キラキラばあちゃんは、web句会に誘われて入ったの。



そしたら、兼題といって、予めお題を出されて、その言葉を俳句に入れなければならないというのがあってね、その兼題が「藤袴」だったのさ。さあ、お婆ちゃんは、いい年しているのに、藤袴を見たことも、触ったこともないの。もう、どうしようもなくて、この間、横浜の神奈川県庁のまえを通ったら、道路脇の植え込みの下から、可愛い鼠がチョロっと出てきて、私に気づいて茂みに引っ込んだの、それで、その茂みは藤袴でもなんでもないものだつたけど、


藤袴小鼠チョロリ顔を出す


と俳句をつくったら、お師匠さんにダメと言われました。

藤袴の季語が生きてなく、鼠に焦点が合っていると。


そうだそうだ、藤袴見たこともない人間が、藤袴を際立たせる事が出来るわけがないなと、反省しました。


ああ、植物の絶滅危惧種、頑張って、秋の七草を保持してね。