事情聴取の途中
思いがけないタイミングで
彼の死を報告されて
遺書をわたされた
お世辞にもきれいとは言えない字で
(もともと字がきたない)
私の名前と
大好きと
ごめんねの文字があった
私の名前が
たくさん書いてあった
いつもの声で
呼ばれてる感じがした
私に語りかけるように
かいてある遺書
正直きちんと読むことはできなかった
ちゃんと読んでたら
崩れ落ちて
事情聴取にならなかったと思う
最後のほうに
気が遠くなってきた
と書いてあった
彼は
練炭自殺だった
きっと
死ぬ直前にかいていたのだろう
それをみて
もうよめなくなった…
なにかジャラジャラとはいった
封筒も渡されたが、
中身が予想できたので
見なかった
というか見れなかった…
きっとお揃いで買ったものたちだろう…
そのまま遺書は警察にかえした
一旦遺族に渡すそうだ
あの遺書をみた遺族は
なにを思うのだろうか…
私は
声を押し殺しながら
ずっと泣いていた
もうなにも考えられなかった