老毒母を連れて日帰りしてきました


彼女の毒針の矛先は居候の妹

半日妹の悪口を聞かされ

私はなぜか良い人扱いされ

歯がゆい


いつもボロクソにこき下ろす彼くんでさえ

良い人になっていた


歯がゆい


母は後期高齢者

年齢なりの理解力と判断力

魔女の家系の毒吐き能力

しかし

高齢者には違いない


私は


「母」ではなく

「一高齢者」に

サービスしてきた


情は発生させないぞ

今まで何べんそうして煮湯を飲まされた?

用心しよう

騙されるものか


また母はわたしを平気で崖から突き落とすだろう


だから

騙されるものか