私の楽しみ
NHK総合の夜中に放送されている(何度目かの)
「ヨーロッパ トラムの旅」
観始めると夜中の2時、3時になってしまうので録画しておきます。
これは、セルビアのベオグラード。
つまり、早い話が路面電車です。
ヨーロッパや中近東では珍しくないらしい。
街中を、車や自転車や歩行者と並行しながら、そこそこのスピードで運行されています。
けっこう、ヒヤヒヤする感じ
路上駐車も多いヨーロッパの国々。
テレビの前のサンタとツリーと猫はお気になさらずに
車窓からの眺め。
セルビアもドイツも、なんとなく古めかしい。
歴史を考えたとき、ピカピカの明るい都市だと似合わないかもね。
ドイツ・ベルリンでは、東西を仕切っていた壁の横をトラムが走って行く。
ヨーロッパも中近東も、国の形が変わったり国名が変わったり、私たち日本人には想像もできない程の凄惨な歴史を刻んでいる国も。
今も・・だけど。
こうやって、のんびりとトラムが駆け抜けていく光景が、ずっとずっと続きますようにと思う。
今までに観た中では、オランダとハンガリーが好きだった。
なんだか、懐かしいような悲しくなるような不思議な感覚が襲ってきた。
なぜだろう。
冬に撮影されたものが多いが、ヨーロッパの冬は寒いだろうね。
着ているものも、日本人と同じモノトーンの防寒具が多いのと、新しいビルが、ほとんどないせいで、暗く重い感じがするが嫌いじゃない。
高層ビルが、ほとんどないのは、ヨーロッパに共通している。
空が広いのだ。
日本の都市部は空が狭いよね
いつから、こうなったんだろうね。
トラムの車体は低く、停車場も高低差が、あまりない。
車椅子やベビーカーでも乗りやすそうだ。
歩道も高低差があまりないので、車道と歩道と電車のレールが平坦な道路に並んでいるように見えるよ。
でも、車の路上駐車と自転車が、あちこちに置いてあるのは、日本人の感覚からすると「気になる~」
横断歩道はあるが、すべてに信号機があるわけでもなさそうな。
中途半端な高さの建物には、エレベーターが付いているんだろうかとか気になる。
電車に乗った目線で見る街の光景は興味深い。
日本にも、昔は路面電車があったよね。
今でもあるけど。
両親の郷里の熊本には、メインの通りを路面電車が走る。
熊本城が目の前に迫る位置の路面電車は絵になる。
東京は、地下鉄が増え過ぎた
あまりにも深いところを地下鉄が何重にも通っている。
日本人の技術は凄いよね
でも、地下鉄は早くて便利だけど移動するのは大変。
健康でない人の乗り換えは、けっこう大変。
エレベーターはどこにあるのかも分からない地下鉄もある。
新しい路線はエスカレーターがあるけど、古い地下鉄にはない。
昔、二子玉川から渋谷まで路面電車が走っていた。
今の高島屋がある前くらいに停車場があったと思う。
そのことを知っている人は少なくなった。
渋谷のハチ公のある交番のところに、その日の光化学スモッグの数値が表示されていたころ(笑)
多摩川に魚が住めなくなっていたころ
今では、地下鉄が出来てから渋谷まであっという間に到着する。
便利さと引き換えに失ったものもあるよね。
「トラムの旅」
お勧めですよ。