転載初め

【超党派自治体議員連盟、農業者への欧米並みの所得保障について、本気の省庁交渉‼️】


冒頭に要望書の手交が行われ、その後、参加の自治体議員の発言希望者が一言づつ想いを語り、その後、省庁からの弁明、それを聞いて自治体議員から質問や反論を言う、という次第でした。


▼JA新聞の報道

https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2024/03/240322-73174.php


印象として、国民の生活に近い自治体議員の語気と説得力は物凄く強く、感動しました。この場面をご覧にならなかった方は勿体無いことと思ってしまうくらいでした!!


こういった自治体議員による省庁交渉の機会を国会議員のバックアップで行わせてあげるのは、大変有意義で、省庁職員にも現場の切実さが届きやすいような気がしました。


では、かいつまんで報告したいと思います。


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立憲民主党の北海道の自治体議員の方々が中心になって最前列にいらっしゃいました。でも、これは超党派の運動体です。この日午前、私も長妻政調会長に問わせていただき、確認を取りましたが、立憲議員は党の方針にも叶うため、堂々とリーダーシップを取ろうとしているようです。


▼発起人は3名です。こちらに呼びかけ時の記事があります。

https://kokuminrengo.net/2023/12/28/post-8082/

https://kokuminrengo.net/2023/09/05/post-7812/


▼参加を希望される自治体議員の方はこちらからどうぞ♪

https://req.qubo.jp/kokuminrengo/form/OanG9aIC


この組織の代表は、確か和ハーブの方の講演を見に行った農業イノベーションの総合講演会で名刺交換した方です。今回の自治体議員連盟代表の【北口雄幸】北海道議会議員です。


▼北口雄幸 北海道道議会議員

https://www.facebook.com/profile.php?id=100005834470895


どこかで聞いたことのある名前、【広田まみ】北海道議会議員。有機農業によるオーガニック給食の全国導入や、化学肥料によるCO2の増大を日本から改めるべきとの難しいテーマを説得力ある言い回しで表明、声も力強く、まさに私達の代弁者だと思いました。


▼広田まみ 北海道道議会議員

https://www.facebook.com/mayumi.hirota.94


十分にやって来たとか、種子法廃止の経緯まで説明して逃れようとする役人を、最後にグッと本題にフォーカスさせる【清水敬弘】北海道議会議員の、テキパキとして求心力のある4つの問題提起も素晴らしかったです。欧米並みの所得保障の要求は決して。荒稽無唐なものではないと感じました。


▼清水敬弘 北海道道議会議員

https://shimizu-takahiro.net


他、【原竹岩海】福岡県議会議員が未来投資会議の愚かさに言及し、種子法廃止の愚かさ、半年程度で投資の観点から勝手に決める問題じゃなかったはず、と省庁の詭弁を軌道修正してくれました。


▼原竹岩梅 福岡県議会議員

https://www.facebook.com/haratake.info/


共産党宮城の【小沢和悦】大崎市議会議員が「農家の誇りを踏み潰してきた、今までの誤った農政」を指摘、改めるよう要求しました。宮城で一万以上あった農家が今や4000以下になった事実から目を逸らせない。ハッキリ言ってこれまでの農政は成功の跡を残していないと。三重の議員さんも正当性を語気強く訴えられました。


▼小沢和悦 大崎市議会議員

https://ja-jp.facebook.com/ozawa.kazuetu/


上尾市議で有機農家の、車イスの女性は、国の有機農家を増やしていく方針に沿って現状を話し、有機栽培には月日がかかるので何らかの収入保障がされれば取り組む人も必ず増えると訴えました。


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省庁は自らの立場を語り、水田への給付や畑からの農作物の買い取りなど、既にある直接給付制度の説明をし『米自体の買い上げだけは世論が認めない』などと、アレルギー被害で米回帰している国民を尻目に 、何だか与党寄りの言い訳をしました。また、元の強面の職員に種子法廃止の経緯説明という、欺瞞だけにほとんど聞いても意味の無い言い訳をさせました。


経済産業省、あの裏金西村のせいですね。それと。。。


最後の方で、金子恵美NC大臣が、まとめ3本審議に入れられていた農業基本法を、なんとか切り離すことに成功したと報告されました。これは凄い‼️野党第一党の誇りをかけて機会を開いてくれましたね。


▼金子恵美 衆議院議員 立憲民主党NC農水大臣

https://www.facebook.com/kaneko.emi.fukushima


金子大臣は一時中座したので、役人の説明を聞いていたわけではないのですが、役人の詭弁を張り倒すに十分な内容の洞察をお話されました。それも役人に背を向けて。笑。


また、金子大臣は戻って来られた際、予算委員会で農業者の自殺の状況を取り上げ、総理を叱責した小山展弘議員を連れて来られました。山田正彦先生が頼りになさっている議員の一人です。


▼小山展弘 衆議院議員

https://www.facebook.com/people/小山展弘/100003478043909/?ref=tn_tnmn&dl_redirect=1


最後に、東大の鈴木宣弘教授が、『タネだって輸入している。自給率を考える時に、国産のタネでないのであれば、本来はそれをカウントすべきではない、(すると自給率は11%)。だからして、ここで種子法の廃止の経緯を得意げに語るべきではない』と嗜めました。


▼鈴木宣弘 東京大学教授 (元農水省官僚)

https://www.facebook.com/nobuhiro.suzuki.353


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省庁役人のうち、一番長くお話をした責任者が、「食糧が本当に足りなくなった場合は」とお話しされているのが気になりました。


外国からの輸入で回っている状態は「足りてない」事ではないのですか?有事に関してリアリティが余りにも足りていないのではないか?本当に心配になりました。「歯車としての仕事を完遂するだけで精一杯。睡眠時間は三時間なんだ、誰か誉めてよ⁉️」


誰かに優れていると褒められたい?いや、公務員は命令通りに仕事をするのが鉄則です。だけど官僚の皆さんが考えることを抑制してそうするうちに、日本の国の事情は悪化していきます。


それでも、現場の人々の話を本当に我が身として聞いてからが、本来の国家公務員です。与党が連れてくる御用学者や偽農家、大規模農家やアグリ企業が農水省を訪ねてきてくれたとしても、役人ならば自ら無差別に田んぼに向かわなくては。自分達から出向く方です。で、法案を見せてどうですか?と訊かないと。。。


終わってから、実際、私は責任者の隣に座っていた感じのいいエリートマンに声をかけました。築地市場の設計にあたり、仲卸の魚屋と街の魚屋の話を丁重に丁重にヒアリングし、欧米の最新建築技術を輸入してそれを落とし込み、あそこまでフレキシブルで道理の叶った築地市場建築を実現した大正時代の東京都の公務員の話を持ち出しまして、


『あなたたちも昔の公務員の様に、もっと現場へ行って平素の農業者と話をしてください‼️』と言ったら、彼は慌てて『担当は僕じゃないんで!』と席を立つ始末でございました。せっかく上り詰めてエリートと呼ばれながら、単なる精神持たずの仕事ロボットでいいのか、片手落ち?って言葉を甘受出来るのか?


両者の間で苦しむのならその仕事は立派なものである。

褒めてあげますよ。国民が。


ブラジルのバーデン・「オッサーニャの歌」の歌詞にあるんです。

<もし貴方が苦しむのなら、その愛は良いもの(本物)である>


だから、貴方が苦しむのなら、それは国民に対し愛のある仕事。


↓作曲者バーデンパウエルとコーラスにクワルテートエンシー

https://youtu.be/B6445JAN5-M?si=evI2fQChLw0VerT7

黒人のアミニズム教カンドンブレの雰囲気の濃い作品です。


その歌の歌詞のクライマックスはこんな風です。


<行け、行け、行け(誘惑の声)

<いや、(その方針には)行かない。

僕はそんな人間じゃないんだ。

愛ある会話が止められてしまった日を覚えている。

それを忘れる為になんか行かない


僕が『行く』(承諾する)としたら

それは新しい夜明けの時に

愛のある道が見えた時だけ。


↓エミリオ・サンチアーゴとホーン大編成

https://youtu.be/5b_G8r8_BMI?si=4mV0jO_Kw37jGBFN

コレも歌の心が伝わって素敵!!


ぜひ、過去にお別れした尊敬できる先輩を思い出してください。


大きな会議室は徳永議員の名前で借りられていました。


司会は上尾市の坂東知子議員でした。坂東さんは長すぎる役人の言い訳を止めてくれて好感度高かったです。笑。「国債発行すれば出来ますよね♪」と最後に一押し。れいわの議員かと思ったら、結局は無所属で当選された方のようですね^_^


※ ちなみにこの会のお世話役は、『自主・平和・民主のための広範な国民連合』という組織でした。(プラットホームとしてそこが連絡先になっていました。)


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食糧自給の確立を求める、自治体議員連盟の要望書、

要望部分要旨をクミチャンネルがアレンジしてお伝えします。


1、国内生産による食料自給を達成した事がない農水省。年度ごとに食糧自給率の目標数値を明確にせよ。その達成に向けた進捗状況を国民に公表し、共に考え、本気であれば、その実現のために農業予算を大幅に拡充せよ。本気であれば必ず、具体的施策を展開せよ。


2、欧米並みの直接支払制度の拡充を急げ!政府買い上げによる「需要創出政策」を早急に打ち出せ!価格誘導転嫁政策だけではとても間に合わない!農業者は、肥料や飼料・エネルギーなどの生産資材の高騰により、大変厳しい経営を余儀なくされているからです。失敗であるこれまでの農業行政の結果を真摯に受け止め、その責任を認めて賠償でリカバリーするくらいの義務はあるはず。


3、有事の際の増産命令と供出の義務付けを改め、罰則規定は改めよ!フォローもして来ないで、スネを齧りまくり、冷遇し、閉業をすすめ、増える経済難自殺を放置しておいて罰則とは何事だ!!


4、政治家集団でもないダポス会議を眞に受けて、規模拡大や効率化にばかり補助をつけようとするのは短絡的で滅びに通じる。自然と人間界の付き合いの中で必ず必要になる「哲学」を農家は見極めて仕事をしている。これ無くして里山の維持はあり得ない。


里山が維持できなければ、豊かで安全な日本人の生活は立ち行かない。国民の食糧を安定的に提供するには、多様な農業経営体が必要である。小規模農業、家族農業を守る事は国連でも提唱されている。山間部を網羅し、農業の哲学を守る為、家族経営農業に手を差し伸べる事を省く事は許されない。


大切なのは土の中の微生物を大切に扱うことの出来る心であり、言わば目に見えない部分であり、これ無くして傷んだ身体を治癒することのできる神の賜物、健全な食物は作れない。哲学とは地球に生きる者の掟であり、植物や土が有している。


地球が発展してきた愛と循環の法則とその為の規範「哲学」無くして、地球上に生き延びる事はできない。家族農業を守れない農政は、海外資本家の為のものであり、貢がれたパーティ券裏金の成果とも言える考えだ。


5、戦争などの理由により、海外から種の供給を止められた場合、現在38%の自給率は、なんと9.2%まで落ち込んでしまうとの試算がある。大事な種を国内で生産・循環させる仕組みを早急に確立する必要がある。


パーティ券裏金の献金の成果や、海外資本家や国内外カルトの脅迫で、政治家の判断が歪められ、筋の通らない言い訳に粉飾されて、ゆくゆくは国民の命を止め、実験台国家への道を歩む決議が平然となされた。僅かな審議時間で真意も明かされず可決した、種子法廃止と種苗法改正である。


種子法の廃止で国民の食糧を守る体制が崩されただけでなく、種苗法の改正により、自由経済圏国家には有るまじき、独占禁止法を無視した体系が敷かれつつある。国内財閥系メジャーの看板を纏っているが、その奥にいるのは日本国民を不自然な食物で人体実験に対象にしようと目論んでいる海外資本である。本来、憲法に反く法律は法制局を通過しないはずであるが、買収と汚職が渦巻く三権分立放棄の現政権では何でも起こりうる。


バイエルン内のモンサントが世界の種の9割を我々が支配していると豪語する。実際、日本の国内流通の種も、ルーツのわからない海外生産のものが多勢を占めてきている。地球上に生きる者は、その循環の法則により哲学的に完璧に設計され、その土地や風土とのコラボレーションで生える植物を食して生かされて来たのである。何代もその土地で土壌を追求し、其々の農家が進化させた種を彼等から取り上げ、ゲノム編集と工場で生産された機能性と呼ばれる種を強制的に使用させようとしている。


人間の自惚れは細部への循環の配慮に満ちた創造主の仕事を越える事はできない。桁違いの価値を持つ高価な種を追い出して、国民を貧しくしながら徴税し、海外資本家の儲けに寄与する必要はない。彼等が本当に望むのは、実験台としての日本と、国境を取り払う事であるはず。


6、本気であれば、みどりの戦略に示されていた、「農地4分の1」である100万haを有機農業へと拡大するロードマップ早急に、具体的に、明らかにすること。有機農業を推進する力として、学校給食の意義を捉え直し、必要な財政措置を講じる行動を見せて欲しい。


給食に使う有機食材を自治体が買い上げ、資源を循環させていく本来の人類の知恵に帰結するべき時である。食糧安全保障のために農家を支えることができ、持続可能な地域の農業経営を確立でき、貴重な子供達に対する健康安全保障を追求できる。


また、有機農家の売上を支える事は国の方針を明らかに国民に伝え、子供達の農家さんへの感謝の気持ちや食への喜びが伝えられ、農業へ参加の授業がなされるなど、生産者に循環するポジティブなエネルギーを創出する事で、安全な食と環境を求めて若い夫婦が移り住み、自治体の人口は自然に増えるという実績が多く報告されている。


7、新規就農者をどの様に増やすか?労働力には外国人を当てていきたいという政府の目論見はさておき、若い人々に就農してもらうには、まずは平均より上の所得が保障される事が急務である。もはや、世の中を悪くする事や虚栄を助けるための税金支出など許されない。


収入が保障され、平均より少し良ければ、若い世代は喜んで知恵を出し、いかようにも各地で農業を経営していく。環境教育も行き届いている昨今であれば、皆自分で調べて良いものを作っていく。従来の、素直な農家さんを卑下し、政治的に下流に置くような体制は終わらせなければならない。


これ以上、農家の戸数を減らす事なく、海外資本ではなく、若く優秀な方々に事業継承を促し、猛スピードで体制を立て直す必要がある。

転載終わり