先日の検査以来、自分が認知症ではないかと自覚してきたような感じだと父が言っていた。
自分には必要ないからと母からアクセサリー類を手渡された。物に執着せず、手放す事は大切だ。
母が大人しくしていると優しい気持ちにもなる。
観葉植物の植え替えの為、土を買いに行ったついでにとても綺麗な色のベコニアを買い、母にあげた。
家に着いたら一番大きな花が折れていたが、蕾をいくつか持っているので楽しめるだろう。
この穏やかな日がいつまで続くかわからないが今を良しとしよう。
彼は治療については何も言わないが、相変わらずガサガサな声でボイスメッセージが来た。
隔離病棟だが、携帯電話は使えるようだ。
化学治療を行わない病院を見つけたので、彼に調べるようメッセージしたが、彼曰く
「全米一の医師達が一生懸命僕の為に治療してくれてるんだ、だから心配しないで」
との事なのでとりあえずは3週間見守ろうと思う。