お次は、象のテラス。
創建者は、ジャヤヴァルマン7世。その後ジャヤヴァルマン8世が改修。
12世紀末の建物です。
バイヨンからあるくこと約300m。私たちを出迎えてくれたのは、3頭の象さん。
ハスの花を摘む鼻を柱に模してます。
ヤモリですーー!!
ベトナムはじめ、カンボジアではよく遭遇したもんです。
日本同様、家の守り神として共存していました。
ヤモリを見ると、高松に住んでたことを思い出すなー。
どこからか家の中に入り込んだヤモリに驚き、ヤモリが動くたびにおののき…。
爬虫類の目って、どうも苦手。
壁一面には、象に乗った象遣い達が描かれてます。
実際に、象を使った狩りはクメール時代にも行われていたとのこと。
3頭の象さんの北側にあるレリーフは、ガジャシンハ(*1)がテラスを支えています。
象のテラスの東側には、12棟の建物が並んでます。こちらがプラサット・スゥル・プラット。
通称、綱渡りの塔と呼ばれていて、王宮前広場に集まった観客のために綱渡りを見せたという話も。
真偽は不明で、裁判所として使われてたとか、王に誓いをたてる場所だといった諸説あり。
なぜに12棟もあるのかというと…ガイドさんの説明によれば2通りの説があるそうで。
1つは、干支。“今年は子年だからここ”みたいな。
もう1つは、時刻。“今は12時だからここ”みたく。
いずれも真偽は不明です。
ガジャシンハ
ライオンとガルーダ(*2)が一体化した架空動物
ガルーダ
インド神話に登場する怪鳥で、金色の羽をもち、天界を巡る太陽にその起源があるとされる。
ヴィシュヌ神の乗り物で、聖なる鳥として知られており、
体は人間の姿、頭とクチバシ、翼と爪だけはワシの形を示す。
ナーガの天敵で、彼らが格闘する姿を描写した場面が壁面彫刻に多くみられる。