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お父さんを中皮種から守ってみせる

2012年7月。大好きなお父さんが悪性胸膜中皮種になる。お父さんを助けたい・・・

7日、病院から帰ってくると熱がさがりましたが、次の日また8度以上になってしまいました。けれど、また熱さましを飲むと8時間くらい聞いていたので、本来の来院日である11日まで熱さましを使い続けました。


11日の水曜日は、主治医である外科の先生、膿胸の感染症外来の先生、緩和治療の先生の3人の先生に会ってきました。


熱のはっきりとした原因はわからないまま。おそらく、中皮種が悪さをしているのだろうということでした。けれどもう治療という治療をしないの緩和治療にはいっているので、とにかく熱を常にあげないようにするお薬を毎日飲むことになりました。それから、抗生剤も違うものにかわりました。さらに、モルヒネの量も増えました。


あれから約一週間経ちます。熱は平熱を保っています。ただ、モルヒネの量が増えたため眠っている時間がながくなったのと、ボーっとする時間が増えてきました。


でも、熱があってずっと苦しそうにしていたおとうさんが、話しかければまた話もできるし、セキもおさえられているので食事も取れるようになりまたちょっと復活しているような気がします。時間がたてば、また苦しむことになるのはわかっていても、いまこのくらいのモルヒネ量で少しでも症状を抑えられてホッとしています。ほんの少し、家の中を歩き回ることもできます。


モルヒネの量が増えると言うことは、病気が進行しているのだお父さんもわかっているけれど、こうして動けるようになるとまた、少しでも体力をつけようとがんばっちゃうのです。「おとうさん、もういいよ。ゆっくりやすんでてよ。つかれると体によくないよ」って言っちゃいたいけれど、がんばっているお父さんを見るといえません。だって、きっとわかっててやってるから。


ということで、お父さん、がんばってくれています。


熱のあった1週間は眠っているときも、眉間にしわをよせ苦しそうだったけれど、いまはとても穏やかな顔で眠ってくれます。


がんばれ!お父さん。がんばらせたくないけど、がんばっているお父さんにあえて・・・

がんばれ!お父さん。