強風で停まってしまったリフトは、登山者の為だけに動かしてくださった
八方池山荘は温かくて快適で安全だった
テント泊予定だった外国人は、あたし達が夕食をとっている頃に小屋に駆け込んできた
満室だったけど、スタッフルームをやりくりして泊めてもらえたようだ
山小屋って凄いね
今回、感動したわ
夕方からどんどん風が強くなって、小屋の外にいたらきっと飛ばされて遭難確定だと思う
小屋を揺らしながら吹き荒れていた風も、翌朝には収まってきたので最初のケルン迄行ってみようと話したわ
兎にも角にも、リフトが動くという話だったので、一安心
リフトが動き出す8時30分までやることもないので、良かった
少し上って振り返ればこの風景
八方池山荘とリフト小屋が見える
白馬三山と雲海が綺麗だ
ここをアイゼンを履いて歩くのは初めて
過去2回はツボ足だったの
今回は凍っていた
五竜、鹿島槍ヶ岳方面
高妻山とか妙高火打方面
最初の三角点、八方山ケルン(石神井ケルン)の三角点
標高1974m
八方山ケルンと不帰の嶮
雪山でしか唐松岳は登ったことがないので、開いているのを見たことがないトイレ小屋
一般客が多くなるグリ-ンシーズンでは重要だね
不帰の嶮の向こう側は、真っ黒な空
第二ケルン(2005m)と、先に八方ケルン(2035m)が見える
第二ケルン、別名息(やすむ)ケルンと不帰の嶮とmahinaおばさん
振り返ると後続2名が見える
八方ケルン(2035m)は別名おじさんケルン
八方ケルン、別名おじさんケルンとmahinaおばさん
ゆうちゃんと白馬三山
八方池との分岐でゆうちゃんはお花摘み
待っている間に冷えた~
そして、後続の男性が追い付いてきた
彼は香港なんだって
日本語はアニメで覚えたって言ってた
色々聞くと、香港には雪山がない
友達に命かけてお金かけてバカだって言われている
一生懸命働いたお金は全部山に使っている
北海道の雪山が初めてで、昨日も唐松岳に挑戦したけど、風がすごくて撤退
先週は西穂独標へ
天気について聞かれたので、空を見上げながら「あの雲がやってくると思う。太陽は隠れてしまうと思う。天気予報は昨日より悪いと思う」と伝えた
残念そうな顔してたけど、仕方ないね
ゆうちゃんがお花摘みを終えて戻ってくるのをみると、彼は先行して行ったわ
この男性は、若そう
で、唇がたらこみたいなのでたらこ君と心の中で呼ぶことにした
赤いウエアの男性も先行して行った
赤い男性は赤おじさん
赤おじさんの先には風力計が勢いよく回っていた
白馬鑓ヶ岳から天狗の頭を経由して不帰のキレットを行くコース
ゆうちゃん、お花摘み終了
第三ケルン(2080m)と先行する赤おじさんとチラ見えの唐松岳
あたし達は、たらこ君に追いついた
たらこ君、苦しそうだ
ちょっと歩いては止まる
風が強いので耐風姿勢をとる
たらこ君にペースをつかんでもらうべく、後ろを歩いてもらった
たらこ君は素直に従ったわ
赤おじさんが降りてきた
その向こうには、先行して行った4人パーティ
この4人は、お隣の部屋だった方たち
部屋の戸を少し開けたまま騒いでいたのでうるさかったな
廊下でも普通の声だったし、バイキングの料理を取りながらしゃべっていた
年配のグループだったけど、「人が集まるとこうなっちゃうのね」っていう見本みたいなグループだったわ
ちょうど、撤退してきた男女がいたので様子をお聞きしたら、丸山で風が強くて先に進めなくなったとのこと
たらこ君もあたし達と一緒に撤退
二日続けて撤退のたらこ君
こればっかりは仕方ない
たらこ君もゆうちゃんも、初唐松岳に登れなかったのは残念だったけど、前夜夕食のテーブルがお隣だった女性二人は、3回目の挑戦だったけど、毎回撤退していると言っていたわ
さあ、帰ろう
最初の八方池ケルン迄行く予定だったけど、結局全部のケルンの先まで上がったよ
さて、ケルンはいくつ出てきたでしょう
ヒントだよ~~ん
もふりたい
あたしにくっついて甘えるmiliちゃん
嬉しいらしくしっぽが太いね