こんばんは~!ぴーです!
少しだけお久しぶりです!
今回はゆっかねんです!
やっぱりゆっかねん、良い!
お互いを信頼してる感じ、いいですよね。
あ、そういえば皆さんはローソンのスマホくじやりました?
私はですね、ボーダレスのファイルを買うために対象商品を3つ買わなきゃいけないじゃないですか。
それで、それを6つくらい買ったら700円超えるんですよ。
それで、ファイル2つもらうのとスマホくじを同時にするという貧乏学生ならではのことやってますね~笑笑
ちなみに、スマホくじはるんちゃんの壁紙でした~
まだシリアル入力してないのが2枚あるので楽しみです~
すっごい無駄話みたいなことしちゃった笑笑
それではどうぞ!
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ある時は、「隣の家の子」
宮城から東京に引っ越してきた。
正直、ずっと住んでいた所を離れるのは寂しかった。
でも、明日は初登校の日。
早く次の学校に馴染みたいなぁ…
そう思いつつ何があるのか散策をしようと思い、家の周辺を歩いていると、一人の女の子が重そうなビニール袋を両手に提げ、重い足取りで歩いていた。
あまりにも重そうだったので、
守 「大丈夫ですか…?」
そう声を掛けると、その女の子はびくっとちょっと驚いてこちらを振り向きながら、
「は、はい…大丈夫です…」
…この子めっちゃ可愛いんだけど
え、めちゃめちゃ可愛いんだけど
守 「いや、大丈夫ではないですよね?笑笑持ちますよ。」
そうやってちょっとだけ強引に女の子のビニール袋を持ったのは下心があったからではない…
と信じている。
「あ、すみません…」
守 「いえ、これ、どちらに運んでるんですか?」
「あ、家です…」
守 「まぁそりゃそうですよね笑笑あ、どっちに曲がりますか?」
「右です…」
守 「え、そしたら私の家と同じ方向です!」
「そうなんですか…?…あ、着きました、ここです。ありがとうございました。」
守 「あ、ここって…私の家、隣です!お隣さんだったんですね!」
「ということは…今日引っ越されてきた方だったんですか?」
守 「そうなんです!これからよろしくお願いします!」
「はい、よろしくお願いします。」
そう言って優しく微笑んだ隣の家の子は何だかとても儚くて、されどどこか芯があって。
私、この子に一目惚れした。
そう直感するには十分な程自分の心は彼女で染まっていた。
「それでは…失礼します。」
守 「あ、は、はい!」
また会えるかな。
会えるといいな。
…あ!名前訊くの忘れた!!
やらかしたぁ…
苗字は…「菅井」さんか…
いつかどこかで名前を訊けたらいいなぁ…
ある時は、「菅井さん」
今日は初登校の日。
めっっちゃ緊張する…
先生 「今日は転入生を紹介するぞー」
守 「宮城から転校してきました、守屋茜です!よろしくお願いします!」
女1 「え、めっちゃ可愛くない!?」
女2 「それな!?めちゃめちゃ可愛いんだけど!?女でも惚れるよ!?」
男1 「まじかよ、きたこれ」
男2 「彼女にしたい…」
先生 「可愛い転校生が来たからってうるさいぞ~、静かにしろ~」
守 「いや可愛いなんてそんな…」
男3 「やべぇ、照れながら謙遜してる茜ちゃんも可愛い!」
男4 「おいお前茜ちゃん呼ばわりすんじゃねぇ!」
先生 「ほら静かに~、守屋、お前の席はあの窓側の後ろの席な」
守 「はい!」
そう返事をし、席の方を見ると隣の席の子が目に映った。
あれって…「菅井」さん!?
「菅井」さんの方も驚いているらしく、信じられないという顔でこちらを見ている。
先生 「ん?守屋、何か気になることでもあったか?」
守 「あ、いえ、大丈夫です!」
そう言って席の方に向かう。
そして席に座り、
守 「あ、あの…昨日お会いしましたよね…?」
「はい…昨日はありがとうございました…」
守 「同い年だったんですね…」
「ですね…、とても驚きました笑」
守 「あ、あの!」
「は、はい!何でしょう?」
守 「その~、昨日、名前を訊けてなかったなぁと思いまして…」
「あぁ、そういえば…」
守 「もし良ければなのですがお名前を訊いてもよろしいでしょうか…?」
「何でそんなにかしこまってるんですか笑私の名前は菅井友香です。友達の友に香るって書きます」
守 「菅井友香さんですか!可愛らしい名前ですね!」
菅 「////ありがとうございます…、守屋さんもいい名前だと思いますよ?」
守 「え~、そんなこと言われたことないので嬉しいです~、ありがとうございます!笑笑」
菅 「あの、守屋さんが良かったらなんですけど、敬語やめませんか…?同い年ですし…」
守 「え、いいんですか!?ぜひ!!」
菅 「ふふっ、笑顔がとっても可愛い笑笑」
守 「んなっ////そんなお世辞言っても何も出てこないからねっ!///」
菅 「え~、ほんとのことだよ~?昨日会った時も可愛いなぁって思ってたし」
守 「…///菅井さん、天然たらしだ。絶対モテるでしょ…」
菅 「え、全然!そんなこと言ったら守屋さんの方が…」
守 「いやいや、菅井さんの方が…」
菅 「いやいやいや…って何言ってんだろ笑笑」
守 「んね笑笑不毛な争いすぎて笑笑」
菅 「私達、いいコンビになれるかもね~?笑笑」
守 「…うん!これからよろしくね、菅井さん」
菅 「うん、よろしく、守屋さん」
ある時は、 「友香ちゃん」
守 「友香ちゃん!次移動教室!」
菅 「あ、うん、ちょっと待って!」
守 「ん!」
菅 「お待たせ~」
守 「ん!行こっか!」
菅 「あ、ちょっと待って」
守 「ん~?」
友香ちゃんは私の顔を少し真剣な眼差しで見つめ、
手を伸ばし、目の下をこすった。
菅 「あ、取れた」
守 「/////」
菅 「まつ毛付いてたから…あ、ごめん、嫌だった?」
守 「いや全然そんなことは////」
守 「ただ、ちょっと顔が近くて緊張しちゃって////」
菅 「え///そ、その、ごめん////」
守 「あ、いや、謝ってほしいとかじゃなくて!というかむしろ…」
菅 「むしろ…?」
守 「い、いや何でもない!あ、授業遅れちゃう!急ご!」
菅 「あ、うん!」
守 「…危なかった~」
急いで教室に入ると、既に教室にいたクラスメートがこちらを見てざわざわし始めた。
何のことだろうと思っていると、
菅 「茜ちゃん…、手…////」
あ、そうだった…
急ごうって言って走り出したとき、友香ちゃんの手を掴んでそのままなんだった…
私達はパッと手を離し、
守 「ご、ごめん…」
菅 「…んーん、実はちょっと嬉しかった…」
守 「え?」
菅 「何でもないっ!ほら、席着こう?」
守 「う、うん…?」
そんなに気にしていないようで良かった。
これで嫌われたりとか距離を置かれたりなんてしたらもう立ち直れなくなってしまうだろう。
でも、さっきの嬉しかったって言葉…
あの言葉の意味は何だろう?
そう考え込んでいると授業はいつの間にか終わっていて、教室の中にいるのは私と友香ちゃんだけになっていた。
菅 「あ、やっと気付いた~」
守 「え、待っててくれたの…?」
菅 「当たり前よ!笑笑」
守 「あれ、次の授業は?」
菅 「さっきので最後だったじゃん笑笑」
守 「…帰りのホームルームは?」
菅 「今日は無いって先生が朝言ってたよ~?」
守 「あ、そっか…」
菅 「茜ちゃん、体調悪いとか…?熱ある…?」
友香ちゃんが私の方に近付き、私のおでこに自分のおでこを当てて、
菅 「う~ん、熱は無い…って、茜ちゃんめっちゃ顔赤いけど大丈夫!?」
守 「…え、あ、いや/////」
やばい、心臓が口から出そう…
やばい、可愛い。
やばい、やばい、やばい。
パニック。完全にパニック。
菅 「…ちゃん!茜ちゃん!」
守 「…っは!う、うん、何?」
菅 「だから、大丈夫?って。保健室、行く?」
守 「いや、ううん!大丈夫!全然平気!」
菅 「ならいいけど…取り敢えず教室戻ろっか」
守 「う、うん、そうだね…」
教室への帰り道は何だか気まずくて、ずっと無言で歩いてしまった。
その沈黙を破って、友香ちゃんが口を開いた。
菅 「ねぇ茜ちゃん」
守 「は、はい、何でしょうっ?」
菅 「何それ笑笑」
守 「い、いや、何でもないよ?」
菅 「何言ってんの笑笑」
菅 「…あのさ、」
守 「うん?」
菅 「さっきのさ、おでこのやつ」
守 「あ、うん…」
菅 「あれ、誰にでもやるわけじゃないから…////」
守 「…え?」
顔を上げて隣の友香ちゃんを見ると、友香ちゃんは顔を真っ赤にしていた。
菅 「だから、ああいうの、茜ちゃんにしか…しないから////」
菅 「この際もう言っちゃうけど…手を繋ぐのも、この人と笑っていたいって思うのも、この人とずっと一緒に居たいって思うのも、全部、全部、…茜ちゃんだけだからっ!////」
守 「え、そ、それってどういう…」
菅 「さぁ?どういうことだろうね!」
そう言うと友香ちゃんは私に背を向け、教室に向かって走り出した。
守 「あ、ちょっと待ってよぉ!!」
そして今は、「友香」
守 「友香~」
菅 「なぁに~?」
守 「こっち~」
菅 「はいは~い」
守 「ぎゅ~」
菅 「ん、ぎゅ~!」
守 「んふふ~、幸せ~」
菅 「よしよし、今日は甘えんぼさんだね?」
守 「ん、なんかね、友香との思い出振り返ってたら甘えたくなっちゃって」
菅 「何それ~」
守 「覚えてる?私が友香を初めて呼び捨てにした日」
菅 「もちろん、あの時の茜、めちゃめちゃかっこよかったもん」
守 「え、めっちゃ恥ずかし笑笑」
守 『友香ちゃん…話があるんだけどさ、放課後、屋上に来てくれないかな…?』
菅 『…ん、わかった』
そして放課後、私は屋上で緊張しながら待っていた。
それはもう、手が震える程に。
そして、その時はやって来た。
菅 『ごめん、待たせた?』
夕暮れの日差しを横から受けながらそう言った彼女の姿はまるで天使のように可愛くて、それで女神のような美しさもあって。
また、
好きだなぁ
って自分の気持ちを嚙みしめた。
守 『んーん、全然待ってないよ』
菅 『そっか、良かった』
菅 『それで、話っていうのは…?』
守 『うん、それはね、』
一つ、息を吐いて、
大丈夫、言える。
守 『好きだよ、友香。あの時、引っ越して初めて会った時から。ずっと好きだった。』
菅 『っ////』
守 『友香がさ、この前言ってくれたじゃん。手を繋ぐのも、この人と笑っていたいって思うのも、この人とずっと一緒に居たいって思うのも私だけだって。あれ、すごく嬉しかった。本当に嬉しかった。友香も自分と同じ気持ちかも知れないって。でもね、』
菅 『うん?』
守 『少しだけ、不安だったんだ。友香が言ってるのって友達としてなんじゃないかって。でも、決めたんだ。もうこんな中途半端な関係はやめようって。勝手にどきどきして、勝手にへこんで、勝手に諦めて、でもまた好きになって、もう嫌になったんだ。あと一歩踏み出せない、そんな自分が。』
菅 『…』
守 『だから、私はこの関係に終止符を打ちたいと思う。』
守 『友香』
菅 『っはい///』
守 『私は友香のことが大好きです。愛しています。絶対あなたに悲しい思いをさせません。一生…守り抜くことを誓います。』
守 『だから、私と付き合って下さい。』
菅 『っ、言うの遅いよばかっ///』
菅 『…よろしくお願いします////』
守 『…ほんと?』
菅 『うん、私も会った時から好きだった。ずっと私の恋人だったらいいのにって思ってた。』
守 『私達、あの時からずーっと両想いだったんだね…』
菅 『うん、そうだね…』
守 『ねぇ友香』
菅 『ん?』
守 『…ぎゅーってしてもいいかな、今、すっごい抱きしめたい。』
菅 『もちろん、おいで』
守 『ん、やっぱり落ち着く…』
菅 『私も…ずっとこうしてたい』
数分間私達は抱きしめあったまま動かなかった。
そして少し離れ、見つめあった私達は、
どちらからともなく、
口付けを交わした。
初めてした口付けはほんのりと涙の味がした。
菅 「あの時の茜の語りはね、正直言って長かった笑笑」
守 「え~、だってなんかよくわかんなくなって伝えたいこと全部伝えようとしたらあぁなっちゃったんだもん…」
菅 「ふふ、そういうかっこよくなりきれない茜も好きだよ?」
守 「またすぐそういうこと言う…」
菅 「じゃあさ、今はもうかっこよくなった茜を見せてよ」
守 「…いいの?今日多分止まれないよ?」
菅 「…いいよ、私を茜で満たして?」
守 「仰せのままに、お嬢様」
そうして私は友香をお姫様抱っこし、寝室に向かう。
私の思い出のページにはいつも友香がいた。
友香の思い出のページには私はいるだろうか。
まだ白紙のページもこれから色付いていく。
そこには友香の姿はあるだろうか。
未来はまだ分からない。
だけど、これだけははっきりとわかる。
私の心のページにはいつまでも友香が居続けるってことは。