☆タ・プローム(Ta Prohm)/カンボジア旅行 | ENDLESS STORY

本日午前中の観光のメインは、ここタ・プローム

数ある宮崎駿作品の参考になったと言われる名所だけに、期待もグッと高まるものです。


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ライ王のテラスから南東に約3km離れたところにあるタ・プローム


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門をくぐると、一気に現実世界からシャットアウトされる。


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鳥が運んできた種子が、遺跡の合間から立派に成長。

自然の力を明らかにするために、樹木の除去や本格的なつ見直しなど

修復の手を下さないまま据え置かれている。


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岩の合間に入り組む樹木の根っこ。

わざわざこんなところまで這いつくばらなくてもいいのにね~。


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ここタ・プロームは、東西約1,000m、南北約700mものラテライトの壁に囲まれた広大な敷地の中にあり、

当時、僧院には5,000人あまりの僧侶と615人の踊り子が住んでいたそうです。


創建後、幾度と増築が続けられたそうで、周壁の内部は迷路のように入り組んでます。




ではでは、早速、自然の芸術品“榕樹(ようじゅ)”を見てみることに。


ラブラブ大蛇のように見えるもの

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ラブラブ血管のようにからまる木

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ラブラブにくいこむ木
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ラブラブ壁に食い込む木
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木の枝が拳に見えて、人間が仁王立ちしているように見える。



ラブラブ木の中に眠るデバダー
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いつの日か見られなくなる時がくるのだろうか……。



ラブラブお尻のように見える木
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ラブラブ中央祠堂にある金銀財宝の謎

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碑文には仏像や金銀財宝をはじめ、貴重な品々が納められていたとあるそうで。

この穴ぽこは、当時、宝石やガラスが埋め込まれていたと想定される。

天然陽に反射する宝石たちの輝きは、さぞや美しかったんだろうな~。


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自然の産物に夢中になりすぎて、レリーフやデバターに注目し忘れてたんだけど

タ・プロームのデバターは彫りが深くて美しいらしい。

うーん、残念あせる




メモタ・プロームのメモ(現地掲示板を転写)


この寺院、今日ではタ・プロムすなわち「プラーフマ翁」という名称で知られていますが、

創建当初にはラジャヴィハラ、すなわち「王家の僧院」と名づけられました。


1186年、ジャヤヴァルマン7世は寺院建造に際して、いくつかの仏像をここに奉献しました。

その中で最も重要な尊像が、「智慧の完成」を体現する女尊、

王が実母になぞらえたプラジューニャーパーラミター(般若波羅密陀)の像と言われています。


王はそのわずか数年後、自らの宗教理念をさらに明確に顕現させようと、

実父になぞらえたローケシュヴァラ(観世音善薩)を祀る別の寺院、プレア・カンを建立しました。


王の宗教感は広義としては明らかに大乗仏教の範疇ですが、より厳密に言うと、

ジャヤヴァルマン7世の代に特異なクメール仏教の理念であり、解釈には慎重に期すべきところです。


たとえばヴァハラ(僧院)という言葉ですが、

当時の用語を近代のテーラヴァーダ(上座部仏教、小乗仏教の1宗派)の理念で解釈すべきではありません。


けれども一方で、この四周を石壁に囲繞された1km×700mの広大な境内は、

近世以降の僧院であるヴァット(上座部仏教寺院)に近い性格をもつと解することもできます。


つまりこの外周壁の内奥では、様々な位階に分かれた僧侶など夥しい人々が集い、

ひとつの教団を形成していたはずだからです。


なお通常この寺院を見学する際には、西側から入って伽藍の中央へと向かいますが、

正規の入り口は東側だということを忘れないでください。