主人の祖母が、昨年句集を出版しました。
93歳になったのを機に、これまでの作品をひとつにまとめたのだそうです。
住職夫人であった祖母の暮らしぶりと重ね合わせながら読みすすめ
俳句に込められた想いや情景を感じ取ることができました。
寛容で、慈悲に満ちた心。
そして、すこしユーモラスな目線。
2年前に私が出産したとき(すでにその時91歳)、
義母から電話で知らせを受けるやいなや、
秋風の冷たく吹きつける中
自分で自転車を漕いで病院まで来ようとして
まわりの人に止められた、というエピソードを思い出しました。
そんなふうに、まっすぐでお茶目な一面もあるので
みんなに愛されているのです。
義母の母なので、
法事のときくらいしかお会いすることはないのですが
本を読んで改めて、祖母の偉大さを感じ
私もこのように歳を重ねていきたいなぁと
しみじみ思いました。
表紙や裏表紙の挿画も自身が描いた、とても立派な本です。
ちなみに句集のタイトルは、自分の誕生花。
くぅー、素敵!
