理学療法士・一色史章の感謝ブログ

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感謝を忘れず、日々精進していきたいと思います。

理学療法に関することを書いていきたいと思います。
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こんにちはグラサン

理学療法士の一色ですニコニコ

 

さて、世間はイチロー選手の話題で持ちきりです。

そしてなにより、野球は全く興味ないであろう理学療法士仲間がコメントを!?!?!?!?

 

これはびっくりしましたびっくり

それと同時にイチローさんの影響力の大きさを痛感しましたビックリマーク

 

全文ノーカット記事をご覧になっていない方々がいらっしゃいましたら、是非一読してみてください。(https://full-count.jp/2019/03/22/post325131/

よくわからない質問がいくつかありますが、どのように感じたのか自分も少しコメントしてみたいと思いますビックリマーク

 

ぶっちゃけもしも大きな舞台や注目される場所や職業であったらイチローさんのような振る舞いをして生きていけたらと思ってしまいます。但し、自分の場合は理学療法業界に身を置いていることもあり、キャラを変えてでも”発信”をしなくてはいけません。

中学や高校の人たちに会うと明るくなったとか社交的になったとか言われますが、本来の中身は全く変わっていません。

大学時代の先生である備酒先生というお話のうまい先生がいるのですが、その先生も話すのが嫌いと言っていましたがなんとなくわかる気がしますねー

 

それでは、ここからは個人の感想と想いです。

抜粋していますが、自分の中で必ず文字に起こしておきたい内容です。

 

Q:イチローさんを支えてきた弓子夫人への思いは?

A:「いやぁ、頑張ってくれましたね。一番頑張ってくれたと思います。僕はアメリカで結局3089本のヒットを打ったわけですけど、妻はですね、およそ……僕はゲームの前にホームの時はおにぎりを食べるんですね。妻が握ってくれたおにぎりを球場に持っていって食べるのですけど、その数がですねぇ、2800個くらいだったんですよ。だから3000いきたかったみたいですね。そこは3000個握らせてあげたかったなと思います。妻もそうですけど、まぁとにかく頑張ってくれました。僕はゆっくりする気はないですけど、妻にはゆっくりしてもらいたいと思ってます。

 それと一弓(いっきゅう)ですね。一弓というのはご存じない方もいるかもしれないですけど、我が家の愛犬ですね。柴犬なんですけど。現在17歳と7か月。今年で18歳になろうかという芝犬なんですけど。さすがにおじいちゃんになってきて、毎日フラフラなんですが、懸命に生きているんですよね。その姿を見ていたら、それはオレ頑張らなきゃなって。これはジョークとかではなくて、本当に思いました。あの懸命に生きる姿。(一弓は)2001年に生まれて、2002年にシアトルの我が家に来たんですけど、まさか最後まで一緒に、僕が現役を終えるときまで一緒に過ごせるとは思っていなかったので、これは大変感慨深いですね。一弓の姿というのは。本当に妻と一弓には感謝の思いしかないですね」

 

一弓のお話をするときに自分のゴウの話もよくしました。懐かしいです。

今の彼の姿を見ると懸命に生きる姿というのは間違いなく適切な言葉だと思います。

そして家族がどれだけの助けになっているのか。

言葉に簡単にはできません。

 

 

 

Q:イチロー選手がいない野球をどう楽しんだらいいか?

A:「2001年に僕がアメリカに来てから、この2019年の現在の野球は全く別の違う野球になりました。まぁ、頭を使わなくてもできてしまう野球になりつつあるような……。選手も現場にいる人たちはみんな感じていることだと思うんですけど、これがどうやって変化していくのか。次の5年、10年。しばらくはこの流れは止まらないと思うんですけど。本来は野球というのは……ダメだ、これ言うとなんか問題になりそうだな。問題になりそうだな。頭を使わなきゃできない競技なんですよ、本来は。でもそうじゃなくなってきているのがどうも気持ち悪くて。ベースボール、野球の発祥はアメリカですから。その野球がそうなってきているということに危機感を持っている人って結構いると思うんですよね。だから、日本の野球がアメリカの野球に追従する必要なんてまったくなくて、やっぱり日本の野球は頭を使う面白い野球であってほしいなと思います。アメリカのこの流れは止まらないので、せめて日本の野球は決して変わってはいけないこと、大切にしなくてはいけないものを大切にしてほしいなと思います」

 

高校野球が一番面白いと思う原点がここにあると思います。

選抜高校野球をチェックしていますが、小技、練習量、勝利への価値観、周囲のためにプレーなどなどプロ野球/メジャーリーグではみられない要素がたくさん詰まっています。これをイチローさんは”頭を使う”と表現したのかな?と勝手に解釈しています。

そして、どこかの記者がよくわからない記事を出しているのでこれにも疑問を呈しておきます。(https://www.buzzfeed.com/jp/tatsunoritokushige/ichirotalk?fbclid=IwAR2t6QauBCcNIRVvZqQhNHI5K6FgnHgEGBnVbSi-echsrA_gnCVIAzE2pFQ

イチローさんの言い方を借りれば、”データや数字が悪いのではないですよ。自分も数字のプレッシャーの中で数字によって結果が出たとも言える”っというのではないでしょうか?

フライボール革命が悪いとイチローさんは一言も言っていない。それを使う側に問題があるのです。

 

特にこれを医療の世界で引用している人たちがいるのが問題なのです。

 

医療の中でデータは必ず必要なのです。それは我々が国民の信頼を担保に仕事をしているから。

そして、その信頼はデータを知っているもしくはデータの蓄積であり、担保は税金と言えるでしょう。

 

当たり前ではありますが、エビデンスベースの医療は文献のみを使うものを指しているのではありません。

これは自分の講習会に出ていただいた皆様なら耳が痛くなるくらい聞いたことがあると思います。

そのデータ基盤があり、そこから紐解いて考えることが大事なのです。

全てを紐解こうとしてからデータを使うのはでないということを是非抑えて頂きたいです。

 

しかし、その基礎となるところがないのが今の日本です。

データではなく、エビデンスというところが理解しておかなければならないポイントです。

 

それをしっかりわかる集団に理学療法業界が近づくことが国民の幸せに繋がるのだと信じています。

その未来のためにも米国で戦って、今現在また負けそうになっていますが、必死に食らいついて行っています。

 

 

Q:前のマリナーズ時代、何度か「自分は孤独を感じながらプレーしている」と話していた。ヤンキース、マーリンズとプレーする役割が変わってきて、去年ああいう状態があって今年引退。その孤独感はずっと感じてプレーしていたのか。それとも前の孤独感とは違うものがあったのか。

A:「現在それ(孤独感)全くないです。今日の段階で、それは全くないです。それとは少し違うかもしれないですけど、アメリカに来て、メジャーリーグに来て……外国人になったこと。アメリカでは僕は外国人ですから。このことは……外国人になったことで、人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることはできたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので。孤独を感じて苦しんだことは多々ありました。ありましたけど、その体験は未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと、今は思います。だから、辛いこと、しんどいことから逃げたいと思うのは当然のことなんですけど、でもエネルギーのある元気なときにそれに立ち向かっていく、そのことはすごく人として重要なことなのではないかなと感じています」

 

その通り、異国の国に来るということは外国人になるということ。

日本には米国に数年居て帰る人理学療法士もいる。

でもね。長くいる外国人は色々と感じることがある。

イチローさんのこのフレーズはすごく心に響く。

米国にいること。

そのこと自体が自分でしか体験のできない経験で、そこから生まれるエネルギーは自分次第。

そしてそこで孤独を感じて苦しんできたし、これからも苦しんでいく。

それでもまだ自分は米国でやれて、戦って生きたい。

それは未来にある”日本のスポーツリハビリテーションを変えたい”という子供からの目標である未来に繋がるのだと思う。

そして、米国で戦っている間にたくさんのことを学び、”日本の理学療法”の全体を変えて、良くして行きたいと思うようになった。

教育もその一つであり、目の前の患者さんのために何をするのか?という一歩を学生のみんなには踏み出してほしい。

逃げてしまってはいけない。

 

特に我々医療職は最後の希望であり、最初の拠り所でもある。

そんな理学療法業界にしていきたい。

 

以上。

 

イチローさんお疲れ様でした。

19年という長いプロ野球人生の中で少しの時間ですが、あなたといれたことは人生の宝です。