井) では、皆さんでご一緒に。

 奥様、左のお胸にあるしこりは、

 切除しなければ、やがて必ず大

 きくなってしまいます。このま

 まほ放っておくと、ほかの臓器

 に飛び火して、更によくない状

 態を引き起こしてしまうんです。

りん) あっ! 

 申し訳ありません!

藤田) 何をやってるんだ!

 申し訳ありません。

千佳子) (せきばらい)

 あ…私疲れました。話はまた

 の機会にしてくださいますか?

(りんを見る千佳子)

 

**********

 

(掃除をするりん)

りん) ♪「霜におごるや 

 菊の花 ああ あわれあわれ 

 ああ 白菊 人の」

(りんをにらむ千佳子)

りん) あ…どうせなら、全部

 きれいにした方が気持ちが

 よいかと。

(知らん顔で本を読む千佳子)

りん) お体のお加減は

 いかがですか?

千佳子) よければここには

 いません。

りん) あの…ご不満でも、お怒

 りでも、愚痴でも文句でも、

 何でも、よかったら、私にお

 話ししてください。

千佳子) 私がどうして

 あなたに話を?

りん) 私は、奥様を受け持つ、

 看護婦見習ですから。

千佳子) (ため息)

(千佳子に向き直るりん)

りん) 残念ながら、私に奥様の

 本当のお気持ちは分かりません。

 看護婦見習の他人です。ですか

 ら、ご家族のように、気遣う必

 要もありません。

(本のページを閉じる千佳子)

千佳子) 手術は受けたく

 ありません。

りん) それは…。

千佳子) 手術を受けて生き長ら

 えたいほど、強欲な、恥知らず

 ではありません。華族と言って

 も元は武家。武家の女らしく、

 潔く死にます。

(まっすぐ千佳子の前に立つりん)

りん) 私も、元をたどれば、

 武家の娘でございます。

千佳子) もしやとは思ったけれど、

 なぜ武家の娘が看護婦になど…。

りん) 「看護婦になるなど、恥を

 知れ」と、母には言われました。

千佳子) そうでしょうね。

りん) ですが、今では、母も力に

 なってくれています。この仕事は、

 この、手は、多くの人を助けると、

 看護婦養成所で教わり、更に、働

 きたいと思うようになりました。

 私は、まだまだですけど…。でも、

 奥様の、生きる助けになりたいと

 思っています。何か…手術を受け

 たくない訳がおありでは?

千佳子) 訳は…ですから…。

りん) 何か、私に、できることは

 ありませんか?

(風の音)

(りんに目を向ける)

千佳子) あなたに…?

りん) (頷く)

(目をそらす)

千佳子) シーツを取り替えて

 くださる? あなたのベッド

 メイク、悪くないわ。

りん) はい。

 

**********

 

<瑞穂屋>

美津) 松原さん、あそこの、

 猫を取ってくださる? 赤い方。

松原) くださる…?

 あ、はい、分かりました。

美津) それで、こちらの本を

 まとめて倉庫の方へ。

松原) はい、えっ? 

 あ…分かりました。

文) フフッ。

 さすが奥様、働かせ上手。

美津) 何か言いました?

文) いいえ。フフフッ。今日

 はお客様が多くなりそうです。

槇村) どうも~。

美津) いらっしゃいませ~。

 あ、シマケンさん。

島田) どうも。

槇村) 兄です。前々から

 瑞穂屋に来てみたいと。

宗一) 弟がお世話に

 なっております。

槇村) 兄はお堅い、役人なんです。

文) え~そうですか。どうぞ、

 ごゆるりとご覧になっていって

 くださいませ。

槇村) 兄貴、奥はもっと面白いぞ。

宗一) おう、そうか…。

(島田に手招きをする美津)

美津) 兄弟でも、

 随分と違うものですね。

環) おばあ様。

美津) 環。

安) お散歩に出たらお店に

 行きたいと聞かなくて。

 シマケンさんこんにちは。

島田) どうも。

環) こんにちは。

島田) こんにちは。

美津) 環?

環) こんにちは。

宗一) あ…おや、迷子かな?

環) 迷子じゃないよ。私、この

 お店のことよく知ってるもの。

宗一) フッ、そうですか。

 では教えてもらおうかな。

環) おにいちゃん何買いに来たの?

宗一) そうだな…。舶来の筆とか。

環) こっち。

宗一) おっ、そっちか。よいしょ。

(兄の宗一を目で追う安)

美津) シマケン様。

 あのお方、お年は?

島田) ああ…確か槇村の2つ

 上だから、27じゃ…。

美津) お仕事は?

島田) えっ、あ…東京府の

 役人だと。確か…会計課。

美津) 家は?

安) ご結婚は?

島田) あ…根津で、

 結婚は、まだ…。

美津) 安!

安) あっ、私…でも。

宗一) すみません。

安) はい!

宗一) お嬢さんが、これを落とさ

 れたようで。親御さんですか?

美津) いいえ。

 安は、嫁入り前の娘です。

宗一) えっ? あ、それは、

 とんだご無礼を。

安) そそっかしい子ですい

 ません。姉の子なんです。

宗一) あ…かわいいし、随分と

 似ていらっしゃるので、勘違い

 してしまいました。

美津) シマケン様。

 仲立ちをお願い申します。

島田) はっ?

槇村) 兄貴~

 面白いもんあったぞ。

宗一) おう。では、これで。

安) はい。

(ず~っと目で追う安)

 

**********

 

<病室>

直美) 丸山さんかかない。

丸山) はい。

直美) 片桐さんおせんべいベッド

 にこぼさないでください。

片桐) はい…はい、すいません。

直美) 千葉さんは、まだ固形物

 食べちゃいけないって先生から

 言われましたよね?

千葉) 一口だけ…。差し入れな

 んだ、見逃してくれよ~。

直美) 認められません。

(没収する直美)

杉山) よいしょ…あっ…。

直美) えっ?

りん) あ…廊下で足が

 痛そうだったから。

直美) あ…。

(支える直美)

直美) ありがとう。

 杉山さんまたウロウロしてた

 んですか? 安静にしてないと

 また足折れちゃいますよ。

杉山) ウロウロじゃない。体が

 なまらないように鍛えてたんだ。

 俺は、汽車の運転方だ。汽車っ

 てのは、石炭が燃える暑い中、

 ず~っと…。

直美) 足のためにジッと

 しててください。

杉山) 見習いさん、俺は、あん

 たと違って足を治すことばっか

 り考えてられないんだよ。あっ

 …早く退院しても、働けないほ

 どほかが弱ってたら、生きてい

 けやしないんだ!

 

**********

 

<裏庭>

直美) 言われちゃった…。

 しかも患者に気まで遣わせて。

りん) うん…。

直美) 患者の気持ち、分から

 ないからって、開き直るのも

 違うか…。

りん) うん…。ケガが治るだけ

 じゃ生きていけない。汽車の

 運転方として、働きたい。

直美) 好きなおせんべいを

 食べたい。

りん) うん…。

 そういうものかもしれない。

直美) ああ…。

 そういうものかもしれないね。

 

**********

 

<個室の千佳子>

千佳子) ♪「庭の千草も

 虫の音も 枯れてさびしく」 

 

**********

 

直美) りん、これでうまく

 いくといいけど…。

(直美が本屋から出てくる)

女性) 何? あの頭。

女性) え、何、短~い。

直美)フッ、そんなに

 驚かなくたって…。

老人) お前は、夕凪か?

(振り向く直美)

老人) 夕凪…。

直美) 人違いじゃありませんか?

老人) あ…いや、そうか。

 そんなわけ…。

 夕凪は、もう…。じゃ。

直美) ちょっと待ってください!

 夕凪さんっていう人は、

 私に似てるんですか?

老人) ああ。けど、よく考えたら、

 夕凪はもういい年だ。

直美) その、夕凪さんって?

老人) 女郎がいたんだ。

 昔、少し世話になった。

直美) そのお女郎さんは、

 どこに? どこにいたんですか?

男性) ああどうも。

老人) おお~。

(荷車や人が行き交う中、

老人の後を追う直美)

 

**********

 

(路地の陰で銭を渡す老人)

(男が現れる)

寛太) いや~どうも先生。

(男は小日向と名乗っていた寛太)

寛太) こちら段差があるので

 お気をつけください。

 

**********

 

安の婚活センサー(イメージは妖怪

に反応する鬼太郎w)が、槇村兄に

激しく反応。すごいな安、恐ろしい

子w 姉がぼんやりな分、その手の能

力が育まれたのだろうか? 巻き込ま

れるシマケン。仲立ちするんか~い。

 

そして、直美に似た女郎を知ってい

るという男に遭遇する直美。そりゃ

気になるよね。後を追えば、詐欺師

の勘太の姿が。ろくでもない予感…。

 

 

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「風、薫る」第37

第8週「夕映え」

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

千佳子) 気持ちが分かるなんて

 たやすく言わないでちょうだい。

 私は病人で、あなたは、私を看

 護する看護婦とやらなんでしょ

 う。思い上がらないで。

(背を向ける)

(投げられた枕を拾うりん)

りん) 失礼いたしました。

(窓の外を見ている千佳子)

 

**********

 

(病室を出るりん)

(ドアの前から動けない)

 

**********

 

丸山) あっ、かゆい!

直美) え、え…ど…どの辺?

丸山) 右の肩の下。

直美) ここ?

丸山) 違う、もっと下、下。

直美) 下? ここ…?

丸山) 違う、もっと右。

直美) 右。

丸山) あ~行き過ぎ。う~!

直美) だってかくわけには…。

 じゃ、たたく?

丸山) あ、もういいや。

直美) え?

丸山) 収まった、

 すごくかゆいのは。

直美) は?

丸山) ほら~分かんなでしょ?

 俺のどこがどれぐらいかゆいか

 なんて。

直美) 今のうそ?

丸山) うそじゃないよ。だって

 今もかゆいことはかゆいもん。

 我慢してる。いつもず~っと。

 患者の気持ちなんて分かんなく

 て当たり前なんだから、大家さ

 んは、俺が早く治るよう薬塗っ

 たりさ、働いてよ。

直美) そっか…。そうですよね。

 私に丸山さんの気持ちが分かる

 わけないし、丸山さんに私の気

 持ちだって分かるわけないです

 よね。

丸山) まあ…うん。

直美) 私が「治すために、かか

 ないでほしい」ってどんなに思

 ったってかくし、私が薬の回数

 増やすために、先生にあれこれ

 考えて、手を尽くしても…「一

 ノ瀬の時は、極楽だった」って

 言われた私の気持ちなんて、何

 も…だ~れにも…。

丸山) あ、いや、あの…。ホン

 トにありがたいと思ってます。

直美) はあ~…。

丸山) 思ってますよ! はい。

 あの~…え~と…俺はどうし

 たらいいですか?

直美) はい。

(丸山を見る)

直美) あの…。

 

**********

 

(医師の回診の時間)

藤田) うん、いいだろう。はい。

丸山) 藤田先生。先生のおかげ

 で良くなってきました。

 ありがとうございます!

藤田) いやいや、私は何も…。

丸山) 大家さんが、先生はよく

 患者を診ている優しい名医だ

 と。なあ!?

患者たち) うん、うん!

藤田) 大家さんが?

丸山) そうそう。

 先生の腕は一流だって。

患者たち) う~ん!

藤田) やはり看護婦は違うなぁ。

 ほら君! 患者には大家さんの

 ようにもっと優しく!

(ムッとするフユ)

藤田) あっ、換気…

 換気は大事だ。

患者) おお~!

丸山) よっ、名医!

藤田) フフッ、ハッハッハ!

丸山) ありがとうございました!

(ご機嫌に去っていく藤田)

丸山) あんな感じでよかった?

直美) はい、

 ありがとうございます。

フユ) あんた…ほかの見習いたち

 と違って、随分ずるい女ね。

直美) ずる賢い女って

 言ってくれます?

 

**********

 

(椅子に座り、源氏物語を

読んでいる個室の千佳子)

(ノック)

千佳子) 武野? お昼ご飯は

 結構と言ったのに。

行彦) 入るよ。

千佳子) 行彦さん。

 お勤めは、どうしたの?

行彦) どうしたのじゃありませ

 んよ。お母様が先日、退院する

 と言い出したとお父様に聞いて。

千佳子) 手術をしたところで、

 治る見込みは半分もないのです。

行彦) それでも手術をしなけれ

 ば、その半分の見込みすらなく

 なるんです。

和泉) 行彦。

行彦) 手術を受けるしか道は

 ありません。それくらい分か

 るでしょう。

千佳子) 理屈は私だって分かっ

 ています。ただ…。

行彦) ただ何ですか。わがままを

 言ってる場合じゃありませんよ。

千佳子) わがまま…。

行彦) そうですよ。病室からの

 眺めが悪いから退院したいと

 だだをこねたとか。

千佳子) それは…。

和泉) いいじゃないか。

 ほら、千佳子の好きな、カステ

 ラを買ってきた。少しは機嫌を

 直しなさい。

千佳子) 私、

 機嫌が悪いわけでは…。

 

**********

 

<詰め所>

しのぶ) ああ…。

多江) はあ~。

しのぶ) はあ~おなかすいた。

 あっ、これから寮に戻って

 料理か…。

多江) 私もペコペコ。2人とも

 お当番よろしくお願いしま~す。

喜代) 多江さんも手伝って

 くださいませ~。

しのぶ) そうですわ。

(ノック)

しのぶ) どうぞ。

(直美が来る)

直美) りん見なかった?

多江) ううん、例の患者さんに

 付きっきりなんじゃない?

直美) ああ…そっか。

 ありがとう。

喜代) 今「りん」って。

しのぶ) うん。えっ、同じ科で

 実習すると仲よくなるのかなぁ。

 え~いいな~。私だけ眼科で

 一人…。

喜代) 私たちも婦人科で

 一緒ですけどね。

多江) あ…あの2人、言い合い

 もするけど、お互いのことよく

 分かって…。ううん…分かろう

 としてる、気がする。

喜代) 私だっておんなじですよ。

 多江。

多江) ちょっと、喜代さん…。

しのぶ) ハハハッ、

 多江、照れてる~。

多江) しのぶ。

しのぶ) えっ、なん…何で私は

 呼び捨てなんですの~?

(笑い声)

トメ) トメです。開げて!

喜代) はい。えっ…。

 ゆきさんどうしたの?

トメ) 患者さんが鼻血出すとこ

 ば見て、倒れてまって…。

多江) ゆきさん?

ゆき) ありがとう、トメ…。

 あ…ごめんなさい。私ったら

 思わず…。

トメ) 気にしねくていい、ゆき。

(笑い声)

 

**********

 

(裏庭の切り株に坐り、ナイチ

ンゲールの本を見ているりん)

直美) へえ~こんなとこ

 あったんだ。

りん) ナイチンゲール女史は、

 観察して、患者の気持ちを

 分かれっていうけど…。

直美) 「思い上がらないで」、

 か…。

りん) うん。

 私、少しでも奥様の気持ちを

 分かろうと思ったの。けど、

 かえって怒らせてしまって。

直美) 私も丸山さんに言われちゃ

 った。「俺の背中どれだけかゆい

 かなんて分からない」って。「分

 からなくて当然だ」って。私肌

 強いから。ほら、ピッカピカ。

りん) あ…私も肌は綺麗な方で。

直美) あ、これシミじゃない?

りん) え?

直美) フフッ…。

りん) え…?

直美) はあ~…。

 背中がかゆくて、眠れなく

 なったことはないしね。

りん) ましてや、乳がんの患者

 さんの本当の気持ちなんて…。

 間違えた。私思い上がってた。

直美) 患者さんのこと分かれっ

 ていうけど、ナイチンゲール

 先生、方法は書いてない。

りん) 前に、私が落ち込んでる

 時に、おんなじように落ち込ん

 でた人がいて、励まされたから、

 私も同じようにって思ったんだ

 けど…。

直美) へえ~。どんな人?

りん) う~ん…。

 言葉に詳しくて、文学を…。

直美) あっ、そうじゃなくて。

りん) あっ、う~ん…友人?

直美) 友人? 友人。

 あっ…そっか、そこか。

りん) ん?

直美) 友人でも、家族でもない。

 仕事だったら、おんなじ気持ち

 じゃ駄目なんじゃない?

りん) 看護婦として、患者の

 気持ちを分かる?

直美) 分かるように、努める。

 どうやったって、患者と同じ

 気持ちにはなれないもの。

りん) うん…。

 う~ん、いやでも…。

 

**********

 

(窓辺に立ち、西日の庭

を見ている千佳子)

 

**********

 

(陽の暮れた裏庭)

直美) もう遅いし、

 そろそろ帰ろう。

しのぶ) あ~ウフフフッ。

 やっぱりここにいましたわ。

りん) 皆さんどうして?

多江) 2人ともなかなか

 帰ってこないから。

喜代) お夕飯はみんなで

 ここで頂きましょうって。

ゆき) だって、お2人が

 いないとさみしいもの。

りん) ありがとうございます。

 

**********

 

(一人、のびのび食事をする松井)

バーンズ) 松井先生。

松井) んっ、バーンズ先生!

 どうなさいましたか?

バーンズ) 生徒たちは?

松井) あっ…いや…えっと…。

 

**********

 

しのぶ) いきますわよ。はい!

りん) う~!

直美) おいしそう。

 ああおなかすいた…。

 もうりんったらちっとも

 帰りたがらないんだから。

りん) いや直美さんが

 勝手に来たんでしょ。

直美) 勝手にって…。

(笑い声)

りん) 皆さん、どうしてここが?

しのぶ) 皆さん、落ち込んで、

 ここに来たくなることが…。

(ゴザの上に坐った7人)

りん) フフッ、直美さん以外。

トメ) 直美さんずりぃわぁ。医者

 も患者も味方につけで。 おら、

 明日から化粧してみるが?

多江) 更に敵が増えたりして。

トメ) 多江さん、笑えねぇ。

(笑い声)

しのぶ) じゃ、頂きます。

一同) 頂きます。

(おにぎりを頬張る)

りん) 何か、いつもより

 おいしく感じる。

しのぶ) 何だか悪いことしてる

 みたいで、ドキドキしますわね。

りん) 勝手に押しかけてきて…

 フフフッ、勝手に、一緒にいて

 くれて、心強い。

(笑い声)フフフッ。

りん) 奥様は、今、一人よね…。

しのぶ) そりゃこの病院で

 一番の個室ですもの。

りん) う~ん、だけど、

 寂しくないのかしら?

 

**********

 

(月明かりのベッドに

腰掛けた千佳子)

 

**********

 

何気にみんな名前呼びするぐらい

には仲良くなってきた7人が良き。

同じ困難に立ち向かうと、結束も

強くなるものよね。病院に庭でピ

クニック…じゃなくて、晩ごはん

も、いつかいい思い出になるよね。

一人のびのび食事をする松井先生

を見て、彼女もまた大変だよね~

と思ったり。先生だって、たまに

は息抜きしないと疲れるものねw

 

 

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「風、薫る」第36

第8週「夕映え」

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

黒川) 和泉侯爵家の奥様、千佳子

 様が入院されることとなりました。

 奥様は先日当院の婦人科を受診さ

 れ、乳がんの疑いが強く、急きょ

 入院が決まった。

 

千佳子) 私退院させてもらいます。

 

多田) 華族の奥様のわがままには、

 困ったものだな。

藤田) こういうのは

 いかがでしょう?

 

**********

 

直美) ですからお断りします。

 一ノ瀬りんには、まだ和泉侯爵夫

 人の看護をする技量はありません。

 …と、バーンズ先生はおっしゃっ

 ています。

今井) そうですか。

バーンズ) (英)りんに看護させ、

 何かあれば養成所のせいにする

 気です。

藤田) 今何と?

直美) 華族の奥様の看病など、恐

 れ多いと、固辞されています。

多田) もう少し、長くなかったか?

直美) フフ…。

(ほほ笑む直美)

 

**********

 

黒川) 一ノ瀬さん自身は

 どうなんだ?

(直美が答える)

直美) あの…

 少しよろしいですか?

多田) 構わない。

(バーンズを見る直美)

直美) (英)受けてみたらどうで

 しょう? 上手くいけば、実習生

 の手柄に。りんは元家老の娘です。

バーンズ) But….

直美) Rin…. (英)それに、患者

 を怒らせ、笑わせ、心に触れる

 看護もできるかと。

藤田) ん~…何を長いこと

 英語で話してるんだ?

多田) で、どうなんだ?

 一ノ瀬さんは。

りん) やらせてください!

 私、一ノ瀬りん、まだ見習いの

 身で、未熟ではございますが、

 精いっぱい努めます!

(りんを見る院長の多田)

多田) よろしくお願いします。

 

**********

 

<廊下>

バーンズ) りん、直美。

りん) 申し訳ありませんでした。

 ですが、私…。

バーンズ) 私はあなただけでなく、

 直美の言葉を信じました。言葉

 には責任が伴います。患者のた

 め2人で協力しなさい。

直美) はい。

りん) はい。

(頭を下げる2人)

(直美に向き直る)

りん) あの…

 ありがとうございました。

直美) 失敗したら、私の責任にも

 なるんだからしっかりやってよ。

りん) はい。

 あの…さっき、私のこと、

 「りん」って…。

直美) あれは、英語だったから。

 でも、言ったことはみんな本当。

 患者だけじゃなくて、人のこと

 怒らせるし、笑わせるし。

りん) どうかな~直美さん、

 うそつきだから。

直美) はあ?

 ちょっと待ちなさいよ。

 

**********

 

<院長室>

多田) では、そういうことで。

黒川) 彼女に任せて、

 本当に大丈夫でしょうか?

藤田) まあ問題が起きたら、

 梅岡看護婦養成所に、かぶっ

 てもらえばいいことですから。

(多田に一礼し、

助手の黒川も出ていく)

 

**********

 

<和泉千佳子のいる個室の病室>

(ノック)

りん) 入ります。

 失礼いたします。

 

**********

 

りん) 本日より、奥様の看護を

 担当することになりました、

 一ノ瀬りんでございます。

(背を向け、

読書をしている千佳子)

りん) あ…あの~奥様。私本日

 より奥様の看護を担当…。

(ちらりとりんを見てほほ笑む)

千佳子) お引き取りください。

りん) あっ…。私、何かご無礼

 を働いてしまったでしょうか?

千佳子) 女中ならうちの者で

 事足りています。

りん) 女中ではありません。

 看護婦見習です。

(じろりと振り返る千佳子)

りん) あ…看護婦とは、看護を

 専門に学んだ者のことです。

 西洋では、トレインドナース

 と呼ばれて、当たり前のよう

 に病院で働いています。私は、

 その勉強中で…。

千佳子) 女中でないなら、

 一体何をしてくださるの?

 

**********

 

りん) ここを、こうして…。

(ベッドにシーツを敷く)

りん) 入れこんで…こうすると…。

 はい、しわ一つなく、シーツを

 敷くことができるんです。

(背を向けて読書をしている千佳子)

(ノック)

武野) 失礼します。

(一輪挿しを手にした女中)

りん) 私、本日から奥様の看護を

 担当することになりました、看

 護婦見習の、 一ノ瀬りんと申し

 ます。

武野) 武野でございます。

りん) 今奥様に、きれいなシーツ

 の敷き方をご覧いただいていて…。

武野) シーツ?

りん) はい。少しでも、

 退屈しのぎになればなと。

(着物姿の千佳子)

りん) 奥様、お待たせいたしまし

 た。ベッドへどうぞ。少し窓を

 開けて、清浄な空気を入れます。

 お布団を肩まで掛けて、暖かく

 して過ごしましょう。

千佳子) 武野。

武野) 奥様は、昼間は床に

 入られませんので。

 奥様、ささ、そちらへ。

(ベッドに腰掛ける千佳子)

(ひざ掛けを掛ける武野)

りん) 寒かったら、

 おっしゃってください。

(ベッドに置いた源氏物語の本)

りん) あ…すてきなものを

 お読みですね。

(そっぽを向いた千佳子)

りん) では、脈をお測りします。

 腕を失礼いたします。

(手を振り払い、顔をそらす)

りん) では…。

 体温を、お測りください。

武野) 後で測って、

 お伝えしますので。

りん) では、少しそのままお話を

 伺わせてください。今朝は何を

 召し上がりましたか?

千佳子) 何でそんなこと

 あなたに…。

りん) 何をどれくらい召し上がら

 れたかは、体調に関わる、大事な

 ことですので。

武野) 奥様が、ご実家にいる頃

 から仕えております。お食事は、

 この武野が、家からお持ちして

 いますので、私から。

りん) ありがとうございます。

武野) 青菜の煮びたし、だし巻

 き卵を2切れ、ハギの塩焼きを、

 1切れ、お茶をお召し上がりに

 なりました。

りん) うん、食欲はおありのよう

 ですね。どこか、ほかにお具合

 の悪いところはありますか?

千佳子) いいえ。

りん) では、今日のお通じはいか

 がですか? おなかの調子は…? 

 腸の働きも大事なことです。

千佳子) 無礼者!

 恥を知りなさい!

りん) ですが…。

千佳子) 出ていって! 早く!

(武野がりんに一礼する)

りん) 失礼いたしました。

 

**********

 

(廊下に出て、考え込むりん)

(通りかかったヨシがほくそ笑む)

 

**********

 

<病室>

直美) あっ…

 少しよくなってきた。

丸山) はい! 俺も触ってて、

 そう感じて。

直美) 「触った」?

丸山) 触ってはないです。触って

 は…。ガーゼの上から、少し…。

直美) 患者本人に治る気がない

 と、治るものも治りませんよ。

丸山) はい!

ヨシ) ねえ! 例のお方の病室

 から、見習いさんが追い出さ

 れてた。ヒヒヒッ。

(ヨシをにらむ直美)

 

**********

 

<寮の食堂>

喜代) さあ、りんさん、

 食べましょう。

りん) あ…はい。ん…検温に行

 ったり、何度か病室を訪ねてみ

 たりしたんですけど、何もさせ

 てもらえなくて…。

直美) そっか…。

ゆき) 私が思うに…他人に体を

 触られるのがお嫌なんじゃな

 いかしら。まして、病は胸。

多江) だけど、病気を治すのに

 そんなこと言ってたら…。

トメ) うちの村だば、おっかぁ

 が赤ん坊さおっぱいやるのは

 人前でも当たり前だばって…。

しのぶ) まあそれは、

 母親なら、うちの姉だって。

 あっまあでも…。

喜代) 侯爵家ならば、乳母がいる

 でしょうし、やっぱり胸はちょ

 っと…。…ってもう三十路過ぎ

 てますけど、私に子がいないか

 らかしら?

松井) 私も、他人に体を触られ

 るのは、それだけで緊張します。

 もし患者なら…。

直美) もし患者なら…。

(考えるりん)

りん) 患者さんと、おんなじ

 気持ちになってみる。

 

**********

 

(ノック)

りん) 一ノ瀬です。

 失礼いたします。

 

**********

 

(背を向け、

窓の外を見ている千佳子)

りん) ずっと病室にいると、気

 が滅入ってしまいますよね。

(テーブルの上を拭くりん)

りん) あ、でも、外の景色を見

 ると、気持ちが晴れますね。

(千佳子のそばへいく)

りん) 私、奥様のおつらい

 気持ちはよく分かります。

(枕を床にたたきつける)

千佳子) 気持ちが分かるなんて

 たやすく言わないでちょうだい。

 私は病人で、あなたは、私を看

 護する看護婦とやらなんでしょ

 う。思い上がらないで。

(強い風の音)

 

**********

 

相変わらず…看護婦見習はみんな

体が丈夫すぎるのか? 病人の気持

ちに疎いというか、繊細さにかけ

るというか…。まあ、見習だから

それでいいのかもしれないけれど。

 

とはいえ、人の気持ちを想像する

といっても、それぞれ違うから…。

人の気持ちは、なかなかに難しい。

 

 

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