母に、父を嫌わないで欲しいと思ってた。

 

父の悪口言わないで欲しい

 

私がお父さんを好きになる前に、

 

お父さんのことを大好きと、気づく前に、

 

カタカナのコトバを、言葉として表現できるようになるまえから、

 

お母さんがお父さんを嫌がっていて

 

週末になると母が「ああ、お父さんが(単身赴任先から)帰ってくる」と嫌な顔してたこと。

 

 

汚れた着替えをカバンにパンパンに詰めて

帰ってくる父。

 

 

お父さんは遠方から、交通費と時間をかけて

毎週毎週、帰ってきた。

 

 

 

お父さんのこと、喜べよ。

 

私たちのもとへ、癒しを求めて帰ってくるんだぞ。

 

働いてくれてありがとうって、父に言ったことないだろ。

 

私たちには到底出来ないことをやってるんだ。

 

人生の大半を使って、家族を養ってるんだよ。

 

なんか、そういうことを、母から教わりたかったな。

 

本当に残念な母だ。

 

父は、自分の会社や、いま建設会社の作っている建物について、

いつも私に自慢していました。

 

自慢話と、オレはスゴイんだぞって言ってた笑

 

私はうんざりしてた。

 

 

すごいのは分かった。

 

 

 

でも、私は父のすごい場面を見ていないから、すごいってまだ思ったことない。

 

 

それに、父が作った建物だ、と見せられても、

とうてい信じられない。

 

 

けれど、母が、「お父さんはすごいんだ」と

教えてくれたら、

 

母さえ父を褒めてくれたなら、

 

私は信じられたのにな。

 

 

お母さんて、偉大な存在だったなあ。

 

母が、私の世界を作って彩っていた。

 

最初、私の世界は母の色だった。

 

母色を、画用紙の空の色に選んでいたのは私だ。

 

母色を、どんよりした色に決めてたのは私だ。

 

私、ピンクがいい。

 

私、母も大好きだ。

 

父も大好きだ。

 

私、これがいいって、いつも選んでいこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

小さいころから

外からの言葉にひっぱられてた。

 

 

大好きな人ならなおさらでした。

 

 

 

これからは思いを言葉にしよう。

外から

届いた言葉には、言葉に乗っているものを見よう。

 

軽やかでいよう。

 

ありようを言葉にしよう。

 

 

 

 

母に父を嫌って欲しくない。

 

人から好かれたい。

 

好かれたいって、悪いことに聞こえそうで、

あまり言ったことないけど、

 

好かれるってすごく嬉しいし素敵じゃないですか。

 

素敵ななにかでありたいよ。

 

そこに素直でいよう。素敵だから。

 

素直に好かれて素敵ななにかでたりたいと望もう。

 

 

 

 

 

最近、職場の人たちが、

 

 

女性達が男性の上司を毛嫌いしていて、

力のある男は敵だ、みたいになってて、

 

まるで私の昔の両親を投影したようになってきていて。

 

 

 

何故いつも、私は中立で、

なんとなく母方に味方しないといけない空気なんだ?

 

父と仲良くしちゃいけない空気に

いつのまにかいるのかな?って思っていました。

 

 

 

私は、どちらとも明るく仲良くいたいんだけどな。

って思ってた。

 

父と、【堂々と仲良く】したかった。

それを【母に認めて】もらいたかった。

 

 

 

母が許してくれたら、

私はどんなに嬉しかっただろう?

 

私は、母の許す範囲(と私が思ってる中で)で、

母が父から私を助けて逃してくれる、という筋書きで家を出た。

 

けど、

 

ほんとは、父と、ちゃんと喧嘩とかしたり、

仲良くしたりを母の許す元でやりたかった。

 

 

そんな私を、許そう。

 

 

母は、「許さない」って、一度も言ってない笑

 

 

私が、好きなピンク色(が好きだから笑)にするんだもん。

私が許すんだ。

 

 

母の許してくれそうな世界なんて幻だった。

私はみんなと仲良くしたいんだ。

 

 

立場が関係なく

信頼し合って

なにか心をを届け合って、

そのために道具としての言葉を使いたい。

 

たとえ、言葉を持ってなくて、

持っているのがめん棒だったら、

人を叩くことじゃなくて

クッキーの生地みたいな柔らかいものをのばすのに

使いたいんだ。

 

そして、まわりが大好きな人たちで、

美味しいね。って言いたいです。