8月30日♡朝から快晴で暑い日!

まずは
豊洲ららぽで恒例お楽しみランチ♡

ヘルシーにタイ料理にしようと決めてたのに、チーズの香りに引っ張られ‥‥www
クアトロフォルマッジにしちゃったの
(><;)
半分は黒胡椒効かせて
半分はたっぷりのハチミツで(*^^*)。
サラダバー&ドリンクバー付き

美味しかったです♡

そしてゆりかもめで「市場前」へ

すっかり通い慣れた劇場への道ニヤリ
まさかのリピート「鳥」!

早いもので あと数回で千秋楽‥

メガネ、オペラグラス、扇でスタンバイOK

いざ、幕が開いたー!!爆笑爆笑


「信長に身も心も捧げて仕えてた三人の男たちの本能寺後の物語」
始まり始まり〜!

あひるあひるあひる以下は自分用回顧録なので💦
スルーしちゃってね


席は前回よりかなり後ろだったのよ
ま、センターなので良しとしようウインク


あれ? あれれ?!びっくり

なんとなく前回と違う演出が多い?
かなり改善されたなぁ〜

だけど物凄くしっくり来る〜爆笑
追加されたセリフも結構ありました

舞台は生モノ

回数重ねる毎に完成度が増してくる醍醐味♡
これがものすごく楽しくてウキウキワクワク

やっぱこうでなくちゃね(≧▽≦

阿部サダ捨之助も、殺陣が自然になって
スピード出ててスゴーイ!!
なんでも克服しちゃうとこが彼の底力♡


あ、今日ね
阿部サダ捨は後ろのポケットに入ってた剣を出して「行くぞー」ってシーンで
後ろに回した手が刀と羽織の裾一緒に掴んじゃって、ちょっと立て込んでた(笑)場面あったよてへぺろ

ヒロイン♡無界屋の極楽太夫
松雪泰子さんは何度見ても美しい!
弁財天のような衣装がお気に入り

そして髑髏城のヒロイン(?!)

蘭丸(蘭兵衛)
オペラグラス新調した甲斐があった❤

登場からずっと一挙一動ガン見(*^^*)
(白い着物の袷は若草色だったんだね
襟元からも見えたよ❤粋だねぇ)

極楽太夫とは恋仲というより
「同志」に見えた
実年齢が、太一くんは松雪よりかなり年下だから無理ないけど

舞台設定は「本能寺の変」から8年後。

本能寺の蘭丸は17歳だから現在は25歳。
太一もそれ位だから等身大の役だね

前半最後のシーン
雲月満月と白い花の「黄泉の笛」の場

太一くんの見せ場でもあるこのシーン
耽美でエゴイストな蘭兵衛の独壇場ね

ただただ見惚れました〜Wハート


あ、そうそう!!忘れてた(笑)
贋鉄斎の砦を、捨之助が訪ねるシーン

いちばん笑いの多いこの場面(^o^)
雷に打たれた贋鉄斎を救命の為ハンマーでガンガン胸を叩くまでは同じ

その後、
「俺は大丈夫なんだーっ!だから何もするなー!なんなんださっきからー!!」と捨を怒る贋鉄斎に対し、阿部サダ捨は

「私はオオタニケンジでございます」
「職業は森の妖精です」
「いまならカラアゲ君増量中」

贋鉄斎
「1人芝居しないで!!
ここは下北沢じゃないから!!」

まさかのネタを持ってきたもんだね(笑)

休憩はさんで
しほりんお待ちかねの後半戦(*´艸`*)

髑髏城内に通された蘭兵衛。
天魔王と生駒が地図の前で「ラップ」?

これ前回なかったよ〜(^_^;)

2人盛り上がって最後にハイタッ〜チ!


森山未來扮する天魔王は、
真っ白な髪に真っ白な顔。

エリザベスカラー付けた和洋の装いは
まるで映画「エリザベス」のケイト.ブランシェットみたいに見えたよびっくり
しかも、ケイトと同じように両手を広げて玉座に座ってる
意図的にそうしたのかな( ̄ー ̄)ニヤリ
↑エリザベスは「女王」で在る為に、
自らを聖母像のように顔も手も真っ白にぬり、偶像のように神々しく民の前に出た。

「王」で在ろうとする天魔王も
そんな「白い鎧」を一生懸命着ている‥ということなのか? 
寒い程に孤独な白。孤独な男 天魔王

天魔王の玉座のうしろの西洋絵画。
あれは「太陽神」だ
アポロンが日輪を司る炎の戦車に乗ってる。
単なる西洋かぶれ?と思いきや
この絵が終盤の象徴に繋がってくる事になろうとは。


そしてお待ちかね♡
天魔王の蘭丸へのクドキ。
夢見酒を口移しで飲まされる蘭丸だけど
そうなる前にすでに落ちてたねぐすんチーン

信長公の髑髏で作った仮面を愛おしそうに頬ずりしながら
夢見酒をむさぼる様は 禍々しくも美しい‥

太一くんはこんな役がまた似合う
あ、血の涙
やはり2本入ってた!(やっと見れたー♡

ずっとオペラグラスでガン見してたけど
実際どうやって瞬時に書いたのかは
わからなかった
目も真っ赤になってたけど‥‥


今まで抑えてた過去(殿)への固執に
ガッチリ囚われて‥
陶酔すら感じている風情

うん、私だったらためらいなく寝返る
髑髏城に乗り込んだのも、深層心理では天魔王の中に垣間見える「殿」に会いたかったから!

信長公があの世から「♬君だけしかおら〜ん」とアピールしてるし??

SEASON花と違うのは
ここから蘭丸が主導権を取ってること。

てことは、
信長公に仕えてた時の立ち位置は
蘭丸→天魔王→捨之助の順位だった?


信長は本能寺の時に、最後まで付き従ってた天魔王に「蘭丸に以後は織田を忘れ自由に生きよ」という伝言を残した
これは「SEASON鳥」で初めて出てきたセリフ


天魔王にすりゃ、あまりに自分の存在が軽視されて かなり複雑よねガーン
共に死ぬ覚悟で殿に付き従ってるのに
蘭丸ばっかりで自分への言葉も無いなんて。
(だから内心は蘭丸憎し!なんだね)

信長公のまわりはこんな嫉妬深い連中がいっぱいだ!秀吉も光秀もね。でもそれは結局「殿」が悪い!

天魔王の屈折したキャラは
こんな場面が殿の生前中にもたくさん
あって、矛盾や疑心がいっぱい渦巻いて蓄積してる。
本当は構ってもらいたい、でも親しくなっても殿とのトラウマから、慣れ合っても先に己から切る‥‥‥そんな複雑な男なのかも

次はどんな事やらかしてくれるのか?

未来さんの演技は常にワクワクさせてくれる


あれ?そーいや、捨之介に天魔の兜を被せて身代りに!のシーンがそっくり抜けてるよ!!


無界の里焼き討ちの場面

天魔王に寝返った蘭丸は
自分が築き上げた無界の里を破壊する

かつての仲間達を無慈悲にバッサバッサ斬ってるけど
女達をわざと見ないで(見るに忍びなかったの?)斬ってたー!

彼女たちの血潮で濡れた刀を
その都度 自分のたもとでぬぐってて

殺した者たちの眼を閉じてやってたよ
(SEASON鳥の蘭丸が一番優しい)

男を斬った時は、刀を振ったり
柱にこすりつけて血を落とすのに‥‥汗

これも1回目にはなかった演出だ!びっくり


「哀れみ」なのか「別の衝動」なのか

別の衝動‥‥‥エクスタシー?

なぜそう思うかと言うと

憐れみを感じてるならば
この場はもっと悲惨な空気になるはず
でもこの蘭丸は迷いなく女達を仕留めていく。

愛おしくなめらかに刀をすべらせ
まるで愛撫するかの如く 刀と血潮を抱きしめる

女達のものだけね

男を(こっちだって顔見知りのはず)
切ってもそれはしなかったし


倒錯的な耽美を覚えて
そんな自分に哀しさを感じつつも
「美酒」に酔う  

そんな蘭丸だったのかしら‥‥‥



そして
蘭丸を殺そうとした天魔王が、真実を暴露した場面。
蘭丸は、天魔王に騙されたと悟る場面では、だんだん事の次第が見えてきて
驚き、怒り、悲しみ、苦しみあらゆる感情が阿修羅のような形容し難い物凄い形相になってました!
(オペラグラスあって良かった〜!)

早乙女太一という役者を
大衆劇上がり という色メガネで 舞台を知りもせずにずっと嫌ってきた自分に物凄く腹ただしさを感じてます

こいつはスゴイ奴だ!っ
スゴイ役者が頭角を出してきたっ!!
この手応え感!!数十年振りだー

夢中になれそうで嬉しい

あ、逸れた‥汗失敬!

その後の天魔王との死闘は
殺陣が早すぎてもう神業!!
殺陣、スローモーションにしてよ〜もう視線がついて行かれないよ〜えーん
反射神経の凄さ!ふたりともスゴイわ‥‥

蘭丸が息絶え 太夫が駆け寄る場面

前回では、
悲しみに浸る余裕なく贋鉄斎が変な
ギャグを飛ばして
私的にはその演出に怒りさえ覚えたムキー
(帰りのアンケートにもクレームだらだら書いちゃった(笑))

今回はそこに捨之助の怒りのセリフ
「いまはそれどこじゃなーい!!」と贋鉄斎を制してくれたのよーウインク

「笑いのシーン」にならずに済んで
わずかだけど しんみりした場を維持
(変更してくれてホント嬉しかった)

蘭丸の亡骸に、太夫が白い蘭の花を手向け、束の間だけど観客も共にその死を悼む事ができました

捨之介「今度こそ‥殿のところへ行けよ」

えーんぐぐっ!涙でてきたー!!えーん

蘭丸は過去(殿)に羽ばたいていったのね
きっと殿も両手広げ出迎えてくれるよ
(あー‥‥私も共に殿のそばにいきたい)


捨と贋鉄斎の100人切り‥‥
ごめん!太夫と蘭丸のシーンからまだ 立ち直れなくて‥‥えーん
あまり記憶にないんだ!(ノ∀`)アチャー


天魔王の最後

この場面でやはり絵画が飾ってあって
「堕ちていくパエトーン」的なもの

最初はイカロスの翼?と思いきや
お友達がギリシャ神話のパエトーンだよと教えてくれて、ナルホド納得!!

全能の神と同じ業を成そうとしたパエトーンは、太陽神しか操縦できない炎の馬車に乗り
周囲に大災害をもたらした挙句、
見兼ねた全能の神の放つイカヅチにより
墜落した 

天魔王そのままだね(^o^)


そんな天魔王も 捨之助も 蘭丸も
皆心に大きな傷を抱えていたのは間違いなくて。

行き方も三者三様だったけど、そこにいろんな事や多くの人が交わってきて、(観客も心境的に繋がっていって‥‥‥からの「髑髏城の七人」だったな


しっかし
気付いてみると
まさかの顔ぶれも居る7人よ!(笑)

彼らが必死で城を脱出して
大雨の舞台でスローモーションで戦う場面。

心が熱くなって

心底感動してまた涙出ちゃった


実は 私は演劇で泣いた事なかったので
後になって我ながら驚いたよ(*^^*)



今年の夏は
天魔王、蘭丸、捨之助
各自それぞれが心に抱き続けた「殿」を
共に共有(?)させてもらって(*´艸`*)

いろんな意味で熱い夏になりました❤

次は10月の「SEASON風」

捨之助と天魔王は1人二役で
松山ケンイチ
蘭兵衛は向井理

太一くんが蘭丸を極めてしまったので
「風」の蘭丸役は荷が重いぞ〜汗汗

がんばれ〜!!\(^o^)/


それにしても

本当に今年は信長公から始まって
信長公で終わるという‥‥‥(^_^;)
(あ、年明けも髑髏城SEASON極があるわ)


ご縁はどこまでつながるかな(*^^*)


あー!!
熱くなってたらもう夜明けだっ!ガーン

ヤバっ汗汗

あと4時間後には出勤だわゲロー

おやすみなさいガクリ汗汗