こんばんは!ぴーです!

予定より早く出来た~!!

 

あとフォロワー様がいつの間にか100人を突破しておりまして…

感謝感激です…、本当にありがとうございます!!

 

さて、今回はリクエスト作品です〜

humpine0815さんから頂きました〜

 

内容としては、「思考」の菅井side、あかねんがはぶちゃんと画策するやつとの事でした〜

 

そう、ここで私は致命的なミスをしました・・・。

あかねんsideで書いてしまった・・・!

ということで、後日あかねんsideも出します〜

あかねんsideの方にはオマケもあるよ〜

 

humpine0815さんには少し申し訳無いのですが、ゆっかねんにしたらかなり重くなってしまいました・・・

だから、ちょっと、いや、かなり想像とは違うと思うし、ゆっかーも怒らないんですけど(あ、ちょっと怒るかも)ご容赦ください・・・

 

あれ、おかしいなぁ・・・

なんで重くなるんだろう?

 

 

あ、前提条件として、ゆっかねんは付き合ってるけどまだキスするまでには至っていないという設定です!

 

 

それではどうぞ!

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

美 「ゆっか〜」

 

 

菅 「ん〜?」

 

 

美 「あんなぁ、この近くに美味しいパンケーキ屋さんがあるらしいねん!一緒に行かへん?」

 

 

菅 「え、ほんと!?行きたい!仕事終わったら行こ!」

 

 

美 「うん!」

 

 

 

 

 

楽屋で1人本を読んでいるとみぃちゃんに話しかけられた。

 

美味しいパンケーキ屋さんか…

 

そういえば茜と最近全然遊びに行けていない。

 

美味しかったら茜を誘ってまた行こうかな。

 

そう考えていると楽屋の真ん中で茜とはぶちゃんが大きな声で話しているのが耳に届いた。

 

 

 

 

 

守 「はぶちゃ〜ん!今日はどんなポーズで撮る〜?」

 

 

土 「う〜ん、そうだなぁ!じゃあ、私がバックハグとかどう??」

 

 

守 「あ〜、いいね!そうしよ!」

 

 

 

 

 

…バックハグ?

 

しかも茜、それにいいね!とか言わなかった?

 

…え、は?何やってんの?

 

いやだめでしょ。

 

彼女いるじゃん、ここに。

 

ねぇ、どういうこと?

 

 

 

 

 

土 「お、いい感じじゃない?あと何枚か撮っとく?」

 

 

守 「あ、そうだね〜」

 

 

土 「どんなポーズにする?」

 

 

守 「顎クイとかは?」

 

 

土 「あ、いいね!」

 

 

 

 

 

…今顎クイって言った?

 

 

ねぇ、それは本当にダメだって。

 

 

心の中で発した声は当の本人には届かない。

 

2人は他にも、壁ドン、ハグ、ほっぺにキスなど何枚も撮っていた。

 

 

 

なんなんだ、あれは。

 

私は何を見せつけられているんだろう。

 

2人が写真を撮る度に心が締め付けられる。

 

あの2人がいちゃいちゃしているのを見たくなくて本に視線を移すが、内容はまるで入ってこない。

 

 

 

茜はもう私のことなど好きではないんじゃないか?

 

あの2人、実は両想いなのではないか?

 

こんな私なんかよりはぶちゃんの方が茜の彼女に相応しいのではないか…?

 

確かに私はあの完璧な茜の彼女には相応しくないのかも知れない。

 

そんなネガティブ思考に陥っていたせいで茜が泣いているのに気付くのに少し遅れてしまった。

 

はぶちゃんの声で現実に引き戻される。

 

 

 

 

 

土 「あかねん!?大丈夫!?」

 

 

守 「っ…う、うん、大丈夫…」

 

 

 

 

 

あ、あかねっ…

 

寄り添いに行こうとするが、茜とはぶちゃんが両想いかも知れないという思考に囚われてなかなか一歩を踏み出せない。

 

私が躊躇している間にはぶちゃんは茜の頭をぽんぽんして、

 

 

抱き締めた。

 

 

 

 

…やっぱり無理だ。

 

もう我慢出来ない。

 

茜は渡したくない。

 

 

 

私はその一歩を踏み出した。

 

 

 

 

 

菅 「ねぇ、はぶちゃん」

 

 

守 「ん…友香?」

 

 

 

 

 

こちらを見た茜の目は赤くなって潤んでいた。

 

あぁ、なんで泣いているんだろう。

 

分からない。

 

でも、私の大好きな人が、茜が悲しんでいるなんて嫌だ。

 

茜を泣かせた誰かに怒りを覚える。

 

 

 

 

 

菅 「茜を離してくれない?」

 

 

土 「なんで?」

 

 

菅 「なんでって、知ってるでしょ?茜は私の彼女だから気安く抱きしめないでって言ってるんだけど」

 

 

土 「とても付き合ってるとは思えない行動をしていたようだけど?」

 

 

土 「自分の彼女をほっといて他の子と遊びに行こうとしてたんでしょ?」

 

 

菅 「そ、それは…」

 

 

 

 

 

そうか、茜を泣かせたのは私だったんだ。

 

なんて馬鹿なんだろう。

 

でも、こんな私だけど…今だけははぶちゃんに取られたくない。

 

 

 

 

 

 

土 「こういう時だけ調子良く来ないでよ」

 

 

菅 「…そのことについては謝る。…本当にごめん。でもね、茜だけは譲れない。」

 

 

 

 

 

そう言うと私は茜の腕を引っ張り、自分の腕の中に引き込んだ。

 

その瞬間、茜の香りがふわっと香った。

 

あぁ、茜だ、なんて当たり前のことを思いながら茜に話しかける。

 

 

 

 

 

菅 「茜、ちょっと外に出よっか」

 

 

守 「…うん」

 

 

 

 

 

私は彼女の腕を引っ張り、外に連れ出す。

 

 

 

私が彼女を差し置いてみぃちゃんと遊びに行こうとしたのは事実だ。

 

私が彼女を泣かせたんだ。

 

 

…彼女失格だ。

 

 

無理矢理連れ出したが、やっぱりはぶちゃんと一緒にいた方が彼女にとってはよかったのではないか?

 

取り敢えず、謝ろう。

 

それで、別れたいって言われたら潔く身を引こう。

 

 

 

 

そして空いている楽屋に入ると、

 

私は茜の方をぱっと振り返り、頭を思いっきり下げた。

 

 

 

 

 

菅 「茜、本当にごめん!!最近茜と全然遊びに行けてなかったのにみぃちゃんとご飯行こうとして…」

 

 

菅 「彼女失格だよね…本当に本当にごめん…、こんな彼女嫌だよね…茜が別れたかったら別れるから…」

 

 

 

 

 

そう言うと茜は少し驚いて目を見開いたものの、すぐに呆れた表情になって、

 

 

 

 

 

守 「…ばか?」

 

 

菅 「…え?」

 

 

守 「友香と別れたいなんてあるわけないじゃん。…はぶちゃんと写真撮ってたのも友香に嫉妬して欲しかったからだし」

 

 

菅 「あ、あれ、そういうことだったの?」

 

 

守 「え、どういうことだと思ってたの?」

 

 

菅 「茜はもう私なんかじゃなくてはぶちゃんのこと好きになっちゃったのかなぁとか、なら別れた方が茜にとってはいいのかなぁとか…」

 

 

守 「私が友香以外を好きになるわけないじゃん…」

 

 

守 「友香、私のこと、そんなに信用出来ない??」

 

 

菅 「っ、信用出来ないとかじゃなくて!ただ自分に自信が無くて…茜みたいに可愛くて優しくて良いところしかない人の彼女が私なんかで良いのかなって…」

 

 

守 「友香も可愛いし、綺麗だし、頼りになるし、メンバーのことをものすごく考えてくれてるし、何よりやっぱり優しいじゃん。」

 

 

守 「…私にこそ勿体ない彼女だよ。」

 

 

 

 

 

茜の優しい言葉に視界が滲む。

 

 

 

 

 

菅 「っ…」

 

 

守 「はいはい、泣かないの〜」

 

 

 

 

 

そう言って彼女は私を優しく包み込んだ。

 

私もそれに応えるように腕を回し、ぎゅっと力を入れる。

 

安心して?と言うかのように背中をぽんぽんと叩いてくれ、私は徐々に落ち着きを取り戻してきた。

 

…この人はいつも私を安心させてくれる。

 

 

 

 

 

菅 「…ねぇ、茜」

 

 

守 「ん?」

 

 

菅 「茜が彼女で本当に良かった、ありがとう」

 

 

守 「…こちらこそだよ。友香、ありがとう、大好きだよ」

 

 

菅 「私も大好きだよ」

 

 

 

 

 

抱きしめていた腕を少し緩め、彼女を見ると、彼女は私を見てふわっと笑ってくれた。

 

きゅーっと心が締めつけられると同時に愛しさが込み上げる。

 

 

 

 

あ、これ、だめだ。

 

多分もう止まれない。

 

 

 

 

私は彼女の唇に自分の唇を合わせた。

 

 

 

 

少しして唇を離すと彼女の頬は赤く染まっていた。

 

恥ずかしくなってきたのか、彼女は私の肩に頭をぐりぐりと押しつけてきた。

 

 

 

 

 

菅 「茜〜、顔見せてよぉ」

 

 

守 「やぁだぁ…恥ずかしい…」

 

 

菅 「そういうとこも可愛いんだから…」

 

 

守 「可愛くないもん…」

 

 

菅 「えぇ〜、可愛いよ〜」

 

 

守 「もう楽屋戻るっ!」

 

 

菅 「え、あ、ちょっと待ってよぉ!」

 

 

 

 

 

楽屋から出て来た時には私が一方的に引いてきた手も、入る時にはしっかり繋がれていた。