多くの著書やTV出演で知られる、
ある著名な方の子育て講演会に行ってきました。
テーマは、先の見えにくい今の時代での育児について。
先生の温かいお人柄の伝わってくる話し方や内容に
ぐいぐい引き込まれ、夢中になって聴いてしまいました。
「育児を楽しくする工夫」の具体例をたくさん紹介していただき
ああ、これならできそう!と思えることがたくさんありました。
(よく、本や雑誌などにも同じような特集があったりしますが
やはり直接お話を聴くと心の受けとめ方もちがいます。)
講演の中でも、いちばん印象に残ったことばは
「子どもの自分探しを手伝うことが親の仕事と割り切りましょう」。
ということ。
偏差値→有名大学→大企業・・といった方程式は
危うくなっているこの時代。
今は、やりたいことを身につけ、
それについての訓練を早くすることのほうがが大事だといいます。
そこで、子どもが何かに凝ることを励まし、
その中身探しを手伝ってやるのが親の役目になるのだと。
また、母親の育児負担の大きさにも触れていましたが
やはり、ひとりで抱え込まないで
夫、おじいちゃんおばあちゃん、近所の方、友人、
いろんな人を巻きこんで育児をしていくのがよいということも
指摘されていました。
毎日の生活のなかでのこういった人たちとの触れあいのなかで
子ども自身にも社会性が身に付くし、
困ったときに頼れる人がたくさんいるという環境があるということ・・
理想的だなと思います。
実際、私がおなじようにできるかはちょっと難しいですが
これまであまり頼りたくなかった両親・義両親に
もうちょっと甘えてみようかな、という気になりました。
そして、子ども自身にもいろんなことをさせる(手伝ってもらう)こと。
これが、結局は自分がラクになる近道なのでもありますね。
毎日あわただしいと、あまり考えずにただ子どもに怒ってばっかり・・
なんてことになりがちなのですが
時々、こういった講演会に参加して
我をふりかえる時間を持つのも大切なことだと思いました。