最近読んだ本の紹介です*✲゚*。




最近読んだ小説を感想も含めて紹介します♫
※ネタバレを含む

それでは左から…。

「和菓子のアン」(坂本司 光文社文庫)
自分に自信がない…。ちょっぴり太っちょの女の子が、和菓子屋さんのバイトを始めることで、人と人との繋がりを学んでいく物語。和菓子にちなんだお仕事ミステリーなので、和菓子好きの私にはもってこいの一冊でした。続編の「アンの青春」は既に読み始め、8月に出た新刊の「アンの愛情」も手に取るのが楽しみです。

「幸運のバナナケーキ」
(山口恵似子 PHP文芸文庫)
離婚して落ち込んでいる母に、娘がケーキ屋さんをひらこうと持ちかけて始まる物語。タイトルにもあるバナナケーキは母の生き様そのもの。読むたびにこのバナナケーキを食べてみたい気持ちが溢れていきました。仕事の傍ら母を支える娘の人生、母の戦い、幸運のバナナケーキとはなにか、みなさんにも読んで味わってほしいです。また、離婚した父のその後や終盤の畳みかけがすんなりと心に入ってきました。


「この気持ちもいつか忘れる」
(住吉よる 新潮文庫)
自分にだけ認識することができる得体の知れない"彼女"。また会いたい。救いたい。自分だけが理解できる特別な存在のためならなんだってできる、そんな直向きさが詰まっています。私はこの作品の前半が好きかな。
やるせなさを感じたい方へお勧め。



「クライマーズ・ハイ」(横山秀夫 文春文庫)
1985年8月に起こった、日航機の墜落事故を元にした小説。当時実際に記者として勤めていた横山さんが18年後に出した作品。両親から聞いたことはあったけど、実際にはよく知らなかった悲劇的な事故。どうしても同じ日時に読みたく、8月12日から読み進めました。記者も命を扱う仕事。良くも悪くも人の心を動かしてしまうその仕事に、紙面に残す責任と臆病さに押しつぶされそうになる展開にもどかしさを感じました。働く男達の奮闘が行き交っていて読み応えたっぷりでした。
若い世代にも読んでいただきたい一冊。


今回は以上4冊♫
また読んだ本の紹介をするので
お楽しみにです☆