前回からの続きになります~
いよいよ、遠く離れた土地での仕事が開始されようとしていました
北関東の茨城県で用意されていた~会社の寮(=民間のアパート)にわずかな荷物だけを持って、女性3人での共同生活が始まったのです
私は福岡から、もうひとりは沖縄から、そして3人目の人は確か静岡からだったと記憶しています
3人とも会社では別々の部署に配置されていたので、一つ屋根の下の寮だけでのあっさりした関係でした
私の職歴としてはお店勤務の販売業や水商売といった、だいたい接客業が多かったので、工場勤務は無い事はなかったのですが、新鮮な感じで一日が過ぎて行きました
そうやって、仕事に精を出していたところ、数人の女性達の噂話が突然私の耳に聞こえてきたのでした
どうやら、”あるひとりの男性”についての話題のようでした
その噂話が”事の始まり”とは知らずに、私はその時はやる仕事がない時間だったので、そこいらの床の掃除をしてサボっていないアピールを周りにしていました
オニキスの指輪
というワードが、突然聞こえてきて、妙に耳に残りました
というのも、私はオニキスが大好きで、初めてのピアスはオニキスのピアスを買ったくらいだったからです
すると、遠くの方からこちらに向かって、荷車を押しながら歩いてくる男性が目に入りました
仕事で出た段ボール箱をたくさん荷車に積んで、1階のゴミ捨て場まで運んで行くのだとすぐに気付きました
初めて見る男性・・・・・・・
そして、手を見ると、薬指にオニキスの指輪が光っていました
「ああっ、この人が例の噂の男性なんだ。。。」
噂をすれば影ね、、、と思った瞬間
周りの景色がフッと消し飛んで、私と彼を取り巻く一帯が、不思議とどこまでも音のない真っ白な世界となって、ただただ広がっていたのですっ
何じゃ!? これっ???
はっっと我に返った時には、普通の状態に戻っていました
超異次元な世界から・・・・・・現実に引き戻された訳なんですが、これは異様な体験として私を悩ませました
今まで体験したことも無い、まるで白昼夢のような不思議な現象だったからです
彼と私以外は誰もいない白い世界。。。
もしかしたら先生が、私が運命の相手と出会ったときの為に、ぼぉーっと見逃さないようにと魔法をかけてくれていたのかしら?
そしてその後、私はなぜか・・・・・その男性が気になって、本当に有り得ない事なんですが、私の方から話しかけるという行動に出てしまうのです
いやいや、本当にありえないことっ
この滅多に人に興味を示さない私が、自分の方からアクションを試みるなんてっ
小学4年生のときに、「ああ~この娘とお友達になりたぁ~い」って、ひとりの同級生の女子に狙いを定め、積極的に声をかけたとき以来じゃないかしら
こうして主人と出会い、その後交際していくことになるのに時間はかかりませんでした
不思議なことに、毎回私の恋愛を潰しにかかる母親が、どういうわけか主人の時だけは反対しなかったのも、珍しいことでした
といっても結婚する気はさらさらなく、福岡と神奈川の遠距離で交際していたのですが、先生の霊視の予言どおりに30歳で結婚することになりました
しかし、「子供はいなくてもいいねっ。」て約束で、5年間はふたりだけの生活を送りました
それから、35歳という高齢出産で予言どおりに、私は子供をひとり産むことになるのですが、娘が生まれたその瞬間に、10年前の25歳のときに授かった~【一生の御神籤】の予言が成就したのだと思います
あの予言を意識したことなど無かったのに、姉も私もその予言の通りの人生に導かれて、知らず知らずのうちに、【一生の御神籤】に書かれた通りの人生を歩んでしまっていたなんて驚きです💦
私が思い描いていた人生は、結婚せずに”独身を謳歌”するというものでしたが、不思議ですが、引き寄せられるように道が出来て行くんですね
よく、「出会った瞬間にビビッ!ときた。」とか、「会った瞬間に自分はこの人と結婚する!!と思った。」とか聞きますが、私の体験はここに書いた通りのあやふやで奇怪なものでした
でもね
あなたはその子供によって幸せになる・・・と言われたこと
そこはとっても当たっていたなぁと思います
そして、次回はまた夢のお話になります