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お父さんを中皮種から守ってみせる

2012年7月。大好きなお父さんが悪性胸膜中皮種になる。お父さんを助けたい・・・

術後一週間がたちました。


手術時間は当初の予定通り2時間ほど。


術後すぐの説明では、とりあえずうまくいった。


けれども思っていた以上に胸の中が化膿している。


それでも劇的な回復が見込める。



こんな感じの希望にあふれた説明をうけました。


そして、胸水から中皮種細胞は見つからなかったと。。。


ただ、細胞レベルでもまだ調べる必要がある。



こんな感じの説明だったかな。



麻酔から目覚めたお父さんに、


「手術成功だよ。がん細胞もなかったんだよ。よくなるって!」


涙をながして安心してました。


そして、次の日。熱もでず、歩くこともでき、トイレも自分で行け


このまま良くなっていくような気がしていました。


お父さん自身も、前回の手術とはえらい違うといって


喜んでいました。



ところが・・・


2日目からまた熱が。


けれどもそれより問題は尿が出ず、肝臓の値が右肩あがりに悪くなり


体中が風船のごとくむくみだし、あっと間にまた点滴などの管で


体中つながれベッドから起きられなくなってしまいました。


そして、一週間後の今日、家族に説明をさせてほしいと朝から


連絡があり、母と妹たちといよいよだめなのかもしれないと


なきながら病院へ向かいました。



先生の説明によると、先生たちの予想を裏切って容態は悪化。


胸の炎症は確実に治ってきているが、肝機能が機能しなくなっている。


全力でなんとか治療しているが予断を許さない状況だと。



お父さんはといえば、意識はまだまだはっきりしていることから


ますまず先生や病院への不信感が募ってしまい、


体を何度も切り刻まれ、良くなるとうそをつかれ、結局はなにも良くならない


と愚痴を言い出したかと思えば、


ぽろぽろと泣き出したり・・・


精神的にもかなり不安定になっています。



私はまだ希望を捨てていません。


明日すこしでも良くなることを祈って寝ようと思います。