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お父さんを中皮種から守ってみせる

2012年7月。大好きなお父さんが悪性胸膜中皮種になる。お父さんを助けたい・・・

先生の話を聞きました。


開窓手術というのをするそうで、胸にまさに窓をつくる手術だそうです。


お父さんは原因はまだわからないけど


細菌が悪さをして胸に膿がたまってしまう状態だそうで、


なんと、その手術をしなければ数週間もたないといわれました。


まさに 「え?」という状態。


早急に手術をしなければならず、あす緊急で手術をいれたと。


原因は中皮種のせいなのかはまだわからないが、とにかく今は命に


かかわる問題だから救命のための手術なのだと説明をうけた。


のちのち、中皮種が原因だとわかった場合はまた新たに治療をすると。


胸に大きな縦横10センチくらいの穴をあけ、そこにガーゼをつめて


その後そのまま生活する(?)という想像しがたい説明をうけました。


この手術自体が日本ではあまり行われていない手術だと。


この話を聞きお父さんは・・・・


ショックとかかなしいとか通り越してしまったらしく、くやしいくやしいを連発。


望みをかけて大手術をうけ、やっとのおもいでのりきり、さらに念のためにと


つらいつらい、大規模な放射線治療を受け、その後もその後遺症に


悩まされながらも苦しみながらがんばってきたというのに、


一年もたたないうちに、一度も良くなる兆候もなくただただ苦しいだけの


日々をおくった挙句のこの結果です。


俺はもう先生を信用できなくなったよ。


この手術をしたところで、よくなるとは思っていないよ。


もうあとの祭りだけど、手術も、放射線治療もうけず短くても苦しまない


生活を最後まで送りたかったと・・・


今は、とにかくショックでマイナス思考がマックスになっているようです。


先生いわく、この手術もかなり厳しい治療を要するもので、精神が


まずやられてしまう人が多いそうです。


なんで、こんなにがんばってきたおとうさんに、またそんなつらいことを


させなければならないのか。


お父さんには少しでも長く生きてほしい。でも苦しむ姿をこれ以上みたくない。


でも、やらなければ数週間で・・・・・


私も頭がパニックっています。


でも、もう着々と手術の準備はすすみ、間違いなくあす手術をうけます。


どうか、すこしでもいい方向に進みますように。


一度でいい、希望をもてるような状態になってほしい。



ちなみに、お父さんは今こんなにマイナス思考になっていますが、


本来のお父さんはとにかく明るく面白く、みんなに好かれる


自慢のお父さんです!15年ほど前には、ある全国版のバラエティ番組


に家族で出演しちゃったくらい面白いおとうさんなのです。



本来の明るく楽しいお父さんをもう一度みたい。


贅沢なお願いなのでしょうか。