『それは…「都電」に興味を持ち始めて間もなくのこと。
あるサイトに個人で保存されていた「都電6086号」
事情で廃車寸前になるところを一人の学芸員さんの働きかけで、
30年ぶりに荒川車庫に里帰りしたという話が載っていました。
その人は鉄道博物館の学芸員で、 昨年の岩手内陸地震で不帰の人となった、故・岸由一郎氏。
亡くなる直前まで、6086号を気にかけていたという-
話を知ったワタシは、いつかこの車両を見たいと思いはじめました。
岸氏の命日である6月14日(日) 東京都交通局が撮影会を企画したので、父と出かけたのです。
当日、撮影には丁度いい日和-目の前のロープがとかれて、初めて6086号とご対面。
今まで見た都電とは違って、傷や凹みもある「リアルな姿」(保存状態もおおむね良好)
一緒に作られた仲間はほとんどいなくなったのに、しっかりと息づいているんだね。
外から、車両の中を見ると…この空間は当時のまま。
一緒に行った父はというと…そのリアルな色と姿を見て、
40年前に池袋駅で見た懐かしい情景が脳裏に脳裏に浮かび、
片手に感慨にふけっておりました。
(池袋には有楽町の数寄屋橋まで行っていた17系統が通っていたそうです)
ワタシも見たかったを見て、心が洗われた…行ってよかったと思う
6086号の行く末はまだ決まっていません。
江ノ電の「単コロ」のように、年1度でいいから公開して欲しい。
それは来た人達の誰もが願っていることだから。
都内には王子の飛鳥山公園をはじめ、都電が保存している場所が何ヶ所かあります
それらを巡る散策もいいかも知れないなぁ』
-これは、ワタシが別のブログに載せた、「都電6086号」の日記です
頂いたコメントの中に、「記念運行を…」というのがありました。
「保存する」しか頭になかったので、それは以外だったな(笑)
実際の6086号は動きません。今回のイベントにあたっては、を人力で押したそう。
もし、動かすとなれば部品を入れ替えするから、莫大な費用がかかります
ある場所で読んだのだけど、都交通局は最終的に「動かすことを目指している」とか。
そうなれば、「記念運行」も決して夢じゃないんだよね
もし、実現するのなら。走行場所は「32系統・荒川車庫~早稲田間」の7.6キロ。
日にちは「荒川線の日」10月1日がいいかなちょっと、夢見た今日のワタシでした