NHK朝ドラ「ブギウギ」
梅丸少女歌劇団が、ストライキの末にレヴューを再開させた。
目玉となったのがラインダンス。
 

 
 
 
当時の人たちにとって、ラインダンスは大きな衝撃であったろうと思う。
速めのリズムに乗せて一糸乱れぬラインダンスは、今でも、心躍るのだから。
ここまで揃うには、相当な稽古が必要。
上げる足の角度、身体の向き。
それに加え、踊っているダンサーたちの笑顔。
並大抵のことではない。
しかも、彼女たちヒールの靴を履いているのよね。
 
私は、母の影響で宝塚を観るようになり、OSKもSKDも、みんな観た。
長く、SKDのファンをしていたが、もう、劇団はなくなり観ることはできない。
SKDのラインダンスは、宝塚よりもOSKよりも迫力があったし上手かったと思う。
 
「ブギウギ」では、不況の煽りで人員カットと減給せざるを得なくなった会社に抗議して、トップスターの大和(蒼井優)が先陣を切ってストライキに入る。
ヒロインの鈴子(趣里)も、それに続く。
ストライキはしないという考えのトップスター橘アオイ(翼和希)と若干名が残る。
昨日の回で、あらゆる面で先頭を歩いていた大和と橘が、責任を取って退団する。
その後、舞台の再開。
上の写真が、それです。
ラインダンスは、大和が演出してお披露目するはずだった。
 
私は、現実的なことを考えて、これは変だと思った。
その当時、トップ娘役とトップ男役の概念はなかったかもしれないが、超人気の2人が同時に辞めるって、それないよね。
しかもさ、公演を待たずして辞めるってないだろ~~ムカムカ
ファンあっての彼らなんだから舞台に立ってから辞めさせるべきだよね。
それに、この2人の出番の穴埋め、どうするんだよ~汗うさぎ
などと、現実的なことを考えて納得がいかないワタシなのでした滝汗
 
しかし、ラインダンスは可愛くて何度も観た。
NHKのカットなしのラインダンスがあった。
 
再生できなくて残念。
でも、You Tubeで観ることが出来ますよ。
「NHKブギウギ ラインダンスフルバージョン」と入力してみてくださいね。

 

 

 

同じくNHKで放送されている「大奥」医療編
最初のシリーズのは観ていなくて、この医療編からなのですが、これが、なかなか面白い。
漫画が原作で、男女が逆になっている大奥という設定。
一橋治済(はるさだ・仲間由紀恵)の息子、家斉(いえなり・中村蒼)が、人痘接種(今のワクチン)して助かり、久しぶりの男将軍の座に付いている。
実権は、母の治済である。
一見穏やかだが、これが怪物なのだ。
平気でゲームのごとく、邪魔な人間を子どもであろうと抹殺していく。
今で言うサイコパスかな。
仲間由紀恵といえば、穏やかな性格の役柄が多いイメージだが、これがこわ~い、のだガーン
まさに怪演。
だけど、気持ちよさそうに演じている。
面白いのだろうね。
 
仲間由紀恵も凄いけど、私は、安達祐実に舌を巻く。
彼女は、吉宗の孫の松平定信。
家斉に、母治済のことを聞かれたときの、冷静で冷徹で、賢い目をした定信も、十分にコワイわ。
安達祐実の上手い芝居と、仲間由紀恵の怖さと五分五分な勝負で、ワクワクしました爆  笑
面白いよ、このドラマ。
途中から観ても面白い。
 
「どうする家康」の家康から続く物語(男女逆だけど)だと思うと、なお興味深い。