2024年6月18日(火曜日)
今回行った映画館は、今までに行った映画館と違って、駅から直ぐ近くで、中はとてもこぢんまりとしていて、まるで家で見てるかの様な錯覚すら覚えるような場所で、そんな自分が可笑しかったです。
そして見始めは
次から次へと"かくしごと"が増えていく、胸が詰まるほどしんどい思いのストーリーでした。
つまりは、かくしごとと言うのは、嘘のことでもあり
嘘を一度付くとつき続けなければならなくなるのが世の常なのが嘘なので
やっぱりそうなるわなぁ〜と
思いながら見ておりました。
しかし、"かくしごと"は2種類あると思うのです。
ただ単に隠した場合で誰にも危害や影響の出ないかくしごとと
隠す事で様々な影響の出てくるかくしごとの2つです。
ま、前者は何で?話してくれないのだろう?と思われる可能性は充分にありますケロね。その方にも他の方にも言わない事で悪い影響を与えるって事がなければ、言いたくないのだな、で済むし信頼関係があれば、そのうち話すだろう位で済む話だと思われます。いわゆる話さないとする本人の問題のみの場合。
例えばつまらぬ意地とかプライドとか今は話したくないけどいずれ話すわ、とかetc
映画のお父さん役(奥田瑛二さん)の仕方のない排泄の失敗の時に娘に謝るシーンにグッと来ました。過去にどんなに賢く評価された人間であっても老いたら自分の思いのままにはならないこともあると言うプライドなどズタボロになる人間の哀れな、どうにもならない姿、恥を捨て忍ばねばならない姿に、またその上手な演技と映像の映し方によりグッと込み上げるものを感じました。
それと、粘土でのオブジェ作りは
認知症であれ人間の自然な姿が本当に素晴らしく表現されていて、
人間は元来自由であることが生き生き人間らしく生きられる元の元なんだと表現されていた映像と感じたのですがパンフレットを読んで三人の自然な演技であったことを読んで、作られた台本ばかりでないけど其々の演技のすはらしさが自由に表現されていて素晴らしいと改めて感じ入りました。
最後の陽一くん(拓タクミくん)の言葉にはグッときました。
ストーリーでは記憶を失くした役を演じているのですが
でも、どこかでこの子は記憶がある事を隠していることを私が感じたと言うことは、最後のシーンを観て、この子役俳優さんはそれ程演技が上手いのだと思い感心しました。心理の微妙さを演じられるなんて凄いと思います‼️
奥田瑛二さんも流石の演技でしたね。この頃TVではお見かけしてませんケロ、(殆どTVを観ないから)
素晴らしい俳優さんになられてますね。
演技が怖いほどとても自然でした。凄いなぁ〜。研究なさったんだろうなぁ〜と。
話題になってない映画とは思えないほど素晴らしい映画でした。
また、近年に多い認知症問題や児童虐待のイジメなどの問題提起を改めて考えさせられました。
今の日常にありそうな今の世の中のリアリティがあり過ぎの映画でした💦
全体としては派手さや豪華さなどは一切ないし、お金の掛かっていない映画ではあるけれど、
田舎の自然な素朴さ美しさが
描かれていて
だからこそ素晴らしかったし
現代の地味に大変な問題2点を
あなたならどう考え?どう対処する?と問われている様な映画で改めて心の中で自問自答するような映画でもありました。
個人の現実問題としても、介護とか認知症とかは結構向き合わなければならないカモの問題なので
杏さんの演技を自分ごととして
捉え、覚悟しておかなくてはと
思えた作品でした。
とは言え、オットットもわたしも血管系で4ぬだろうと思っているので、ある日突然にを予想して呑気な面もあります。(笑)
現実のわたしは過去に介護も認知症もさほどには縁が無かったので苦労はしてませんが
オットットが枠沈を打った事で身近な問題として考えなくてはならない事なのかもと認識を改めていました。
わたしは認知症の心配か⁉️w
現実をしっかりと捉え考えるに相応しい素晴らしい作品だと思いました。
考えながら見ていたので
さほどに号泣はしませんでしたが認知のお漏らしのシーンと
最後の裁判の時の陽一(拓)くんの言葉からの杏さんのシーンはグッと来るものを感じました。
え?それでこれで終わるの?って終わってしまいました。ハハハハハ
あとはご想像にお任せします的な終わり方でしたね。(笑)
映画の最中に前席のご老人が
トイレに立たれて、まるで映画から奥田瑛二さんが出てこられたかのような現実があり
思わず心の中で笑えてしまいました。変な錯覚を起こしている自分に笑えたのです。
(映画にのめり込んでいる自分に笑)
脇役の皆様も素晴らしかったです。
映画鑑賞後は
見た映画のパンフを買うタイプなのですが、やはり今回も買って帰りました。(笑)
あと、次回は何をみようかな?ってチラシを物色してきました。
①ビートルズには、何故か?
縁があるのですが、たまたま
それに関する映画があるようですので、行ってみようかな?
と思っています。
"ビートルズを解雇された男"?
7/5公開
②もう一つは"風が吹くとき"
イギリス製のアニメーション
大島渚監督による日本語版の
リバイバル上映らしいです。
100年後も残したい歴史的名作らしいです。
37年の時を経てあのときの風はまだ吹いている8/2公開
何か気になる(o^^o)
③もう一つは
"同意"(コンセント)フランス中を震撼させたベストセラー・ノンフィクションを完全映画化
8/2公開
わぁーーー忙しくなりそう(笑)
今回の映画は現実の自分ごととして心の中を探り考える大事なキッカケを貰った気がします。
Tさん!映画のご紹介を有難うございましたm(_ _)m
様々な沢山の映画を観賞なさっているだけにTさんの一番良かったと言うオススメ評価の元、見に行って本当に良かったなぁ〜と思いました。
キャスティング奥田瑛二さんや
杏さんは元より
中須翔真くん(子役)は今後
注目されていくだろう俳優さんだと思いました。
感想を書いたあとにパンフレットを読んだら、思ったり感じたりした事が、まんま書いてあり、
意図されている事が理解出来ていたんだと思うし感性が同じだって嬉しくなり勝手に感動もしてました。笑笑
人と何でも同じは好きではありませんケロ、感性や思考が同じは嬉しいですね。(笑)
ほな、またねぇ🙋♀️💖🎶