息子は13トリソミー症候群(パトウ症候群)
13番目の染色体が3本ある
染色体異常で生まれました。

産前の検査では一度も奇形や異常を
発見されるころなくお腹の外に出た時に
なにか変だぞ?と発覚しました。

2024年現在支援学校の小学一年生
途中色々あって
完全寝たきりの人工呼吸器っ子

そんな息子のこれまでを
記憶を呼び戻しながら
書いていこうと思います。






息子が生まれたのは2017年6月9日の金曜日

青空広がるお昼前 緊急帝王切開でした

その日の前日
「いつもより動かない気がする。明後日が検診の日だけど、どうしよう。
 早めに病院に行った方がいいかな?」
迷った末、気になったことは病院に行って安心した方がいいと、予定の検診日よりも一日早めて受診しました。

 私は自分で車を運転して、隣町の産婦人科病院へ向かいます。
住んでいる町には産婦人科がなく、出産するには両隣どちらかの町へ行く必要がありました。
病院は県外からこちらへ移住してきたベテラン医師がやっていて、助産師で看護師を取りまとめているのはその奥さん。院内ではいつものんびりとした空気が流れています。

 病院に到着して受付で気になることがあると伝えて、待合室で椅子に座って待っていると、検査をするからと別室へ呼ばれました。それまでも高血圧気味だったので、時々、胎児の心拍を確認する機械で30分ほど観察を行っていましたが、この日も同じ検査をすることに。

 個室のベッドに横になると、お腹にペタペタと電極を貼っていきます。
予定日を一ヶ月前ほどに控えたお腹はだいぶ大きくなっていましたが、まだ少し小さめではありました。
もうこの時には性別も分かっていました。
窓からは隣のアパートや病院で干しているタオルが風に揺れている様子が目にとまりました。
6月というのに雲ひとつなく真っ青な空を背景にタオルがふわりふわり。
私は人生で一番と言ってもいいほど穏やかで幸せな時間を過ごしていました。

お腹に貼った電極は、息子の心拍を読み取り、機械はその心拍をギザギザの線にして長い記録用紙に印刷していきます。看護師さんが何度か様子を見にきていましたが、心拍を記録した用紙を確認しては部屋から出て行き、いくらか時間が経つとまた戻ってくる。
その内、先生もやってきて、じっとその記録を見つめています。

ん?なんか、みんな変?
ただ観察してるだけだよね。

その時はまだお腹の中の息子に異変が起きているなんて思ってもいませんでした。

そして、もう一度先生がやって来るとこういいました。
「ぴかさん。お腹の中の子が苦しいみたいだから、今から手術で出してあげましょう。
 少し早く会えますからね。」

そうか、苦しいのか。
少し早く会えるというだけで、大丈夫。
帝王切開、痛いかな…。

ドキッとしながらも、早く会えるということに少しだけワクワクしながら私は看護師に案内されて別室の手術室に向かいました。




クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

この日の青い空は今でも忘れられません。
今でも息子は晴れ男でお出かけの時、雨予報でもその時だけ、小雨になったり。
不思議と晴れることが多いです。

でもあんまり言うとプレッシャーになってしまうから…ほどほどにほんわか

長くなりそうなので、続きはまたあとで。
歳をとって老眼が近いのかスマホ画面のスクロールを見ると目が回ります。
文字も誤変換などがあったらごめんなさい。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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